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山本直樹の「レッド 最終章 あさま山荘の10日間」がやっと発売 2018年08月26日

インドの滞在中にアマゾンの通知で知った。ずっと読み続けていた山本直樹「レッド」の最終巻がやっと発売されて、ホテルのWiFiでダウンロードして、街歩きで汗だくになり、部屋で休憩しているときに一気に読み切った。

連合赤軍の山岳ベースリンチ事件とあさま山荘事件をテーマにした物語で、前巻の時点から最終巻でちゃんと終われるのだろうかと心配していたがちゃんと終了した。最後のあさま山荘の部分ではyoutubeやらウェブやらである程度の情報は嫌でも入ってくるのでそれほどの驚くような展開はなかったが、今までの巻で展開されていた山岳ベースでのリンチなどは読んでいて見ているこっちも痛くなってきて読んでられない、というようなところもあったが今回はそのような描写はほとんどなかった。

最後の最後は割りかしサラッと読める感じには仕上がっておりましたが、それでもなかなかの大作。資料もそれほど多くないだろうと思われる中であれだけ漫画で緻密に描くのは大変な作業だったのではないかと思います。

レッド 最終章 あさま山荘の10日間 (イブニングコミックス)
講談社 (2018-08-23)
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また改めて買う、「トコトコ節」 2017年11月08日

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日本に帰ってきたらやっぱり手元に置いておかないと、といういましろたかし先生の90年代の名作「トコトコ節」。今考えてみると80年代の作品はバブル全盛期の都会についていけない若者の姿が描かれている中でも登場人物はみんないろんな「モヤモヤ」したものを抱えていたが90年代のこの「トコトコ節」になるとその「モヤモヤ」はほとんど消えていてぼっさりした野暮天感に変わる。

後の「釣れんボーイ」などの超脱力感を考えるとこの「トコトコ節」の時はちょうど過渡期だったのだなとよくわかります。

トコトコ節 〜 釣れんボーイ 〜 新・釣れんボーイ(曇天三茶生活) この流れがたまらなく好き。しかしまた近いうちに自炊業者に送ってスキャンもしてもらおう。その際にはもう一冊買うかな。

トコトコ節 (Cue comics)
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いましろ たかし
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いましろたかし先生の新刊 「ぼくトンちゃん」 2017年11月23日

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いましろたかし先生の新刊「ぼくトンちゃん」を買いました。今回は電子書籍がまだ発行されておらず紙本にて。新刊と入っても「ぼくトンちゃん」自体はWeekly漫画アクションに1997年〜1998年に連載されていたモノらしいが、それに44ページ分の最終章を今回書き足して完全版として再発されたものらしい。2017年05月10日初版となっております。

今回僕は「ぼくトンちゃん」自体は初めて読みましたがくまのトンちゃんと牛山五郎がぶた仙人のもとで修行に励むというお話。実際に読んでも全体のストーリーとしてはどこがゴールなのか?どこをゴールにしてたのかイマイチわからん感じではありますが、いましろ先生の牧歌的な絵と相変わらず悩みのつきない登場人物たち。

実はこの書下ろし44ページの原稿制作のひましろ先生の場面がしっかり「曇天三茶生活」に描かれており、なんか「曇天三茶生活」読んでるとこれも読まないといけない感に包まれてつい買ってしまった一冊。「新・釣れんボーイ」や「曇天三茶生活」のようなぼっさりした日常のお話とはちょっと毛色が違いますが、なかなかの佳作。

だんだんといましろコンプリートに近づいて来ました。次は絵本作品とされている「あそこまでいってみよう」かな。。。

ぼくトンちゃん 完全版
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あそこまで いってみよう
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サルでも描けるまんが教室 サルまん Kindle版 2017年10月16日

知らんうちに「サルでも描けるまんが教室」までKindleで売られている!!いやこれはたぶん結構前から売ってたんだろうなあ。全然知らんかった。というか見た途端に上下巻とも買ってしまった。今週末のお楽しみ読み物ですな。最近ホントにKindleも充実の品ぞろえですな。こんなワシらでも喜べる辺境の作品が揃っているのはすごいっすよ。

サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版 上巻 (BIG SPIRITS COMICS)
相原 コージ 竹熊 健太郎
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虹色のトロツキー 2017年05月28日

安彦良和著の漫画。全然知らなかったが1990年〜1996年の作品のようです。日本一時帰国時に大学時代の友人と飲みながら先に書いた毛沢東の本のことを話していたら「ぜひこれも読んでみてください」と言われたもの。アマゾンのKindleでも買えます。全八巻。

お話は20世紀初頭の満州国での、満蒙漢韓日それぞれに混じり合い日、中、ロシアのスパイが暗躍する中の日蒙ハーフの青年のお話。以前に読んだ毛沢東本や木村政彦本で出てきた歴史上の実在の人物がいっぱい登場してきて延長線上に読んで非常に楽しめる。

いやー、戦乱の世の中、安定した統一政権がないってのは世の中こんなに大変なのかと読んでてため息が出ますな。一般市民生活のために安定政権ってのは大事ですなー。群雄割拠でどの勢力も拮抗してるなんて状態だとどこにつくのか、一回の判断が即命に関わるなんてことも多々でしょう。現状のシリア・イラクなんかもこんな状態なんじゃないかと思います。

物語はぐんぐん読み進めていけるものの、とうとつに八巻で終わる。まるで長期連載が途中で打ち切りになったかのごとく。。。主人公が本当に歴史上に実在した人物で忠実に描くとしたらそうなのかもしれないが、それにしてももう少し最後の締め方は演出してもよかったのではないかとも思う。

とはいえこの時代の人の人生はどれをとっても面白く読み物として飽きないですな。

虹色のトロツキー (1)
潮出版社/usio publishing (2015-07-31)