スマホの急速充電の話 2015年10月30日

OnePlus Charging

スマホをNexus6にしたら、純正の充電器はQualcommのQuick Chargeのv2.0に対応したものが入っていた。これ、Nexus6本体が充電時にチンチンに熱くなるんだけど確かに充電が早い。

Quick Charge v2.0はMicroUSB端子搭載のスマホで充電を行うには最速っぽい。しかし、IntelのSoC積んでるZonefone2も急速充電に対応していてQuick Chargeが得意とする電圧を高くして充電する方法を行うらしい。レビューサイトの中にはQualcommのQuick Chargeに対応していると書いてるところもあるが、QualcommのQuick Chargeは専用のチップを搭載してる必要があるらしZenfoneのメインボードはIntel SoC積んでるものなのでこれは実現できないんじゃないかと思う。となるとこのZenfoneの急速充電もIntel独自?

と思ってたが、Zenefone2のTeardown画像を見てるとちゃんとQualcommのSMB1357というチップが載っていました。

Asus ZenFone 2 Teardown | MyFixGuide.com

どうもQualcommはQuick chargeの規格をOEMにしてスマホ販売メーカーが独自の名前を付けて売りだして構わないよ、としてるようです。

Charge test: Battle of the fast chargers – page 2 – GSMArena.com

Zenfone2はSMB1357、Nexus6はSMB1359というチップを積んでいてそれぞれQualcomm Quick Charge v2.0をサポートするチップなのでこの2機種はQualcomm Quick Charge v2.0に対応した充電器なら使い回して急速充電することが可能ですな。

Nexus 6 Teardown – iFixit

さらに見てみるとNexus5XはSMB1358、Nexus6PはSMB1351となってます。

Nexus 6P Teardown – iFixit
Nexus 5X Teardown – iFixit

そもそも、数年前まで4インチ、4.5インチぐらいが主流だったスマホも現状iPhoneまでもが5.5インチディスプレイモデルを出していて筐体が大きくなった分、大容量バッテリも搭載できてバッテリ持ちまっせ!が売りのひとつになったのかもしれないが、充電時間に関しても同じぐらいちゃんと対策を持たないとせっかくの大容量を使えないのでそういったニーズに対応したのがQuick Charge規格なんでしょう。

さらには2015年後半のスマホのトレンドはUSB-Cコネクタで、GoogleのNexus5XNexus6POnePlus 2もUSB-Cコネクタ搭載で登場してるのを見るとこれからはUSB-Cになるでしょう。USB-Cの規格は標準で100Wまでの電力を流せるからMicroUSBとUSB3.0の規格みたいに無理くり電流上げたりしなくてもいいらしい。そしてQualcommのページ見るとQuick charge v3.0でもUSB-Cは標準サポートとなっている。

だからと言ってUSB-CをサポートするのはQuick Charge v3.0のみじゃないみたい。上記にあげたNexus5XやNexus6Pに搭載されているQuick Chargeのチップはどれもv2.0のものみたいなので、v2.0はUSB-Cもサポートしてるのか??となるとQuick Charge v2.0対応のACチャージャーで”USBオスコネクタ-USB-Cメスコネクタ”をかまして両端USB-CのケーブルとNexus5X/6Pで急速充電も出来るのか試してみたい気もする。

とはいえ、蚊帳の外にしているiPhoneですが、急速充電に対応していると謳ってるがiPadに標準で付属する12W充電器で急速充電出来るというが

これ見てると結構遅そうな気がする。でもiPhone繋いでるケーブルが純正じゃないからちょっとなんとも言えないなあ。。。確かに家でiPhone5sでも充電してる時はこれより早い気がするし。

さて、長くなってきたのでまとめとして、Android環境はまだまだ5インチサイズ以上が主流で急速充電対応は必須、Intel SoCモデルでもQualcommのQuick Chargeを採用してるのでこれから主流はQualcomm Quick Charge v2.0やv3.0でしょう。USB-C環境もv2.0でサポートしてるみたいだし、AUKEYなどのQuick Charge v2.0対応ACアダプタでUSB-Cスマホも急速充電できるならこれに揃えてしまってもいいかもしれない。

↑ これのプラグ一体型で折りたためるやつがほしいっす。

↑ 現状使用中のNexus6。Quick charge v2.0対応。

痒いところに手の届くORICOのPCパーツ 2015年08月07日

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バンコクの電脳街パンティッププラザへ出向く。目的は先週組んだWindows 10用のデスクトップマシン。このPCのメインボードがUSB3.0に対応していなくて、今の御時世USB2.0だけではちょっと遅くて使いにくい。さらにはRADEONのデカイGPU挿したおかげで4つあるSATAのポート2つが物理的に塞がれてしまい使用不能に。

なのでUSB3.0チップを積んでるPCIeボードとL字コネクタのSATAケーブルを調達すべくパンティップへ。

事前にネットで調べていると、こういうPCIeのボードなどスマホやMacブームで完全に端っこに追いやられている規格の品を細々と、しかし多品種に製造している会社がある、それがORICO。ネットでこういうPC関連の細かい周辺機器を検索しているとよく名前を見る。中国のメーカーでお値段そこそこで写真を見る限りでは品質もそこそこ良さそう。

ORICO THAILAND

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パンティップでもORICOパーツを豊富に揃えた店を発見。3階のここ。ここでPCIe接続のUSB3.0が5ポート搭載されたボードを購入。PCケースのフロントパネルに付いたUSB3.0ポートを活かすため20pinコネクタも搭載してます。これに通常の4pinの電源ユニットから出てるケーブルを挿して使います。1,650THB。

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そしてUSB接続のBluetooth4.0モジュールも購入。これもORICO製。ワイヤレスマウスのレシーバーぐらいの大きさ。PCの背面のUSB2.0のポートに挿しっぱなしプレイですな。あれ?これいくらだったけな?490THBだったか590THBだったか。

早速帰ってPCに取り付け。。これでUSB3.0も使えてBluetoothも使える今どきPCにWindows 10マシンも変貌する。。。はずだったんだけどRADEONのGPUに4pinの電源コネクタを2つも取られてしまっていて4pinコネクタのあまりがないことが判明。。。USB3.0のボードに電源供給できなくて動かず。。。がっくり。

自作PCで失敗事例のトップはこういうコネクタの数が合わないとか、オス・メスが違ったなどの細かいところ。改めて思い出しましたわ。。。

↑ 青のコネクタが20pin。Amazonの製品ページでは19pinて書いてあるな。20pin配列の19pin使用なのかな?