インドの運転ルール 2012年08月18日

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↑ こんなのはまだ全然マシ。

終わるかと思ったがまだあったインドネタ。インドの車の運転について。僕の行ったのはコルカタだが、結構渋滞が酷かった。

インドの運転の不文律として、タイのように対向車線を逆走するようなことはほとんどないが、渋滞時に車と車の間隔がわずか10cm、20cmぐらいまで詰め寄ってくる運転が凄まじい。タイでも渋滞になると、往復2車線の車道が路肩を使って走行してくる車が出てきてだいたい4車線になる。つまり車の車幅で侵入できるスペースが空いていればガンガン突っ込んできてそこにまた車列ができるというもの。そこでインドがすごいのはこの道いっぱいに広がった渋滞の車と車の間隔が10cm-20cm程度しか空いておらずバイクが通りぬけできずバイクも渋滞する、下手をすりゃあ人間だってその隙間が通りぬけできず人も渋滞したりする。人が渋滞する国ってのは初めてだ。

幹線道路や街中の大通りなら多少交通ルールみたいなものはあるが、それほど大きくない道路だとタクシー、リキシャーが好き勝手に走る、飛ばす。バイクは縦横無尽に走る。人はもっと自由に路上を歩きまわるのでカオスである。渋滞時の車間間隔そのままに普通の走行時でもリキシャーなんかは歩行人のわずか20cm横を猛スピードですれ違っていくのでなかなか恐怖感がある。リキシャーの運転手の想定外に一歩踏み出しただけですぐ接触しそうな勢いであります。

僕はタイにほぼ6年近く住んでいるので、アジアンな交通事情はある程度免疫があったが、インドの運転事情は結構びっくりする。日本からいきなり来た人は相当びっくりするだろうな。

コルカタのニュータウン 2012年08月16日

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さあて、苦しくも楽しかったインド滞在4日間も本日で終了、朝10時から空港に向かう手筈となっておりました。最後の晩は皆それぞれバラバラのホテルに宿泊していたので、Fortune Select Loudonのロビーから市内タクシーを呼び出して空港行こうという話になった。

ホテルの兄ちゃんは空港まで大体500THBぐらい、と言っていた。来たのは真っ白のTATAのセダン。アンバサダークラシックのイエロータクシーと違いエアコン付きだ!タクシー到着と前後して雨も降り出し、エアコン付きタクシーを呼んでよかったねという話をしていた。雨の中窓開けて走行とかもう勘弁して欲しい。そんなのはタイの赤バスでも余るほど体験してるのでわざわざしたいことではないのよ。。。

当たり前の話だが荷物もちゃんとトランクに入れてくれた。しかしなんで到着時のタクシーはトランクに荷物入れてくれなかったんだろう?エアコンが効いて爽快な環境でじりじりとコルカタの渋滞の中をタクシーは進んでいく。

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↑ 相変わらずのイエロータクシーの渋滞。

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↑ コルカタの交差点にはタイと同じく信号制御用の小屋が。

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↑ JW MARRIOTT建設中。あたりはどろどろ。でもまわりに高層コンドも見える。

20分ほどしたところだろうか、いきなり風景が開けた。

「あ、IBMビルだ!」

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IBMのロゴをあしらった綺麗な高層ビルが。そしていきなり広くて、舗装状態もよい道路に入った。周りには中流〜上流向けと思われるコンドミニアムも立っている。なんだよコルカタ、こんなハイソタウンもあるんじゃないか。コルカタ到着時に乗ったタクシーは旧市街の道しか通らなかったのでコルカタの街全体がサダルストリートみたいにどこ行っても煤けてるのかと思ってたらこんな街もあるんじゃないか。オフィスビルやコンドのみではなく、ちゃんとショッピングコンプレックスもちらほらと見受けられる。コルカタの行政は旧市街はもう諦めて郊外を新規開発して外資誘致か?なんか明確に貧乏人とハイソの住み分けがされているというか。。さすがに大陸ですな。そのへんは容赦ない。

うーん、帰り道にこんなものを見せられるのは非常に残念。ぜひぜひ旧市街だけではなく、こちらのニュータウンにも来たかった。中・上流の人の生活スタイルやこちらでホテルとって生活した場合の物価の違いなんかを知りたかった。こういうのを見せられるとまだまだインドの広い国土の中で点でしかない部分を知ったにすぎないと思いますな。しかし、地球の歩き方もなんで旧市街しか紹介せず、こういう現在のインドを紹介しないのか。両方見なきゃあ意味ないじゃん。


View Salt Lake City, New town kolkata in a larger map
↑ コルカタのニュータウンというのは多分このあたり。タクシーで通っただけなので全然不明確ですが。。Salt Lake Cityって名前がまたパチモノ臭い。

というわけで最後の最後にめちゃくちゃ興味を引くものを見せつけられた上での帰国となりました。うーん、やっぱもうちょっとコルカタ見てみたいなという印象。また、、、行くかな??でもとりあえずバンガロールやアグラーやら他の都市にまず行ってみたい。

追伸
コルカタ到着時、サダルストリートまでのタクシーは交渉の末、400Rsとなりましたが、帰りのタクシーはホテルに呼びつけて、さらに結構遠回りをされたにもかかわらず500Rsに届かずのお値段だったのでやっぱ中心部ー空港はイエロータクシーだと400Rsでも高いということなんでしょうな。

以上、インド報告を終わります。

Kolkataで中華料理 Tung Fong 2012年08月15日


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さて、コルカタ最後の晩、晩飯はどうしようかと考えてたら「晩飯、中華行ってみませんか?」という同行者からの連絡。最後の晩なのでインド料理を堪能したいのもあったが、以前からインドで食う中華はエセ中華で、チャーハンがマサラ味だったりする、というのを聞いていたのでそれを見てみたい気もして「いいっすよ。行きますか!」ということになった。

サダルストリートと交差するMirza Ghalibの通りはぱっと見るだけで3軒ほど中華料理屋があって結構激戦区なのかもしれない。その中のPark Streetに近いTung Fongという店に入った。ビールを頼んで数品注文。

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↑ ワンタンスープ。インスタント丸出しだが、一応ちゃんとワンタンスープの味がしてる。インドでインド料理に四方八方を囲まれた中で食う中華料理はその料理の実力以上においしく感じる。

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↑ チキンのチャーハン。これもインスタント丸出しだが、ちゃんとチャーハン。米はバスマティライスですな。超長粒米。

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↑ 来た来た!春巻き。チーズコーン春巻き!こんなん中国にはないって。多分。

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↑ 最後トリ!これ、なんでしょう?答えはなんと麻婆豆腐 with お肉はマトン。これはだいぶ麻婆豆腐からはかけ離れたお味をしておりました。なんというか豆腐のグレービーソース煮と申しましょうか。ま、そういう名前で出されれば、別に普通の料理かな。ま、別に期待からは外れてたものの全然おいしく食えます。

という、中途半端な中華料理をつまみ、ビールを飲みつつコルカタ最後の夜が更けていったのでありました。

ナコーダマスジット 2012年08月14日

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インドに来てからまったく観光というものをしていない。個人的にはウロウロと街を歩いてモノの物価を比べたり、交通の不文律的なルールを読み解いてみたりするのがそれなりに楽しいんだが、せめて一箇所ぐらいは観光でもしとこうと思って地球の歩き方を見るんだが、コルカタの街ってのは実に目立った観光地がない。

インド博物館とかサダルストリートのすぐ横っちょにあったりするんだが、昔のものを見てもイマイチ面白くなく今のインドや経済を見れるようなところが見ていて興味を覚える。悩みに悩んだあげく、コルカタ中心部の若干北寄り、地下鉄Central駅から歩いてすぐのナコーダマスジットというムスリムのモスクを見に行った。一応、コルカタ最大のモスクらしい。


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ホテルからまたサダルストリートを通りぬけ地下鉄Esplanade駅から北行きの電車に乗ろうと降りていくとまだ切符売り場が見えないうちから人の大行列。でも一応ちゃんと2列に並んでいてそれが切符売り場までざっと見て100人ぐらい並んでいる。タイでも慣れているので横入りする奴に気をつけて並ぶ。後ろから太鼓腹を押し付けてくるインド人のおっさんがうっとおしいと思いつつも横入りインド人を制しながら切符購入6Rs。切符はバンコクの地下鉄と同じくRFIDのコイン式。ホームまで降りてみると案の定どこもかしこも砂が上がっていて煤けてくすんでいる。それでも一応エアコンが効いてるのでまだ快適かと思った矢先、どの車両を見ても窓ガラスの入っていない車両が滑りこんできた。しかも満員。降りる人も待たずどんどん乗り込んでいくインド人にまぎれて乗り込み発車。電車が駅から発車すると窓ガラスがない車両、扇風機のみ、駅構内以外はエアコンが効いてないので暑い。また不快度が高いなあと思ってたらEsplanadeからCentralはわずか二駅。到着して地上に上がってみると別にEsplanadeとそう変わらない風景が。ただしやっぱちょっと外国人は少ないな。

外国人が少ないせいか話しかけてくるインド人とかも少ない。そんなことを思いつつ歩いていき、Rabindra Saraniの通りを曲った瞬間、凄まじい渋滞が目の前に広がる。道路に路面電車が、トラックが、タクシーが、オートリキシャーが、人力の荷車が、隙間なくぎっしり詰まってその隙間をバイクどころか人間すら通れないほどの詰まり具合である。歩道は屋台がびっしり並んでいるのでその屋台が並ぶ歩道の細い通路を人が肩をぶつけ合いながら行き交っている。

「よくこんな通り歩いてられるよなあ」

とつぶやきながらナコーダマスジットまでとりあえず歩く。見えてきた!

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↑ ホントのぎっしり状態の時には唖然としてシャッターが切れませんでしたが、その後若干道路が流れるようになってからパチリ。

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うーん、モスクだ。壁のペイントなどが剥げていてやっぱりくすんでいるが、造形が綺麗。ということでナコーダマスジット終了。やっぱり俺、遺跡、寺院の類はそうそう興味が湧かないね。とりあえず辿り着いたということで満足してしまう。。。

OLY PUB、そして夜のPark Street 2012年08月13日

Fortune Selectにチェックイン後はシャワー浴びて休憩して持ってきたウィスキーなんぞをちびりちびりと飲みながら過ごし、日が暮れて来たので飲みに行こうか?ということになりました。

ちなみにインドは人口のほとんどがヒンドゥー教徒とムスリム。片方は宗教的に酒を禁じられているのと片方も飲酒をよしとしない宗教。なので街中で飲めるところは少ないと聞いていたが、コルカタの街の中ではかなり開けている様子のPark Streetなら昼間歩いていた際にBARやらPUBの看板をいっぱい見かけたので、そこで飲みましょうということになった。

適当に入ったのがここOLYPUB。


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中はインド人客でごった返していた。

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↑ やっぱりマサラフレイバーのスナック。

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King FisherのStrong(アルコール度8%)を頂戴と言ったら何故かこれを持ってきた。TUBORG STRONG。ちょっとネットで調べてみるとCarlsberg Indiaが2010年に発売した新ブランドのビールみたいっすね。


↑ こちらはTUBORG ZeroのCM。いわゆるノンアルコールビール。インドにもこういうのがあるのね。やっぱ西洋文化に憧れる中流〜上流の若い子達が酒は飲めないけどスタイルとして飲みたがるのかね?

しかし、このCMとは反対にこのOLYPUBの雰囲気がまた、昭和の老舗バー(それもトリス系の大衆バーのイメージ)のような佇まいでやっぱり何か煤けている。こういう飲み屋は個人的に非常に居心地がいいので問題はないのだがコルカタってこんなとこばっかりか?こちらのOLYPUB、ビール飲むならやっぱつまみはチキンティッカだね、と言って注文したが、まあ、バーのメニューらしく、鶏はバサバサの鶏肉でしたな。ま、ないよりましだけど。

その後、夜のPark Streetをブラブラと歩いて帰りましたとさ。

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