久しぶりにザッパの「黙ってギターを弾いてくれ」を聴く 2020年04月13日

Frank Zappa

コロナ騒ぎで外出ができないため、ギターを弾いているが、やっぱり回り回ってザッパのアルバムを聞くようになった。今聞いているのは「Shut Up ‘n Play Yer Guitar」、「黙ってギターを弾いてくれ」であります。全編ギター・ソロを集めたアルバム。歌なし。ギター弾きが聴き込むには面白いアルバムだと思うが、楽器に心得のない人が聞いても退屈なインストでしょうな。

しかし、3枚組のアルバム表題曲、

「Shut Up ‘n Play Yer Guitar」
黙ってギターを弾いてくれ

「Shut Up ‘n Play Yer Guitar Some More」
黙ってギターをもう少し弾いてくれ

「The Return of the Son Shut Up ‘n Play Yer Guitar」
黙ってギターを弾いてくれの息子の帰還

という適当な曲名の演奏はすべて「One Size Fits All」というアルバムの1曲め、Inca Roadsのライブの時のギターソロの別アレンジという。なかなか恐ろしい。しかも日を開けてというわけではなく、同じ会場の連続三日間の別テイクとのこと。どんだけアドリブというかフレーズの引き出しもってるんだろうこの人。

しかもギターもバック演奏も音が良い。ちゃんと聴き込むと各パートの演奏が非常にクリアでタイトで楽しめる。すげえなあ、と思いつつもこれをコピーしていこうとはなかなか思えない。。。このアルバムの採譜をやった変態が若かりし頃のスティーブ・ヴァイというのもいいエピソード。