ココナッツミルクを自作したことがない 2022年01月18日

タイに住んで10数年。この動画にあるような熟れたココナッツの実の内側をゴリゴリ削ってココナッツミルクを絞り出すというトラディショナルなココナッツミルクの作り方を体験したことがないんよね。なのでココナッツミルクも味わったことがあるのはスーパーで売ってる紙パックや缶詰に入ってるココナッツミルク。今はタイ人でもこんなことしたことがある人はだいぶ少なくなってるんだろうけど東南アジアの人や南インドの人の食生活の基盤であるココナッツミルクをちゃんと生の状態で、添加物なしで味わったことないのはいかなるものか?と考えるわけです。日本人で言えば日本人の食を支える醤油や味噌を市販の加工食品のみでしか使ったことない、というのはどういうことか!?あ、でも自分は今まで一回も醤油も味噌も自分で大豆から作ったことないわ。。。

でも一回はちゃんと自然のものから作ってみないと本当の味はわからんと思うのでなんとか作って食べてみたいんです。というわけで彼女の田舎にいるお姉さんとかに聞いてみたらバンコクではなかなか熟れたココナッツの実も売ってないんじゃないかということで次回彼女の田舎に行ったらココナッツミルクづくりに挑戦したいところであります。

ココナッツミルクを飲む 2018年11月05日

Benefits of Coconut Milk For Healthy Hair

最近またまた菜食づいて来まして、ほとんどお肉の類、乳製品、卵を食わなくなってきております。で、飲み物も断酒傾向にありまして、飲んでいるのは水かコーヒーか、豆乳かココナッツミルクです。なにげにココナッツミルクドリンクが美味しかったのでここに書いておきます。

と言っても非常に単純。グラスにココナッツミルク入れて冷水で割ります。もとのココナッツミルクの濃さにもよりますが、ココナッツミルク:水で4:1ぐらいにして岩塩などの塩を入れます。量としては「ちょっと塩味をかんじるかな~?」というぐらいで。

ココナッツミルクを使うタイのお菓子ってだいたいうっすらと塩味があってそれが非常にココナッツミルクとマッチしてて味が深くなる。これを飲む用のココナッツミルクにも入れてみたらどうなるかと考えてやってみたら結構おいしかった。

しかしながら、家の彼女に聞くと「パック入ののココナッツミルクなんかまずくて飲んでられない」と言う。田舎のほうで自分で熟れたココナッツを取ってきてゴリゴリと胚乳を削いで自分で作るココナッツミルクは数段うまいという。

なので次回イサーンに行ったときはココナッツミルク作りにチャレンジですな。

ココナッツの刺身は確かに美味しい 2013年07月12日

IMG_20130713_103423

珍しく彼女が มะพร้าว マプラオ、ココナッツを買ってきたので久しぶりに飲む&食べました。

ココナッツ – Wikipedia
ココナッツジュース – Wikipedia
ココナッツミルク – Wikipedia

先の ขนมตาล カノムターンの項目でも書いたけど、東南アジアには結構いろいろな種類の椰子の木があるみたいで、ターンは砂糖を取るための椰子の木、んでこっちの มะพร้าว はその実の中の液体胚乳を飲んだり、固形胚乳でココナッツミルクを作ったりするもの。ココナッツジュース、ココナッツミルクは日本人にも有名ですな。

ขนมตาล カノムターンと ต้นตาล トンターンと น้ำตาล ナムターンと。 2013年07月10日

しかし、Wikiなんかでいろいろ調べてみると、椰子はすごい有用な植物で昔から東南アジアの生活を支えてきたんですな。ココナッツの実は海水に浮かぶから海沿いの椰子の木から落ちた実が波に乗って運ばれ漂着した海岸でまた芽を出して広がっていく。あー、だから白い砂浜、海岸線、南国の椰子の木ってイメージはそういう理屈があったのかと。さらにはココナッツの実の中に入っているココナッツジュースは特に強い甘みがあるわけでもないけど、スポーツドリンクみたいな味がしてとても衛生的で電解質など豊富で体液の組成と似ているみたいでそのまま体内に点滴ができるらしい。森の中で、脱水症状を起こして手持ちの水がないときでも、そこらへんの汚い水を飲むのではなく、ココナッツを割って飲めば腹をこわすこともないらしい。あと、タイの文化の中でもココナッツジュースは非常に清いものとして認識されているみたいで、葬式の前に死んだ人の体を洗う時もこのココナッツジュースで顔を洗って清めるらしい。

ただ、まあ、タイで生活してるとそんなに頻繁に飲んだりすることもないので実に久しぶりだった。かっちり冷やしておくとおいしい。さらには中の固形胚乳の部分も食べるんだが、ふとインターネットの何かの記事で

「ココナッツのお刺身」

という記述を見たことを思い出して、短冊に切った後、醤油につけて食ってみた。とは言ってもタイなんでめんどくさかったから目玉焼きなんかの時にみんな使う แมกกี マッギー(醤油もどきシーズニングソース)を使った。

IMG_20130713_103631

んで食ってみるとこれがまた、なかなかイケます。醤油の塩味と後から鼻に抜けるココナッツの脂肪分の甘い香り、脂肪分と言っても動物性ではなく植物性なのであっさりしつつコクのあるテイストで朝飯なんかにもちょうど良い感じでした。

タマリンドも、ドリアンも、マンゴーも、そしてこのココナッツも。改めて食ってみるとやっぱりタイってフルーツ天国だなあと。この雨季の時期、天気はうっとおしいけど十分に自然の恵みを享受してこんなうまいものを日常的に食える環境は素晴らしい。いやー、ホントタイに住んでて幸せだ。もっともっとタイのおいしいものを食いたいっすね。

パネーンガイ พะแนงไก่ チキンペナンカレー 2012年10月05日

Untitled

土曜日のお昼に自宅でパネーンガイ、チキンのペナンカレーを作ってみた。ペナンカレーというのはタイのぶっかけメシ屋、カオゲーンの屋台で大体どこでも置いていて、辛さも控えめでおいしい。


↑ 大体こんな感じでぶっかけメシ屋にラインナップされている。

材料はタイカレーペーストがあるなら結構簡単で材料もこれだけ。左から

Untitled

マクアプアン มะเขือพวง
タイカレーによく入っているグリーンピース大の茄子。グリーンピースかと思うと思いの外硬くて、噛み切るとプッチンという歯ごたえがよく、ほろ苦い。

プリックチーファー พริกชี้ฟ้า
5-10cmぐらいの唐辛子。ちょっと青い感じの香り。

プリックゲーンパネーン พริกแกงพะแนง
タイカレーペースト。これはゲーンパネーンのもの。大体、どこのスーパーでも売っている。

ナンプラー น้ำปลา
タイの魚醤。説明は不要でしょう。

ヌアガイ เนื้อไก่
鶏肉。ぶっかけ屋台では豚肉が多いが、スーパーに言ったら豚が売り切れだったので鶏にした。

味の素 อายิโนะโมะโต๊ะ
言わずと知れたワールドワイド味の素。これを入れないと東南アジアの料理の味は再現できまっせん。

ココナッツミルク กะทิ
ココナッツミルク。缶のもの、紙パックのもの、粉末のものなどがある。これもどこのスーパーでも買える。

後はコブミカンの葉ぐらいかな。タイカレーペーストの裏の作り方を読んでいて始めて気づいたが、ココナッツミルクって、

フアガティ หัวกะทิ (一番搾り)
ハーンガティ หางกะทิ (二番搾り)

というのがあるようだ。ココナッツミルクってのは、

ココナッツミルク – Wikipedia

ここにあるようにココナッツの種の中の身を削ってお湯で漉すような感じで作るらしい(まだ実際に作ってるところは見たことがない)なんで、最初に絞るココナッツミルクのほうが濃くなるのは想像に難くない。この一番搾りがココナッツの油脂分を多く含んでいるらしく、味もこってりしているようです。対して二番搾りのほうは油脂分が少なくあっさりしているとのこと。

このことはタイに6年も住んでいるが始めて知った。まあ、最初の2,3年はココナッツミルク系のタイ料理がくどくて好きではなかったことも大いに影響してるんだろうけど。。。

というわけで今回はただの紙パックのココナッツミルクを使ったが、タイカレーを作るときは、最初にこのココナッツミルクの濃い部分をフライパンに入れて加熱する。その中にタイカレーペーストを投入して弱火で焦がさないように十分に火を通すとだんだんと煮詰まるような感じになり、油が分離してくる。これを十分にやってからでないと油たっぷりのこってりしたカレーができない。

今回結構気をつけてやってみたがあまり油が出なかった。ちょっと次回はちゃんとフアガティ หัวกะทิ、ハーンガティ หางกะทิを調達して油テカテカのグリーンカレーでも作ってみたい。一番上の写真が完成品ですが、それでも中々うまそうな感じにはできた。ご飯とめちゃくちゃ合う。