Win8.1のMicrosoftアカウントはそのままではドメインアカウントにプロファイル移行できない 2014年05月21日

Windows8-magnetik-013
“Windows8-magnetik-013” photo by Baptiste Lafontaine

こういうふうなタイトルで書くと「そりゃあそうだろ」と言われそうですが、Win8、もしくはWin8.1のPCのドメイン未参加の端末をドメイン参加させて今までのアカウントで使っていたドキュメントやメール設定などを引き継ごうとWindows転送ツールを使おうと思っても、移行先アカウントがプルダウンメニューの中に現れてくれないのです。

これに2時間ぐらいは悩んでましたが、結局はWin8/8.1にhotmailやmsn、outlookなどのマイクロソフトオンラインメールサービスのアカウントでログインしてるアカウント、これをマイクロソフトアカウントというんですが、これはユーザのデータをクラウドに保管しているようで、そのおかげで他のWin8/8.1PCで同じアカウントを用いてログインしたら環境が自動的に引き継げるらしいんですが、今までのローカル/ドメインアカウントとは根本的に仕様が違うようで、どうもWindows転送ツールでは引き継げないみたい。

結局、ユーザーアカウントの種類をマイクロソフトアカウントから通常のローカルアカウントに切り替えてやる必要がありました。これをやると当然ながらクラウド連携などの機能はなくなりますが、今までのユーザーが保存したデスクトップ上のファイルやメール設定はそのまま。

一旦ログアウトして、移行元、移行先ではない第三者のローカル管理者アカウントでログインして、Windows転送ツールを起動、古いPCを選択して移行元のアカウントを選択。終わったらまたWindows転送ツールを起動、新しいPCを選択して先にバックアップしたファイルを指定して、移行元のファイルを指定、そして詳細ボタンをクリックして移行先のドメインアカウントを選んで転送を行えば問題なく移行できました。

まあ、一般の会社内で外部のクラウドにどんなデータが置かれるかわからないマイクロソフト使っている、という場面も稀だろうけど、日本語でこういう状況をググってみてもあまり情報がなかったので備忘録がてら書いときます。

Microsoft Windows 8.1 Pro (DSP版) 64bit 日本語
マイクロソフト(DSP) (2013-10-18)
売り上げランキング: 48

Windows8タブレットなら車の中でこれができる 2014年03月14日

Screenshot (1)

今までのタブレットではこれはできんかったでしょう。

車の中で映画見ながらマップ見たり、ナビ使ったり。日本のAcer Iconia w4-820はWiFiモデルのみでGPSもついてないっぽいけど、タイで売られているw4なら型番が821でSIMフリー、GPS付きなんで車で使うにも安心。

今までのタブレットってマップ表示させながら音楽聞いたりは出来たろうけど映画見ながらほかの事をする、というのは出来なかったはず。

タブレットモードのアプリでも画面を分割して上のように二つのアプリを表示できるが、当然のことながら、通常のデスクトップアプリはこのように参照系ドキュメントと更新系ドキュメントを両方表示しながら操作できる。

Screenshot (2)

ホントこれだけでテキスト編集ばっかしてる人には素晴らしいタブレットと評価されること請け合い。久しぶりに弄れる枠がかなり広いタブレットであれだけApple製品に金をつぎ込んできたのにまさかMS製品にこれだけ心躍らせるとは皮肉なもんです。。。

もうちょっと気づいた点を書いておくと、

20140316_2

標準のメールアプリもシンプルで使いやすい。仕事などで過去メールをしっかり管理されたい方はOUTLOOKやThunderbirdなどを使うとよいと思いますが、8インチなんでやっぱり字がかなり小さい。

Screenshot (5)

これはPODCASTS!というアプリ。名前そのものの機能です。派手でポップな画面デザインがまたよろしい。

Screenshot (4)

タイ語辞書を探していたら、思ったよりいいものを発見。一回の語句検索でタイ語、英語、日本語と三か国語で結果表示。自分の生活圏内言語がすべてサポートされてます。。。

悔しいけどいいなあWindows8タブレット。

タブレットの制限された入出力環境とパフォーマンスの中で専用にソフトウェア作って市場引っ張って来たAppleとGoogleだけど、後発のMS(とはいえ公の場ではビルゲイツが一番最初にタブレット構想を語っていたけど。)がWindowsにちょっとしたタッチインタフェース乗っけただけで、売れに売れてもはやPCが稼働するに十分なほどの
パフォーマンスをもったタブレットの機能をPCまで引きあげてしまった。。。ホント大したことしてないと思うけど。。。

今度の日本への一時帰国でも、32GBとかのSDにThunderbird Portableと仕事のメールデータコピーして持ち帰ればタブレットだけで何でもできる、という気になります。。。

64GBとか128GBのSDXCカード買いまくろうっと。それぞれMovie用とかMusic用とかBook用とかにしてその都度差し替えればUSB外付けHDDの数倍のコストはかかるけど1TB、2TBのデータをタブレットで活用できそう。。。

Acer ICONIA W4-820/FP (Atom Z3740/2G/64G eMMC/8.0/Win8.1(32)/OFL2013) W4-820/FP
日本エイサー (2013-12-13)
売り上げランキング: 856

MS製品の電話アクティベーションは海外からでも日本にかけるほうがいい 2014年02月23日

activation de Windows XP
“activation de Windows XP” photo by nitot

昨日仕事でお客さんのサーバのアクティベート作業を行う機会があったが、MicrosoftのVLSCというVolume Licenseの製品のライセンスキーを発行してくれるサイトにてキーを確認してみるも「電話にてアクティベーションしてください」。。なにげに電話でアクティベーションを行うのは初めての体験。

んで、タイの電話番号を確認してみたらどうも海外の番号っぽい。なんだタイ国内にコールセンターがないのか。。。と思ったが、どうせ海外にかけるんなら、タイで発行されたライセンスのキーを別の国で発行できるんなら、日本でもできるでしょうと思って日本のコールセンターにかけてみた。多分ライセンスキーの管理は全世界で同じシステムを使ってるんだろう。

Windows Server上で電話アクティベーションを行う時の画面を表示させて、そのサーバのインストールIDを表示させる。このIDがまた長い。7桁 x 10セットのIDでなんと数字70文字。なんでここまで長い。。プッシュホンでゆっくりゆっくり入力していってやっと完了したかと思えば

「ライセンスキーが発行できません、オペレーターに問い合わせがしたい方は1を押してください」

ガックリ。。。はぅう。

んでオペレーターにつないでもらう。また以外にもここからが長かった。オペレーター経由で本来のプロダクトキーを発行してもらえるとのことだったが、確認事項として以下の情報が必要だった。

ライセンス購入後に送付されてくるMSからのAuthorization Number
ライセンス購入後に送付されてくるMSからのLicense Number
ライセンスを購入した会社名
ライセンスアクティベーションの電話をしている担当者名(つまり自分の名)

これを名前などはアルファベット表記一文字一文字、大文字小文字を分けて伝えてくれと言われた。さらには漢字表記も聞いてくるし。ライセンスキーは電話で伝えてもらうか、もしくはEメールで送ってくれるという。そりゃあ聞き間違えがないようにメールでほしい。メールアドレスも口頭で伝える。これもまたYellowのy、Americaのa、Mexicoのm、Americaのa、などと不毛なやりとり。めんどくさー。電話だからどうしようもないのかもしれないけどもうちょっと利便性上げてほしいなあ。。。

なんとかライセンスキー発行してもらえるようになって電話切ったら25分もかかってた。国際電話で日本へ25分。。。でも英語でのやりとりだったら多分倍かかってたような気がする。そしてイライラもMaxだったと思う。

というわけでなんらかの機会があって海外でMS製品のアクティベーションを電話でする日本人がいらっしゃれば、ぜひ日本のコールセンターにかけることをお勧め致します。言語の問題でイライラする要素が排除されるので幾分かはやりやすくなるかと思います。。。

cntlmでまたまたMSのプロキシ認証越え 2013年10月10日

Networking
“Networking” photo by ivanx

私物のMacやモバイル端末で社内のWiFiを使いたい。って普通に思うから前々からいろいろつないだりしておりました。WinPCではDropbox使うためにntlmapsというツールを使ってみたり、AndroidではProxyDroidというようなツールを使ってつないでみたりしておりましたが、最近は今年の半ばに買ったMacbook Airを社内で使いたいがどうもインターネットに出る通信のFirewallでの認証が不安定で出れる時と出れない時があったり。これが急ぎの場合にインターネット見れない状況だと非常にイライラしてたのでどうにかならんかと久しぶりに時間のある日にいろいろネットを見ていた。そしたら、

Cntlm: Fast NTLM Authentication Proxy in C

というツールがリリースされているのがわかった。これは全部C言語で書かれたMicrosoftのNTLM認証を使ったFirewall認証を超えるためのツール。
これ、不正にFirewallを超える、という意味ではなく、Windows端末以外だと大概うまく認証が動かない非常にクセのあるMicrosoftのNTLM認証を台替りして受け持ってくれるツールです。

んで、上記のサイトでDOWNLOADからファイルをダウンロードしてみると、exe? rpm? あら?Mac用のバイナリがない?オープンソース・ソフトウェアらしいがMacでコンパイルまでするのもめんどくさい。。。と考えていたところ以下のようなサイトが。

How to set cntlm on mac OS X – OHO’s Blog

ここのサイトを読んでみると、コンパイルまでしなくともHomebrewというコマンドラインのパッケージ管理ツールを入れれば単純にMacのターミナルから一行コマンド撃ちこむだけでcntlmをインストールできるとのこと。てなわけで早速Linuxで言うとyumやaptに相当するパッケージ管理ツールHomebrewをインストールします。ちなみにMacにはこのHomebrew以外にもMacPortsというパッケージ管理ツールもあります。

Homebrew — MacPorts driving you to drink? Try Homebrew!
Macを便利にするパッケージマネージャ「Homebrew」 | マイナビニュース

Homebrew自体のインストールも簡単。ネットにつながっている状態でMacのターミナルから

ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/go)”

を入力するだけ。その後

brew install cntlm

と入力することでcntlmがMacにインストールされる。そしてcntlm.confの設定ファイルを編集していかなければならないのだが、先のリンクの先にある”Configure cntlm.conf”の例のように設定ファイルを編集すればいい。このcntlmのいいところはNTLM認証に使うパスワードを平文で設定ファイル内に記載する必要がないところ。以前のntlmapsは毎回起動時にパスワードを手動入力するか、設定ファイル内にパスワードを平文であらかじめ記載しておく必要があった。こちらのcntlmはパスワードにhashをかけてから記載する。なので他の人に見られて覚えられてしまうという危険性は多少なりとも減った。このhashを作成するには、

cntlm -H -c /usr/local/etc/cntlm.conf

と入力することでcntlm側でhashをかけてくれて、設定ファイルにコピペできるフォーマットで出力してくれる。出力された3行をコピペでcntlm.confに追記する。後、Passwordで始まる行を#でコメントアウトするのを忘れずに。

そしてユーザ名とドメイン名の入力。ドメイン名は.localや.comを除いたWindows Domainのドメイン名で入力してうまくいってます。Proxyのところは認証処理をしている上位のプロキシサーバのIPアドレスとポート番号を指定します。No Proxyの項目はご自分のネットワーク構成に合わせて、、、多分そのままでも機能します。ListenはMacにインストールしたcntlmが稼働するポート番号を記入します。特に問題なければデフォルトのTCP/3128で問題ないかと思います。ここまで記載できればとりあえずcntlmは動くと思います。設定ファイルを保存した後、

cntlm -f

で起動すればフォアグラウンドでデバッグログを出力しながら動いてくれるのでちゃんと動くかどうかのテストをします。SafariやChromeのプロキシ設定を、localhostのTCP/3128へ接続するように設定します。認証の設定をする必要はありません(ただ、ブラウザ起動直後に一度だけ必ずパスワードを聞いてきます。一度入れるとそれ以降は入れる必要がなかったですが、設定ファイル内にパスワード記載されてるのになんで??)。動くようなら単純に

cntlm

で起動するのでターミナルから起動して使うか、~/Library/LaunchAgents/にcom.oho.cntlm.daemon.plistのようなファイル名でこのプログラムのサービス起動の設定ファイルを作ってあげると毎回Macの起動時に自動的にこのcntlmが立ち上がるようになります。サービス起動の設定ファイルは上記のリンクの”Using LaunchAgent for automatic service launch at start”のところにある設定ファイルの記載内容をそのままコピペして保存すれば動くようになるかと思います。

これでcntlmのインストールは終了。自分の使っているFirefoxのプロキシ設定をcntlmに接続するよう設定変更して、、、つないでみると早い早い。結構しっかり安定して繋がってくれる。こりゃあいいわ。暫くこれでいきます。

Windows8のデフォルトテーマって目に負担かからない? 2013年04月07日

Windows 8 on a Laptop
“Windows 8 on a Laptop” photo by Filip Skakun

タイの連休ソンクランの機関中に仕事で使っているWindows PCを再セットアップして今までのソフトのインストール/アンインストールで溜まったゴミを全部さっぱり消去したかった。んでもってついでに今年の1月のプロモーション期間中に買ったWindows8 Proのアップグレードパッケージがあるので、それを適用してWindows8環境にしようと思っていた。僕の使っているLenovo S205ももうWindows8のドライバも出揃っているようだ。

持っているインストールメディアがアップグレード版なので、まず最初にWindowsXPをインストールしてドライバなど入れずにそのままWindows8インストール開始。とりあえずのインストール終了まではぜんぜん時間かからず。

やっぱ最初操作に戸惑う。どう再起動したらいいかもわかんないのはちょっと。。なんでスタートボタンなくしたんやろうねえ。

というわけでWindows Startボタンの再現はStart Menu8を使用、フリーなのでお気楽。このStart Menu8、ほんとにWindows7のスタートボタンと操作性変わらず。ただし、MetroUIはすっ飛ばしてデスクトップ画面になるとあったが、ホントに最初のログイン時MetroUIの画面が一回表示されてからデスクトップ画面になる。これがちょっとうっとおしい。

また、最初のログイン画面の旧共産国の建物だかモニュメントだかよくわからんようなデザインを踏襲した塔が写る画面もだっさいので適当な他の画像に変更。

20130408b
↑ これが。。。

Windows8デフォルトのテーマが水色のバックに白い花、タスクバーやウィンドウのカラーも同じく明るい水色。この配色は画面がまぶしくて目がしばしばする。ディスプレイ輝度を下げると僕のPCは光沢のあるディスプレイ表面なんで映り込みが激しく、Windows7の頃よりも画面が見にくい。20代とかならいいかもしれないが、目が弱り始めた中年にはちょっとWindows7よりも使いにくい点かも。なので壁紙をもちょっと暗めのものにし、メニューバーも色の濃いものを選択して画面の輝度を上げるほうが見やすい。ただし、輝度を上げるとバッテリ消費が激しくなるがその辺は個人個人の設定になるでしょう。

20130408d
↑ こんな感じに。

しかし、Windowsは7でデザイナー雇ってUIや壁紙デザインに金かけたはずなのにそれをばっさり捨てて退化してる??と思わせるような超シンプルなウィンドウデザインに逆戻りしたりとなんかすごい迷走してるような雰囲気を漂わせております。。。

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (2013年1月31日まで:型番情報:3UR-00026)
マイクロソフト (2012-10-26)
売り上げランキング: 31

↑ これ、まだこの値段で買えるの??