いましろたかし先生の新刊 「ぼくトンちゃん」 2017年11月23日

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いましろたかし先生の新刊「ぼくトンちゃん」を買いました。今回は電子書籍がまだ発行されておらず紙本にて。新刊と入っても「ぼくトンちゃん」自体はWeekly漫画アクションに1997年〜1998年に連載されていたモノらしいが、それに44ページ分の最終章を今回書き足して完全版として再発されたものらしい。2017年05月10日初版となっております。

今回僕は「ぼくトンちゃん」自体は初めて読みましたがくまのトンちゃんと牛山五郎がぶた仙人のもとで修行に励むというお話。実際に読んでも全体のストーリーとしてはどこがゴールなのか?どこをゴールにしてたのかイマイチわからん感じではありますが、いましろ先生の牧歌的な絵と相変わらず悩みのつきない登場人物たち。

実はこの書下ろし44ページの原稿制作のひましろ先生の場面がしっかり「曇天三茶生活」に描かれており、なんか「曇天三茶生活」読んでるとこれも読まないといけない感に包まれてつい買ってしまった一冊。「新・釣れんボーイ」や「曇天三茶生活」のようなぼっさりした日常のお話とはちょっと毛色が違いますが、なかなかの佳作。

だんだんといましろコンプリートに近づいて来ました。次は絵本作品とされている「あそこまでいってみよう」かな。。。

ぼくトンちゃん 完全版
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あそこまで いってみよう
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ここ最近で読んだ本 2017年08月08日

Technical Bookshelf

お仕事関連で基礎をざっと見直しておく必要があり6月、7月で結構本をガサッと買い込んで読みました。どの書籍も広大な範囲をうまくまとめて短時間に総ざらえ出来るようなものになってて良本。

マスタリングTCP/IP 入門編 第5版
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マスタリングTCP/IP 入門編 第5版
ネットワーク全然わかりませんていう人から、仕事でネットワーク関係やってる人も基本的な事項を全体的に総ざらえしてキーワードをパッと出て来るように。インターネットの基礎の基礎、TCP/IPの基本を復習するのにこれがよろしいかと思います。

新しいLinuxの教科書
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新しいLinuxの教科書
以前も書きましたがLinuxの基礎的な扱い方がざーっと綺麗にまとまっている。読みやすさと解りやすさは昔ベル研の赤本を読んでた時のよう。

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
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Web技術の基本
Webサーバー、Webアプリのアーキテクチャの基礎と用語、その関連を復習するのにこれ。

DevOps導入指南
Webアプリや、スマホアプリの開発環境がどうなっていってるのかの話。今までタイに居てて工場のネットワークのサポートや、生産管理、会計のシステム周りに居てた自分はこう言ったことも疎かったので読んで驚愕。ネットワークエンジニアの仕事はこういう業界からもどんどん仕事が減って居なくなる運命ではないか??というわけで頑張って仕事しないとね。

Amazon Web Services 知っておきたい基礎知識
内容自体はそれほど深くはないものの、仮想サーバからストレージ、DBなどAWSに数多くあるサービスをざっと知るのにちょうどいい分量の読み物。

Microsoft Azureへの招待 (NextPublishing)
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Microsoft Azureへの招待
こちらはそれのMS版。現状だと自分はAzureの方が利用頻度が多い。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者
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ジェフべゾス 果てなき野望
技術本ではないが、ちょっと興味を持って読んでみた。ビル・ゲイツやジョブス、googleのセルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジは結構ウェブ上にもそのバイオグラフィが溢れていると思うが、同じようにネット界の巨人で、物販だけでなく、先の企業と比べてもイノベーティブでテクニカルな会社だと思うが、あまり語られることのないアマゾンのジェフ・べゾス氏とアマゾンの歴史。「iPhoneの失敗はその値付けで、他社に低価格で参入してくる隙を与えた」という件、圧倒的にイノベーティブな製品、サービスを低価格で提供する、後発の立場で他社が参入するハードルが非常に高く、その段階でトップシェアになれるとの事。すげえことやってるなーと感心。ま、ブラックと呼ばれるのはわかる。ブラック企業とやりがいのある大仕事はモチベーション次第の紙一重ですな。

ビットコインはどのようにして動いているのか?
絶賛値上がり中で世の中ビットコインに対して浮足立ってますが、とりあえず基本的な原理を再度復讐し直すのにこれ。

2ヶ月で結構本を読みましたなあ。

リアルペーパーレス? 2017年08月07日

ebook

5年前から考えるともう完全に電子書籍の時代に移行してペーパーレスな感じになってる世の中ですが、それでもやっばりランニングコストが合うならば自宅にプリンタがあるのは非常に便利というのが個人的な所感。タイに居てるとエプソンやブラザーがインクタンク式のインクジェットプリンタを販売してるので家庭でもインク代はお安く大量に刷れるので生活必需品になっております。

んで、ワードで書かれてる論文やリリースノートなんかを読む時に紙に印刷した方が読みやすいのはなんでだろう?皆さんどうなんでしょ?なんだかんだ言って液晶ディスプレイの文字眺めるよりも紙モノを読んだ方がしっかり頭に入る。これはチラチラして目が疲れるとかっていうような話ではなくて、ディスプレイだといろいろ考えながら読んでいて、改行の次の行を見失ってまた同じ行を読んだり、一行飛ばしてしまったりなんてのがしばしば。なのでPDFを読む時などはマウスでドラッグして読んでる行を反転させてすぐにわかるようにして読んだりしてる(紙の本なら該当行を指で押さえたり、爪で印つけてみたりしてるはず)。それでもなんだか読みにくい。

客先に打ち合わせに行くときもデータはPCに入ってるのにお客さんに渡すモノ以外にも自分読み用にちゃんと印刷して行ったりしている。書き込みが出来るから便利なのかね?そしてそれを自宅に戻ってきたらスキャンしたりメモをPCでまとめたらシュレッダー。ちと紙がもったいない気もする。

ワードで作った履歴書やシステム設計書などを最後に誤字脱字チェックするのに絶対印刷する。なぜかディスプレイ上のドキュメントでは誤字脱字を発見できる気がしない。そんなはずはないはずだが、なんだこれ??

そう言ったところをいろいろ考えつつ、この紙とディスプレイの差をちゃんと自分の中で整理がついた段階で本当に自分の環境をペーパーレスにすることができるような気がする今日この頃です。

↑ 日本でプリンタ買うならエプソン一択。このあたりが良さそう。WiFi機能付きでADFがあればベストだけど、エプソンのADFはよく詰まる気がする。なので個人的にはなくても良い。

Kindle Unlimited で久しぶりに日本の雑誌をちょこちょこ眺めています 2016年12月07日

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立ち読み感覚

読み放題サービスで小説でもなく、ビジネス書でもなく、漫画でもなく、本屋に置いてある雑誌をちょっと立ち読みする感覚で雑誌をダウンロードしてものすごいスピードで読みます。ホントにザーッと舐めるだけ、みたいな感じ。

多分僕が日本に居てたらKindle Unlimitedで雑誌をこんな読み方もしてなかっただろうけど、海外に居る身なんで、立ち読みで雑誌をパラパラめくるってことができなかったのです。特定のWebやブログで評判になってる本はKindleで買いやすいけど、雑誌は買っても面白いのかどうかわからんのでなかなかオンラインでも買う気にならんかったのです。それがKindle Unlimitedのような読み放題だと気軽に雑誌が見れるのが新しいところ。

バンコクの紀伊国屋なんかで日本語の本や雑誌を買おうと思ったら日本の3倍ぐらいの値段がするので遠ざかってましたがKindleで日本語の本を日本と同じ価格で買えるようになり、Kindle Unlimitedで雑誌の立ち読みができるようになりました。

雑誌?質?Web?

こういうふうにAmazonのおかげで海外在住組にも日本語書籍の価格破壊が起こったりしてるわけですが、改めて日本の雑誌を見てみるとやっぱりお金と時間をかけて作られた誌面はWebのニュースサイトなどと比べて質の違いは感じますな。とはいえ、スタート地点は違えどコンテンツを届けるという意味ではWebも雑誌もメディアであることに間違いはなく、これからもどんどんコンテンツを核にして紙とWebやスマホアプリの境はどんどん溶けていくのだと思います。

最近特にFB上を流れるコンテンツがくだらないものが増えていて、それに自分のCPU時間を取られるのが苦痛になってる今日この頃、雑誌的なコンテンツの質とウェブなどのオンラインメディアの手軽さと速報性がうまく合わさったメディアが出てこないかと夢想したりしております。

Bitcoinの学習本 2015年01月07日

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Bitcoinをいろいろ勉強していて、インターネット上でコストをぐっと押さえて簡単に送金ができるシステムみたいな感じのことはすぐにわかるんだが、具体的にどのようなシステムで動いているのかよくわからない。ブロックチェーン?どういう情報が載っている?ハッシュ?不可逆圧縮?どういう理屈で成り立っていてその上でどういうことすると問題が出やすいか?リスクが高いのか?なんてことをわかりたい人向けの本を。

こちらはBitcoinという技術で何が出来るのかをまとめた本。80円と非常にお安く、その分文章量は少なめで簡単にさっと読める。どういった性質のもので何が出来るのかはこれで把握出来るんじゃないかと思います。ただ、動作ロジックまではわからない。

その次に読むのにいい本。個人的にはこの本を薦めたい。僕らみたいなある程度インターネットの技術とかがわかる人間ならこの本でその仕組を勉強してどういうロジック、そしてリスクがあるのかを考える。一番最初にBitcoinを触り始めた際にWalletをインストールしてBitcoinの残金データがWalletに何か実データとして保持されているのか
それともデータはインターネットの向こう側でログインアカウントか秘密鍵かを持っていたら端末自体は紛失などしても残額は失わないで済むのか?とかそのへんがウェブの解説をちょこちょこ読んでるだけではまったく理解できなかった。

その辺はこの本を読むことでロジックを理解し、残額の紛失に備えてのバックアップだとか、盗難(これもロジックがわかると、「秘密鍵が第三者に知られて、別のアドレスにBitcoinが勝手に送金されてしまう」ことを意味するのがわかる)に対するセキュリティ対策などを自分の頭で考えていくことができるようになる良書だと思います。実際に数字などは使わずにうまく解説されてますが、やっぱり読み進めて行く上ではコンピュータって何?とかインターネットの基本原理とかは一応わかってないとちょっと読み進めるのは時間がかかるかな?後は公開鍵暗号のWikiページを何回も参照しながら読んでいけば原理は理解できるのではないかと思います。500円とお安いし、Bitcoinの面白い動作原理を学ぶのに最適だと思います。ちなみに上と下は両方共同じ著者です。

正月はこのへんの本を読み、実際にWalletをインストールしてTradeサイトで日本円でBTCを買い、さらにはGPUを買って暗号通貨の採掘までを試して過ごしていました。