ペナン島のドリアン その2 2014年06月16日

duri

〜〜〜 前回からの続きです 〜〜〜

さてその後。

ペナン島にやって来た最初の目的がドリアンフェスティバルなんだから、そこの会場にはたどり着きたいと思い、再度ネットで情報を探してみるとジョージタウンからバス502番に乗ってやって来た人がいる。401番は間違いだったか。。

僕らが降りたバス停から先に200-300m歩くとバスターミナルがあった。ここがちょうど終点になり、Balik Pulauのバスターミナルとなる。502番のバスもジョージタウンからBalik Pulau行きなのでこのバスターミナルに来てるはず。そうするとここからジョージタウンに戻るバスに乗ればちょうど通りかかるはずだ。

そう思ってターミナルにたまっているバスの運ちゃんに話しかけると、「そういや、そんなのあったなあ」的な反応。地元の人たちはフェスティバルの会場なんて行かず、Balik Pulauの街中で買うんでしょうな。バスを待つこと約30分。動き出してしばらく。運ちゃんが「ドリアンドリアン!」と言うので降りるとそこにドリアンフェスティバル会場が。

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↑ 山の頂上付近で景色はかなり良い。

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↑ ドリアンフェスティバルって言っても駐車場にドリアン売り屋台が8店ほどある程度で確かにこの程度では人に忘れられるわけだ。

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屋台のノボリにはドリアンの種類が描かれていて、旅行者には「どれ食おう?」なんて言いながら悩んだり出来て良い。とりあえずちょっと苦目のものを、と頼むとGreen Skinという品種のものを出してくれた。これをまたナイフで割ってもらい、屋台のテントの下で食らう。景色もいい。ただ味はあまり苦くはなかった。。これもどちらかというとバランス系。ただ、二人で1日2個も食べるともう腹がぱんぱんになって次に手が出ない。。他のものも行ってみたかったがとりあえず静観となりました。

店の人といろいろ話して教えてもらった事2点。実の色の赤いドリアンは見た目はいいが味はイマイチ。ペナンの最高品種は漢字名、猫山王でMusan King、ムサンキング!と呼ぶものでキロRM40はするとのこと。猫山王を食いたかったが、腹に余分なスペースがなく、明日の楽しみに取っておくこととして会場を後にしました。

まあ、結論から言うと無理してドリアンフェスティバル会場まで行く事は無いですな。Balik Pulauバスターミナル前や、Balik Pulau街なかでいくらでもドリアン屋台が出てるのでそっちで食うほうが7-11やその他いろいろあって絶対便利です。僕はまた来年来るときは(あるのかどうかはわかりませんが)Balik Pulauに宿を取って、そこからいつでもドリアンを食いに行けるよう、臨戦態勢で挑もうと考えてます。後はいろんな品種が食いたいなら大人数を集めていくのがいいですな。タイのものより小さいとはいえやっぱり一個はデカイ。。

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↑ ドリアンは至るところで売っててもバスへの持ち込みは不可。

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↑ ジョージタウンとBalik Pulauのそれぞれの黒丸がバスターミナル。そしてその2つをつなぐバス路線2本。赤のラインが401、401Eの道順。青のラインが502の道順。ドリアンフェスティバル会場は502の路線のそば、緑の丸のところにあります。Balik Pulauのドリアン屋台密集地はバスターミナルから401で来た道を200-300m戻ると道路左手にあります。右下の黒丸はミスです。関係ありません。。。

ペナン島のドリアン その1 2014年06月15日

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さて、ペナン島に来た一番の目的、それがドリアンでありますので土曜日のお昼間はドリアンフェスティバルに向かうべく、バスで移動。ただし、ドリアンフェスティバル自体はあまり有名ではないみたいでWeb上にもあまり情報がない。なのでホテルの受付で聞いたりして行き方の確認。

まず最初にWebで調べるとペナン島南側のBalik Pulauという地域がドリアンのプランテーションが広がっていて6〜7月のドリアンのシーズンになると道端の屋台はもとより、山の中腹でドリアンフェスティバルの会場が設置されていろんなドリアンをその会場で楽しむことができるとのこと。

次はBalik Pulauまでどう行くか?ホテルの受付で聞くと、タクシーで行くとかなり遠いのでRM70ぐらいはかかるよ、とのこと。バスで行ったほうがいいと言っていた。次にBalik Pulauまでのバスは?というとバスの運営会社に電話してくれて「401か401Eで行ける」と教えてくれた。このへん、実際にバス会社まで電話をして確認してくれるところなんぞ、あまりタイでは経験がなく、なかなか親切だなあと関心。

そしてKOMTARの下のバスターミナルから401に乗り込み、Balik Pulauに向けていざ出発!このバスは空港からジョージタウンにやってきた時にも乗ったバスで、その逆方向を行く。なのでバスは空港を経由して、Balik Pulauの山道へと向かっていく。

空港から南側は街中も結構細い道が多く渋滞しているところも多かったが山道へ入って行くにつれて今まで海と平地だけだったペナンの景色が山の景色に覆われていく。。。そう思っていると道端でドリアンを売っている屋台の出現率がどんどん高くなっていって、言われる通り、街の至るところでドリアン売りがいる。

バスの運ちゃんが「ここで降りろよ〜」と言われるままに降りたところはドリアン屋台の密集地。

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おお!ドリアンドリアン。しかし、Webで見たドリアンフェスティバル会場とは違うなあ。どうしよう、ここで食おうか?それとも最初の目的の会場まで頑張って探してみるか??と考えましたが、とりあえずここで一個食うことに。

適当に客が多そうな店を選んで店の人と話をしていたら、最上級品が1kgでRM40 (多分これが、ペナンのドリアンの最高品種MusanKing 猫山王)、それ以外には1kg RM6ぐらいから1kg RM10台のもの。

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とりあえずは1kg13RMぐらいのものを選んで一個注文。ペナンのドリアンはどれも小ぶりで2kg越えのものは稀なんじゃないかな。この時も1.5kgぐらいでRM20ぐらい払って食いました。屋台の奥にはテーブルがあってテーブルの上にはティッシュとミネラルウォーター。ナイフでパカっと割ったドリアンをそのまま出してくれるので手づかみで食います。

ペナンで出してもらったドリアンはどれもこれも熟し方が足りないものはなかった。どれも気をつけて殻から実を取り外さないと崩れてしまうぐらいの熟し方で頬張ると超クリームな感じでまさにベストタイミングであります。

味のほうはまあ普通のドリアン。甘みが強いわけでも苦味が強いわけでもなく全体的にバランスが良い味だと思う。タイのドリアンと比べてみると、モントンなんかはやっぱり実の大きさ、甘みの強さなどを考えるとまさに商品として品種改良された感じがかなり強い。ドリアンの超優等生で、タイ人はもとより旅行に来た外国人にも最初に薦められる味だと思う。それから比べるとガンヤオ、チャニーはちょっと癖があるが、苦味や味のファットさ加減は特徴的で、商品の特徴として際立ってると思う。ペナンのドリアンはもうちょっと個性が弱いが全体的にバランスは取れてる印象。こうやって書くとあまり気に入らなかったかのような感じですけど、食べてる時は終始満面の笑みで食ってました。やっぱりうまい。

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ここで僕らが食べたのはLing Fong Ciauという品種らしい。D**で表記すると何番なのか?漢字表記はどうなるのか?ちょっとまだ調べられていません。。。

長いので続きます。。。

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超ミックスカルチャー、ペナン島 2014年06月13日

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6月の13日の午後から14日、15日とペナン島にドリアン食いまくりツアーに行ってきました。ちょうどこの時期、ペナン島はドリアンの収穫がピークらしく街の至るところで屋台のドリアン売りが出て、特にペナンの山の南側部分のBalik Pulauというエリアは森のほとんどがドリアンプラントらしく、どこでもドリアンが食えるぐらいドリアンが溢れまくっているらしい。そして観光客向けにも山の中腹でドリアンフェスティバルという催し物を開催してアピールしているらしい。

ここ最近ダイエットと酒を止めて食い物の嗜好が変わり、フルーツなどもよく食うようになったが、その中で一番ハマったのがドリアンだった。しばらく食ってるうちにタイのドリアンはもとより東南アジア一帯で取れるドリアンを全品種食ってみたいという思いがムクムクと沸き起こってきて、今回ドリアンフェスティバルが開催されてる間にと、AirAsiaでチケットを取って行ってきた。

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今回はAirAsiaでチケット一人往復4500THB。バンコクドンムアン空港からのフライト時間は約1時間半でタイからは国内移動と同じぐらいの時間で行けるマレーシアのリゾート地。

今回ドリアンが一番の目的でペナン観光は二の次、と思っていたのだが、着いてみるとペナンの静かな街とムスリム、インド人、中国人という個性の強いMix Cultureに魅せられて、半分ドリアンを忘れてほっつき歩いた。

また、ペナンで会話をした全員が英語を話せて言語的にはまったく問題がなかった。ジョージタウンのようなメインの観光地に限らず、観光客がいないBalik Pulauの街中やバスターミナルでバスの番号を聞いたおばさん、バスの運転手もすべて英語OK。これは凄い。Wikiで見てみると昔は英領だったからか約50年前までは英語が公用語だったんですな。今も準公用語ぐらいの扱いで話されているらしい。

ムスリムは勤勉で黙って働き、それでもサービスマインドもあって個人的にムスリムに興味が出てきた。インドネシアやイランなんかにも機会があったら旅行に行ってみたい。

さて、次回以降いろいろペナンでの細々したことを書きます。

ドリアンウェハース&ビスケット 2014年05月28日

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↑ 輝く黄金のドリアン。今がシーズン真っ盛りであります。

先日のラヨーンの客先訪問で小便器か手洗いかよくわからん小便器を紹介してましたが、あれの帰りに適当にガソリンスタンドに立ち寄ったらOTOP(One Tambon One Product:一村一品運動、タクシン政権時に始まった地方農村などの収入源確保、活性化のための政策)のお店があって、そこでドリアン関連プロダクトを購入。

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↑ ドリアンウェハースに、、、

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↑ ドリアンビスケット。

生産しているのはチャンタブリの会社。ドリアンは基本東南のチャンタブリ県、ラヨーン県か、南部一帯が栽培可能地帯となっている模様。ただ、最近は品種改良の努力の末、雨は南部ほどは降らず、土地も砂っぽいイサーンでも栽培可能なものが出てきているらしいが。。。お値段はどちらも1箱50THB。

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こちらドリアンウェハース。1pcsで20kcalのカロリー量。袋を開けるとプンとあのドリアン臭が。なかなか再現具合がよくて嬉しくなる。食べてみると通常のウェハースに挟み込むクリームにドリアン特有のあの香りを付けた感じのもの。とはいえ、そのクリームの味によく合ってて「ああ、ドリアンですのう」と溜息をつきながら食べる。そもそもドリアンの実自体が非常にクリーミーでねっとりとしてるのでこういうクリーム系の味のものに合わせるにはとても都合がよいのです。

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こちらドリアンビスケット。1pcsで50kcal。こちらも香りは上のウェハースと同様、袋を開けた時からプンと来る。1個50kcalとなってるところからもわかりますが、ウェハースと比べると結構重い。んでその重さに負けないようにドリアンの味も強くする必要があったのかちょっとドリアンクリームが強めでケミカルっぽい感じがする。とはいえどちらかというと、というレベルでちゃんとバリバリ食いました。

ドリアン加工品というと日本ではドリアン羊羹の呼称で有名なทุเรียนกวน ドリアンクアンがありますが、こういうアジア+洋物というものも探せばいろいろありそうですな。時間があれば南部やチャンタブリに車で出かけてこういうドリアン珍商品をいろいろ見つけてみたい。。。

ドリアンの捌き方 2014年05月25日

上の動画は僕らがいつもドリアン買っているお店のおっちゃんがドリアンを捌いているところ。やっと一眼レフ持って行って動画で収める事ができた。ドリアン売ってる屋台でも切るのが下手くそなおっさんとかが居て待たされることも時々ある。でもこのおっちゃんは中々手早くさばくのがうまい。

しかし、一回ドリアンを殻から捌いたことのある人ならご存知だと思うが、殻の一番外側の部分がそこそこ硬くて無理に包丁を入れてると、殻がトゲトゲで持ちにくいこともあってついつい手を切ってしまったりもあることだと思う。上のおっちゃんの手つきを見てると包丁がサクサク入ってサラサラと捌いてて、「ああ、この包丁よっぽど切れるんだろうなあ」と思う。改めて見てみるとちゃんと気をつけてないとホントに手を切りそうな捌き方してますな。

約3分ほどで5房あるドリアンを袋詰にしてくれてニッコリ会計。下のような黄金の枕、モントーンが今日もまた食べれるのが嬉しいのです。

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