その中で個人的に一番のお気に入りはこれです。89年のアルバム「No Rest For The Wicked」のアルバムの豪華版に付いていたビデオテープに収められていたCrazy TrainのPVがこれです。音源はRandy Rhoads TributeのLiveアルバムに入ってるものですが映像がなかなか感動モノです。中1の時にこの曲ばかりリピートでよく見てました。
んで、今回見つけたのが1986年のOzzy Osbourneのライブビデオ。普通に当時販売されていたものの映像だけどちょうどギターはJake E. LeeでUltimate Sinアルバムをリリースした後のツアーのよう。これ、中学生の頃VHSで買ったなあ。結構、テープ伸びるほど見たよ。
1曲目はビデオクリップでShot in the Darkから始まり、ライブオープニング、Bark at the Moonから始まって行くんだが、もう子供だましのオカルトメタル演出たくさんで、中学生とはいえよくこんな映像で昔は胸をときめかせていたもんだ。その後もホントあくびの出る映像がところどころに。。。
このUltimate Sinのアルバム、オジー自身は大嫌いなアルバムらしい。どこかのサイトで読んだ記事にはレコード会社のとの契約を全うするためだけに結構適当に作ったみたいなことを読んだような気もする。それでも個人的にはJake E. Leeの魅力満載で英国的なもっさりしたサウンドを抜け出たいいアルバムだと思ってます。
そしてこの頃オジーはアルコール漬けになったりなんとか復帰したりを繰り返していた時期でしょうから、ライブやってても実に動きがのっそりのっそりしていてまるでオオトカゲが這いまわっているよう。僕はブラック・サバスの頃の若いオジーの映像を見ても”Clap your hands!”と言っては手を叩いてたり、マイク持って歌いながらステージの右に左にのそのそ動き回るイメージしかなくてライブパフォーマーとしては、全然パッとしないイメージなのだ。それが加齢+アル中でより動きが緩慢になってて個人的には結構見ていられない内容だったりするんだが、それでもあまり世に出ていないJake E. Lee映像満載でそのギター・プレイがピカイチなんでそちらのほうに興味津々なんである。
実家の知覚のダイエーだったかジャスコの中に入っているレコード屋で「No Rest for the Wicked」のボックス版のCDを買ったら中にビデオテープが入ってて、この曲が収録されてた。いやー、写真をつなぎあわせただけのビデオだけど、かなり繰り返し見たなあ。今考えると、音楽聴きはじめにオジーのこういう音源聴けててとても良かった。これ、ランディ・ローズ在籍時のライブ盤と言われている「Tribute」が音源。んでその大元のネタがこれだと思う。
写真つなぎあわせPV=Tributeライブ盤=TV番組のスタジオライブって感じで元ネタはスタジオライブなんかとYouTube見てそのカラクリが初めてわかった。しかしオジーのレコードってこういうヘンにいじくったものが多いね。「Speak of the Devil」もランディローズの追悼盤ということで企画が始まったはずなのに、蓋を開けてみるとランディ・ローズの書いた曲は一曲も収録されずなぜかOzzy Osbourne名義のライブ盤なのにBlack Sabbathの曲ばっかりというヘンテコなライブ盤。なんかいろんな権利と契約のお話でこういうことになったらしいが、なんか派手なパフォーマンスの裏にこういう大人の事情がチロッと見えたりするところがホントにプロレスっぽくて社会の縮図がそこにあるなと妙に関心するのです。こういう所でパフォーマンスや建前みたいなものとその裏の大人の事情、というものがちゃんと自分の人格を育ててくれたんだなと。
んで1989年って「No Rest for the Wicked」が出た後で、このビデオなんかもよくMTVで流れていたと思う。