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久しぶりにザッパの「黙ってギターを弾いてくれ」を聴く 2020年04月13日

Frank Zappa

コロナ騒ぎで外出ができないため、ギターを弾いているが、やっぱり回り回ってザッパのアルバムを聞くようになった。今聞いているのは「Shut Up ‘n Play Yer Guitar」、「黙ってギターを弾いてくれ」であります。全編ギター・ソロを集めたアルバム。歌なし。ギター弾きが聴き込むには面白いアルバムだと思うが、楽器に心得のない人が聞いても退屈なインストでしょうな。

しかし、3枚組のアルバム表題曲、

「Shut Up ‘n Play Yer Guitar」
黙ってギターを弾いてくれ

「Shut Up ‘n Play Yer Guitar Some More」
黙ってギターをもう少し弾いてくれ

「The Return of the Son Shut Up ‘n Play Yer Guitar」
黙ってギターを弾いてくれの息子の帰還

という適当な曲名の演奏はすべて「One Size Fits All」というアルバムの1曲め、Inca Roadsのライブの時のギターソロの別アレンジという。なかなか恐ろしい。しかも日を開けてというわけではなく、同じ会場の連続三日間の別テイクとのこと。どんだけアドリブというかフレーズの引き出しもってるんだろうこの人。

しかもギターもバック演奏も音が良い。ちゃんと聴き込むと各パートの演奏が非常にクリアでタイトで楽しめる。すげえなあ、と思いつつもこれをコピーしていこうとはなかなか思えない。。。このアルバムの採譜をやった変態が若かりし頃のスティーブ・ヴァイというのもいいエピソード。

Frank Zappa on Steve Allen Show 1963 2017年12月20日

Frank Zappa Late Night with David Letterman June 16, 1983
https://youtu.be/DjMO_ewZxIQ

Youtube でボケーっと適当に流れてるのを見ていたら偶然にもこれが流れた。

どうやら Frank Zappa が Mothers でデビューするよりも前の映像で Steve Allen Show というテレビ番組に出ています。自転車を演奏するというパフォーマンスをやってますが、その将来を見て取れる音楽性ですな。。。

いやー、こんなビデオがまだ残っているとは思ってなかった。まあ楽しいもんではないが非常に珍しいもんはあります。

ヒゲの生えてないザッパを見れるのはこれぐらいじゃないかね。

神保町楽器カフェで Frank Zappa 70’s クロニクル 2017年12月04日

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日本に戻ってきてから、 Spotify で音楽聴いてたらザッパの Hot Rats のアルバムが 2012 年のリマスター音源でまるで新しいアルバムかのように見違えておりまして、それ以降ザッパを聴き続けております。そしたら facebook で東京でザッパの映画を爆音上映会するとのお話があって出かけることになりました。

12 月 6 日の神保町、楽器カフェなるイベントスペース?でザッパの 70s クロニクルというドキュメンタリー番組を上映するらしい。どうも映画ではなかった。

楽器カフェ
http://gakki-cafe.com/

そして当日、いそいそと会社を定時で脱出し、神保町に向かうも、該当のビルにはそんなに大人数を収容できるようなイベントスペースがあるようには見えない。。ただのオフィスビル。。意を決して階段を登っていくと 「楽器カフェ」。 ただ単なるオフィススペースを使ってプロジェクタで 100 インチほどのスクリーンに映像を写しているだけ。スピーカーも YAMAHA の 2ch スピーカー。それもそのはず。このイベントめちゃくちゃ安くて 1,000 円のチケットと 500 円の 1 ドリンクのみ。そして駆けつけたお客さんは我々含めて 6 人!ガラッガラ。

そして上映時間が 2 時間 40 分というとてつもない長さ。その 2 時間 40 分で語られるザッパの活動期間は 1969 年から 1972 年まで。まあアクティビティの多い人だから成り立つのかもしれないけど、この長さはなかなか疲れる。

会場は暖房がしっかりしてないのか、省エネなのか底冷えのする寒さで、椅子も結構シートの硬いものでケツと腰が痛くてなんどもなんども座り直したり、足を組み替えたり。。。せっかくチケットに 1 ドリンク強制で付けたりするわりに、会場を歩け回れるようにしてないおかげで上映が始まったらビール買いに行くこともできない。。。もうちょっと仕組み考えた方がええで。。。

上映する番組もどうも Music Air という CS の音楽チャンネルの放送番組を録画して流しているようで楽器カフェは Music Air と組んでるのかな?とはいえ来客数 6 人は悲しすぎるところもあるのだが。。。

IMG_3970

【ミュージック・エア・シネマ】フランク・ザッパ:70’sクロニクル | 楽器カフェ
http://gakki-cafe.com/events/event/%E3%80%90%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%80%91%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%83-2/

ミュージック・エア – 洋楽ライヴ、ドキュメンタリーなど貴重映像満載の音楽チャンネル!
https://www.musicair.co.jp/

しかし、ザッパの映画の内容は面白く 60 年代マザーズの解散を皮切りに Hot Rats 、そしてフロー & エディを迎えた 70 年代マザーズの誕生から Waka Jawaka 、 Grand Wazoo までを描く ( と言いつつ、 Waka Jawaka と Grand Wazoo が語られるのはちょっとだけど。。。 )。この番組見てから Hot Rats に続いてこの2枚がまた大好きになってしまいました。

20年経って聴く Hot Rats はまるで別のアルバムのよう 2017年11月19日

日本に帰ってきてから自分の持ってる200GB弱のmp3ライブラリをリストアするのが大変で、Spotifyを契約して音楽を聴いていますが、つい最近久しぶりに
Frank Zappa の Hot Rats を聴いてみたらエラく音が変わっていたのでびっくりした。まるで別のアルバムかと思うぐらいに音が変わっていて、調べてみるとWikiに以下のようなリリースヒストリーが載っていた。

1969年 Bizarre Recordからアルバムリリース
1973年 Reprise Recordからリイシュー(たぶん同音源)
1987年 CDリイシュー用にザッパ自身でRemixしてRykodiskからリリース
1995年 ジャケットアートワーク再現版のCDリイシュー
2008年 アナログオリジナル音源のリマスターワーク
2009年 2008年リマスター音源使用の限定版LP発売
2012年 2008年リマスター音源使用のCDリイシュー
2016年 Bernie Grundmanによるリマスター音源で180グラムLPリイシュー

Hot Rats – Wikipedia

2017年現在のSpotifyで聴ける音源はたぶん2008年のオリジナルアナログ音源を使用したリマスタリング音源だろう(もしかしたら2016年のLPリイシュー向けリマスター音源の可能性もあるけど、それからmp3へは持ってこないだろう。。。たぶん。)。しかしネットでmp3買う時ってそのmp3の音源がどのバージョンのものを使っているのかまったく明示されていないので非常に不便である。

ま、それはいいとして、この2008年リマスター音源が非常によろしい。僕らが大学生の頃に熱心に聴いていたCDの音源は1987年のザッパ自身がやっていたRemix音源でしょう。1995当時に聞いてた時は日本盤もリリースされていてザッパRemixの証拠としてCDの背にFZマークがついていたような。。。1987版と比べるとこの2008版は空間系の音埋め処理がほとんどなく、それぞれの楽器の演奏の分離感と各楽器の音が生にクッキリしていてライブ感が強い。1987版はもうちょっと全体がなんかモワッとした印象。そしてググってみたらやはり皆さん昔の音源と全然違う!でも面白い!と書かれていて同意。ただ、個人的には1987版からリズム・ギターの一部など別テイクが被されているような気がするんだが、誰も書いてる人が居らず。。。気のせいか??

とりあえず2008年音源使用のHot Ratsは非常にオススメ。1987年音源のものよりも断然ジャズ・ロックという印象が強くなるリマスタリングです。ここ1週間ぐらいずっとヘビロテです。

Frank Zappa – Hot Rats at Discogs
↑ Discogsではリイシュー盤それぞれのカタログナンバーを確認できる。

Hot Rats – Zappa Wiki Jawaka
↑ Zappa Wiki Jawaka ではさらに詳細情報を確認できる。JANコード(バーコード)も載ってるのでこれでAmazonで売ってる盤のバージョンを確かめられる。

HOT RATS [12 inch Analog]
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↑ ちなみにこちら2016年のリイシューLP

Hot Rats
Hot Rats

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↑ こちらは2008年音源使用の2012年リイシューCD。

Beat the Boots! インクジェットプリンタ 2016年01月08日

btb

年末にいくつか記事を書きましたがなぜかインクジェットプリンタの連続インク供給システム、いわゆるCISS(Continuous Ink Supply System)に興味が出てずっといろいろ調べている。んで、しつこくまだ記事を書くわけです。

PCショップなどを見た結果、結局今現在ではEpson、Brother、Canonなどの大手メーカーが純正のCISSプリンタを出している。ムクダハンに行った時にPCショップを覗いたらCanonのG2000があってこれがなかなかスマートな形のCISSプリンタだった。

2014年にEpsonがメーカー純正CISSプリンタを日本はとりあえず除いて東南アジア各地(フィリピンやタイ、ラオスなど)で始めて今ではhpを除くほぼすべてのプリンタメーカー大手はCISSプリンタを売り出していることになる。多分これからインクジェットプリンタはどんどんCISSのシェアが増えて普通のインクカートリッジ式はなくなるでしょう。印刷コストが20倍ぐらい違うんだから多分そうなる。

んで、インクジェットも今使うのであれば

白黒インク:顔料インク(Pigment Ink)
カラーインク:染料インク(Dye Ink)
連続インク供給システム

という構成が一番使いやすいんじゃないでしょうか。カラーインクによく使われる染料のものと違って顔料インクはインクが紙に染み込まず紙の上に乗るような形でにじまず黒文字がくっきりと印字されて綺麗らしい。しかも耐水性があるので印刷した紙が水に濡れても文字が流れない。ビジネス用インクジェットプリンタではこの顔料インクが人気があるとのこと。カラーもビジネス用だと黒+CMYの4色で十分。

昼間いろいろ自分のBrotherのプリンタでfast print mode、best print mode、ink save modeなど印刷結果をテストしてみた中で判明したのはBrotherのCISSシステムの黒インクは顔料が使われてますな。実際に印刷結果を濡らしてみて文字が流れないことも確認。他の色はしっかり流れてました。(補充用インクボトルにもそのパッケージにもボトル内のインクの量もどんなインクかも何も説明がなく、ただ単にRefill用黒インクとしか書かれていない。。)

インクジェットプリンタでも白黒の印刷なら今ではかなり印刷速度は早く、自分のやつだとfast modeで白黒で1分間に最大27枚も刷れる。(カラーで10枚/1分)この程度のスピードで刷れるなら十分ビジネスでも使えるレベルだと思うな。印刷コストは安いし、これからはもっとインクジェットも見直されるでしょう。昔からCISSはあったもののジャンク感溢れるプリンタ改造の見た目から壊れやすい、ヘッドがすぐ詰まるなどの悪評があったがメーカーが純正で出してくるんだからレーザーでなくてもいいんじゃないかと。本体買う時の初期費用が安いし。

ただ、残念なのは日本ではどのメーカーもCISSプリンタを出しておらず、AmazonなどでCISSのDIYキットを見かける程度。見た目のジャンクな感じやインクという水ものを扱う性質上、今まで見たこともなければ使ったこともないユーザーさんにはかなりハードルの高いものでしょう。

amazonでも並行輸入でEpsonあたりの純正CISSプリンタが売ってるのでこの辺がおすすめです。ちょっと本体が高いんだけど、ランニングコストが馬鹿みたいに安いのでよく刷る人ならすぐにインク代で元が取れます。その構造も結構面白いので興味のある人は一台買ってみると楽しめると思います。

↑ EpsonのCISS複合機。

↑ Brotherのプリンタも国内販売されてるモデルをこのCISSカートリッジにすればいいと思う。BrotherのこのタイプのCISSはカートリッジ入れ替えるだけなので非常に簡単。

A4モノクロレーザープリンタのランニングコスト- プリンター・スキャナー | 教えて!goo
↑ レーザープリンタとインクジェットの違いが書かれていて結構面白い。確かに以前持ってたレーザープリンタは印刷した紙が熱でロールしてクセが付いてて使いにくかった。

昔Frank Zappaがライブの音声を勝手に録音したり、テレビで放送するために高音質で録音したライブ音源をアーティストとは関係ない連中が勝手に販売して金を稼ぐいわゆる海賊版ビジネスに手を焼いていた頃、そういった販売の締め出しを行うのではなく、逆の発想で、ちゃんと聴ける、アーティストも納得できる音質に仕上がっている音源を逆に正規のルートから別途販売してアーティストに金が入るようにしてしまうというBeat The Boots(ブート版をやっつけろ)シリーズが発売されたが、このインクジェットプリンタの動向を見ているとそれを思い出した。第三者が本体改造してるのをそのままメーカーが認めて純正でハードを出すという逆転現象。中々面白い。賞賛すべくは先頭を切ったepsonが以前のようなインクカートリッジ販売みたいな高利益なビジネスパターンから薄利なインクタンク式に降りて来たことだと思います。

いずれにせよこ他のメーカーも追随してバンバンインクタンク式を出してくるんだからこれでも品質的には問題ないはずで、いずれこうなる流れだったでしょうから先発の方向性の切り替えは英断であると思います。

だからインクぐらいはメーカー性を買うべきですな。たぶん、普通の人が使う分にはインク一本一年かけても使い切れない気がする。。