大自然の小さな家 2015年04月06日

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先に書いた田んぼの貯水池の魚取りですが、この田んぼの横にある小屋では、彼女のおじさんが住んでおります。

元タイ陸軍でフランス勤務をしてた事もあるらしく、退役した後は寺に入って僧侶となり、それを長いこと続けた後、彼女の実家の家族の近くで住んで欲しいという要望で寺を出て、実家から歩いて1キロの田んぼの脇のサーラー(日除け掘っ立て小屋)を手直ししながら住んでます。最近は電気も引いてきたらしく、かなり快適になったらしいが、未だに飲み水なんかは地下水のくみ上げを沸かして飲んでるらしいし、昔の人間の生活のまま、自然の中に生きてます。

上の写真の素晴らしいこと。掘っ立て小屋と小屋の下で寝てる犬と鶏。どちらも帰巣本能が強いので完全に放し飼い。あひるは田んぼの片隅に竹で策を作ってその中で育ててます。

Roosters in the rice farm

Songkran too hot also for dogs

Duck in the rice farm

脇の貯水池には魚がごまんと居ります。まさに自然の中の小さな家。一度こういう中で住んでみたいものです。基本的に思い描く老後の生活の理想に近い状態で、やっぱり田舎に土地買って畑と水辺を作るかなとも考えたりしてしまいます。。。

Toilet in the rice farm
↑ 大自然の中のトイレ。あなたはここで用が足せるか??僕は、、最近はこんなのはほとんど気にならなくなってきました。。。

魚釣りにあらず、魚取り 2015年04月05日

Snakehead fish BBQ
↑ 雷魚のBBQ

彼女の田舎に行きました。んで、その帰省の際のメイン行事、田んぼの貯水池の魚取りをして来ました。というよりかは見てきました、かな。

僕らがカノムチーン(これはまた後で書きます)の作るとこを見に行ってる間に、田んぼの水をポンプで抜いていた模様で、駆けつけた時にはすでに底の泥の部分のみ。そこに実家の男衆が入っていって、手づかみで魚を取って行きます。僕は泥の中に入れるような服で出てこなかったので上から見守り。。

Catching Fishes in the Rice farm

わいのわいのと魚取りで騒いで、わずか100㎡程度の広さの貯水池からびっくりするほどの魚が取れました。ほとんどが雷魚であるプラーチョン、他にはプラーモー、プラードゥック、プラーサリットなど。大人を2人ぐらい放り込めそうなクーラーボックスにいっぱい詰めて実家まで帰り、皆ビールとウィスキー開けながら炭火を起こして雷魚の塩焼き。

so many fishes

たっぷり野菜を用意してペッサスタイルでバリバリ食べてました。

貯水池はまた水を戻してましたが、水が戻ってくるとそこここで、バシャバシャと魚の跳ねる音が。あんだけとったのにまだ結構取り逃しがあるみたい。まあ、これらはまた来年までにいっぱい子を産んで繁殖してくれるんでしょう。

もの静かなペチャブンの街 2014年05月30日

Center city of Petchabun Thai
↑ クーデター直後だったからか、街の中心のロータリーには兵隊の姿が。

彼女の友人を訪ねてペチャブンの街までやって来ました。ペチャブン県の県庁所在地なんですが、到着する前からSNSなんかで知り合いから話を聞くに、「田舎」だと。そして実際行ってみても、やっぱり田舎。人があんまり歩いてないですな。田舎らしい静かな優しい緩い空気なんですけど、人のいない具合はちょっと前のラオスを思い出させる。

Center city of Petchabun Thai 2

Center city of Petchabun Thai 3

Center city of Petchabun Thai 4

Center city of Petchabun Thai 5

Center city of Petchabun Thai 6

そういえばペチャブンの観光地カオコーは昔、コミュニストの根城になっていて政府軍とコミュニストの間で戦闘が行われていたという。

タイは政権は変われど、今も昔も資本主義で基本的には親アメリカ方針は変わらずだと思う。そんな中、共産の分子を抱えていたペチャブン県はそれ以降中央政府からほとんど目もかけられなくなったのだろうかと夢想。コミュニスト、ラオスっぽい、というキーワードだけで思い込みしてるだけですが。。

街の中心地も小さなローカル市場があるぐらいで静かなもんです。しかしこの街、街の真ん中に近づくに従ってどんどん英語表記がなくなってくる。看板の類もタイ語オンリー。これは海外からの旅行者はしんどいかもね。

彼女の友人いわく、結構外国人居てるよとは言ってたが、それは多分カオコー(山が続くなかなか景色のよいエリアでタイ人にも人気のある観光地)だけで、ペチャブンの街中は外国人なんてほとんど居なかった。白人は一人も見なかった。

地球の歩き方、Lonely Planetを見てもペチャブンは載っていない。観光産業からフレームアウトした街ペチャブン。

Night Bar of Petchabun Thai

Band playing in the night bar in Petchabun Thailand

晩飯に彼女の友人と街中のちょっと大きな飲み屋に行ったが、ここもまた内装が古臭くて、まるで昭和40年代の古ラウンジといった風情。

このままホテル帰ってテレビつけたら味園ビルのキャバレーユニバースのCMとかやってそうな静かないなたい夜。そんなペチャブンでした。

タイに居て7年。久しぶりに「そう来たか!」と思った瞬間。 2014年05月03日

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タイに移り住んですでに7年です。8月の終わりにはもう8年になるところですが、最近はさすがに身の回りで「えー!!」ってな感じに驚くこととかはなくなり、タイの日常がデフォルトの日常となりつつあります。

でも久しぶりに彼女の実家に行った際に、「ああ、そう来るとは思っていなかった。。」と思う瞬間があったので、どうでもいいんですが、とりあえずご報告。

先に書いたように、彼女のお兄さんが僕の車をピカピカに磨き上げてくれてVIOSが剥きたてゆで卵みたいになりました。その際に

「車、家の前の道路に止めな」

「はいはい」

と実家の前の路上に駐車したはいいけど、彼女の実家は兼業農家で田んぼ、畑を持っており、収穫後の脱穀した稲を天日で干しているようで道路の前にどーんと平げて置いてある。見てると時々近所の放し飼いの鶏が米をついばみに来たりでのんびりした微笑ましい光景なんですが、上の写真のようにどう考えてもこうやって駐車すると他の車やトラックが通れるスペースではないのであります。

「これ、大丈夫?他の車通れなくない?」

「大丈夫。大丈夫。」

いやー、しかしこれ通れないっしょ。。。そう思ってたら、まさに「ああ、そう来ますか!」って感じでトラックが通って行った。

横に居る彼女の兄貴や僕に断ることもなく、スピードを緩めることもなく、普通に干してる米を踏んづけてトラックは通りすぎて行きました。。。彼女の兄貴も気にしてないし、トラックを運転してたおっさんもまったく気にしてなかったので、こうやって通るもんだ、という常識なんでしょう。。。まさか食い物をトラックのタイヤで踏んづけていくとは思ってなかったよ。。。逆に踏んづけて通ってくれたほうが籾殻が取れやすくなって精米しやすいぐらいの感覚なんかな?

いや、まだまだ知らんこといっぱいあるな、と脱力しながらも感動したのでありました。

タイの田舎ののんびりした風景も最近は気に入ってきた。 2014年02月08日

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↑ 帰りはまたウボンから飛行機。

彼女のお母さんが昨年末から入退院を繰り返していて、ちょっとヤバそうだという電話が実家からかかってきたらしい。家族が全員集まるとのこと。

というわけで金曜日は会社に午前中だけ出勤して午後から彼女の実家へ車を走らせました。ヤソトンまで約600kmぐらいかな?途中、スリンに居る彼女のお姉さんを拾って行くことに。スリンまででだいたい500kmぐらいかな?

結局スリン着はもう日がしっかり暮れて夜になってたので、とりあえずお姉さんのうちで一泊して朝から実家に向かうことになり、就寝。

次の日、出発前にお姉さんが新しく買った土地などをさらっと見てきたんですがここの村がなんかとても綺麗に整備されてて、歩いててとても気持ちよかった。

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↑ 非常に道が綺麗。ぜんぜんゴミが落ちてない。。

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↑ 日本は大雪だが、タイではひまわりが咲いている。

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↑ キンマを噛む際に入れる香木のようなものらしい。

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↑ 田んぼのあぜ道にちょこっとだけ野菜を植えていた。これは空芯菜。

こっちは会社半休までして来てるのにグダグダと中々実家に出発しない彼女らにちょっとイライラしつつも、この辺で安く土地買って老後に引き篭もろうかしらと思ったり。個人的には2ライ(タイの土地の単位。1ライ40m x 40m)ぐらいの土地買って簡単にコンテナハウス作って、畑と池作る。年取ったら自分で畑耕したりしながら暮らして、最後は農作業中に心臓発作で倒れて、誰にも見つからずそのまま土に戻る、というのがベストな逝き方です。。。