90日レポートの日数計算スクリプトを書く 2018年09月10日

Pythonの勉強をしてる中で、タイに長期滞在してる人間なら必ず必要なタイの90日レポートの計算スクリプトを書いたんですが、ウェブを検索してもそれらしい機能を提供してるサイトがなかったのでどうせならウェブに載せるかと考えておりました。

スクリプトとして持っているPythonのものをそのまま使いたかったんですが、Pythonをウェブ上で動かそうと思うと勉強不足かもしれないですがちょっとめんどくさそうなので、アプリと言っても日時、時間を扱うクラスしか使わないのでJavaScriptでいいかと思い直して単純にJavaScriptで書いてみました。まあやってる内容が内容だけにすぐにJavaScriptで作り直せましたが、たぶんちゃんとやってる人が見たらもっともっと短いコードでかけるんでしょうな。でもとりあえず動きます。

CSSも使わずにそのまま表示するだけですがタイに入国した日を入力してボタン押せば90日後の日付とレポートを受け付けてもらえる期間の日付を表示してくれます。作るまでもない機能かもしれませんが、はっきりと日付だしてスケジュールに入れたいときとかには自分では一応使うかな?というような感じです。

こういう細々したものを自作していると非常に楽しいです。

Just Simple 90days Report Calculator
https://www.yamagiwa2000.com/r90.html

90日レポートオンライン申請が復活しているようだが、ホントに使えるのか?? 2017年08月31日

どうやらタイのイミグレでやってる90日レポートのオンライン申請が復活している模様。

タイに住む外国人は滞在期間90日ごとに現住所をイミグレに登録しないといけない規則があり、イミグレオフィス現地で申請登録、郵送での申請登録、オンラインでの申請登録という方法が用意されていた。

そもそもITの仕事をしている僕なので当然ながらオンラインで済むものはオンラインで済ませたいと思ってトライしたのだが、、、

タイ在住者の義務、90日レポートのオンライン申請 2016年08月29日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

いやー、これはキツかった。結局の送信画面までたどり着けなかった。何をやってもうまく次の画面に進んでくれませんでした。

90日レポート郵送手続きの返送が来た 2016年12月27日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

結局は自分もオンライン申請を諦めて郵送に切替ました。郵送は非常に安心かつお金も時間も取られずに対応できる非常にいい方法でした。今までトラブったことなし。悪魔のオンライン申請は忘れておりました。そうしたらいつの間にかイミグレのサイトから90日レポートオンライン申請のリンクが切れて使用不可状態になっていました。

そして私はもう後2週間でタイランドを去るというタイミングでこんな記事が。。

90日レポート・オンラインが復活(か?)|タイのビザ情報と日誌

一旦申請フォームへのリンクが削除されていたイミグレサイトですが、そのリンクが復活。改めて見てみましたが以前と何も変わっていない。内部のロジック修正したのかもしれないがホントに使えるようになったのか疑わしい。僕はもう本帰国間際なのでこの90日レポートオンライン申請を使うことができないのが残念。誰か一度試してみてほしいです。。

Great Plains LaboratoryのIgGテスト結果が届いた 2017年08月13日

さてさて、前回約300USDをかけてアメリカのGreat Plains Labという研究所からIgGという遅発性アレルギーテストキットを取り寄せた話を書きましたが、その結果がメールで送られてきました。

遅発性アレルギーIgGテストキットをネットで注文、バンコクまで到着 2017年07月31日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

Great Plains Lab の遅発性アレルギーテストキット、思った通り採血量が多くて大変 2017年08月01日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

で、いつもの通り検査結果をぜーんぶ公開。僕の健康状態はオンラインですべて公開。

Great Plains LaboratoryのIgGテスト結果

だがしかし!以外にも僕の血液からは遅発性アレルギーの反応を示す兆候はほとんど何も出ていない。。ほとんどの日本人が遅発性アレルギーがあると言われている卵でさえ、軽微な反応だけで、たぶんこのレベルは気にする必要がないと思う。

検知されたスコアで1つも”High”のものがなかった。いくつか”Low”レベルで検出されたものがあるが、たぶんこれは「あまり食べすぎないように」レベルの注意で十分なものだと思う。ちなみに”Low”のレベルで検出されたものは、

カゼイン
チーズ
牛乳
ヨーグルト
カキ

イースト菌、醸造用イースト菌

そして唯一”Low”のひとつ上、”Moderate”で検出されたものは、

カンジダ菌

でした。カンジダは性病のカンジダの原因になる体内の常駐菌らしく、この菌が大量に増殖するといろいろと体の不調を引き起こすとのこと。??しかし食い物のアレルギーに対する対処は基本的に「食わなければいい」になると思うが、さて、カンジダ菌の値が大きい場合はどう対処すればいいんだ??とはいえカンジダに関しても緊急は要しない程度のものだろうからゆっくりいろいろ考えるか。

とりあえず食べ物に関しては「カゼイン」「チーズ」「牛乳」「ヨーグルト」と言った乳製品はとりあえず食わないことにします。「カキ」はそもそも自分はエビ、カニ、貝のたぐいはほとんど食べることがないので問題なし。栗もたまに食うけどまあ気にしない。イースト菌はパンを極力食べないようにすること、醸造用イースト菌はビール飲まずにハイボール飲むようにする、基本的に蒸留酒を飲むようにする、が回答かな。

うーん、しかし今度日本に行った時にAmazonからBioTek社のIgGテストキットが購入できるはずなので(同じく約300USD)、BioTek社のテストの方ではどうでるかもう一度確認してみようと思います。。。

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SquintでSquidサーバーのログ解析 2015年10月18日

My work desk

先週末はまたまたさくらのVPSサーバーにSquidのインストール。そのサーバーはログ解析の必要があるのでなんらかSquidのアクセスログを見れる解析ツールが必要になった。

squid : Webコンテンツの配信を最適化する

アクセス解析に関してもレポート形式は様々なんで、結構求める結果を表示してくれるレポートがない。上のリンクのサイトを見ながらいくつか試しに入れてみたりしてたが、最終的に中ほどにあるSquintというツールに決定。

Leading Edge Business Solutions – Squint

このSquintはセットアップがとても楽。基本的にPerlなどLinuxのどのディストリビューションにでも標準的に入ってるライブラリだけでSquidログの解析レポートを作成してくれる。

apache(httpd)に関してもhtmlフォーマットのレポートを見る時に必要なだけでレポート作成まではhttpdのサーバーがなくても何も問題なく動きます。InternetからReachableのサーバーで常時TCP/80を開けておくのが不安、もしくはセキュリティ対策が面倒というのなら、とりあえずSquintで作成したレポートは特定のフォルダに溜め込んでおき、安全にhttpdを立ち上げられるLinuxなどのサーバーからshスクリプト+cronなんかで自動的にscpでそのレポートファイルをコピーして見れるようにしておけばこのレポートのためだけにhttpdを立てる必要もなくなります。

コマンドラインでも簡単にレポート作成できるし、配布パッケージのINSTALLファイルにある手順に従ってインストールすればcrontabへの登録も自動的に行い、デイリーでレポートを作成を自動的に作成してくれる。手順も3,4のインストールスクリプトを実行するだけで終了。とかくめちゃ簡単。

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レポート自体は古臭いtableタグを使用した色気のないレポートですが、弄れる人はCSSを弄って見た目はもうちょっとマシにできるんじゃないかな?

凶悪―ある死刑囚の告発 「新潮45」編集部を読んで 2013年09月07日

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日本に一時帰国した際に大学の時の友人たちとメシを食いに行って、映画「冷たい熱帯魚」の話になった。その時に友人から教えられたのがこれ、文庫本「凶悪」。kindleで551円。

これもまた、「冷たい熱帯魚」同様、現実の殺人事件をベースにしたストーリーで映画化されている。ちょうどこれから公開になるはず。この凶悪は殺人事件で逮捕、服役中の犯人がジャーナリストに対して警察が感知していない余罪を告白しだして、その中心人物だった「先生」と呼ばれる男を逮捕させるための復讐劇と、ジャーナリストが告白の検証、裏付けなどに奔走する姿、警察に上申書として3件の殺人事件の報告書を上げ、先生逮捕に至るまでの警察の動き、メディアの動きを追ったもの。

実際に読んでみると、以前読んで強烈な印象を持った「冷たい熱帯魚」の愛犬家殺人の話とは異なり、この「先生」は実に冷静で食い物にする相手を選ぶ感覚も、家族がすでに全員死亡して子供もいない孤独な資産持ちの老人や、素行が悪く家族からも鼻つまみにされている会社社長が経営が行き詰まり、借金まみれになっているところに整理してやると入り込み土地やなんだかんだを奪ったあとに殺してしまう、また殺し方も半分アル中、糖尿病持ち、借金まみれ、の人間に過剰に酒を飲まして病死や自殺に見せかけるなど、時間と手間がかなりかかりそうだけど割に合理的で足が付きにくそうな手順を取っている。また、「先生」自体はいざ自分で人を殺さないといけないという場面では中々実行できずに未遂のまま終わってしまうなど、あくどいけど感覚的にはまだ人間として理解できる行動なのがちょっと読後の印象としては地味なところか。

愛犬家殺人のほうは死体の証拠隠滅を図るため、包丁で死体を捌いて骨と肉に分け、ご丁寧に肉の方はサイコロステーキ大にカットして、後で川に捨てた際に魚が食べたり、微生物が分解しやすいようにするという念の入り方だが、対象は人体であってこれを眈々とこなす神経が凄い。女性の死体を死姦したり、「俺は殺しのオリンピックがあるなら間違いなく金メダル」というような発言など、実に社会生活の一場面のような感じです言ってのける感覚が、この犯人の化け物的印象を深くする。

神戸の連続自動殺傷事件の犯人のように殺人という、反社会的、非日常的な行為を行うことを自分を解放する高尚な儀式とするような大義名分めいた意味付けもなく平然とここまでの作業をやってしまう愛犬家殺人の犯人はかなりの怪物だと思う。こういうのを見て(読んで)しているとごく少数だろうが、こういうまだ見ぬ怪物が今もどこかで世間の目をかいくぐってのびのびと社会生活をしている可能性を思うと結構ぞっとする。相手は日常の作業と同じ感覚で平気で人を殺すからこちらがどんだけ頭使って牽制しようが、その努力を一気に飛び越えて狂気でもってこちらにやってくるだろうなぁ。。目をつけられてしまった段階で多分一般の人間は勝ち目がないな。。。

そう考えるとこの凶悪での「先生」のマインドはあくどいけど、まだまだ一般常識人。愛犬家殺人から比べると、ショックの量は少なかったかな。個人的には愛犬家殺人の犯人のほうがもっと凶悪な人間だとおもってしまうのであります。

話の内容的にも、新潮の記者が告白を受け、その供述の検証、裏付けを行っている際の細かな動きや気持ちのブレなどがしっかり描かれているんだが、警察に上申書を提出してからは流石に警察の捜査班の中には入れなかったか、その後の経過はかなり簡略的にまとめられてるだけでちょっと中途半端。

というわけで実際に起こった犯罪の手記などを読み慣れてるとちょっと地味な印象であった書籍・凶悪でありました。後はリリーフランキーとピエール瀧という奇妙なキャスティングの映画がどんな感じなのかですな。。

次は、北九州監禁連続殺人事件の「消された一家」を読むか。。。