指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術 2016年10月12日

Kabuki-cho

というわけでAmazonのセールでkindle版のこの本を購入して一気に(分量はもともと少ない本でした)読み通した。

女の子が女の子の中で競争して客を付ける、その商売の現場も風俗のように男女が一対一ではなく、社交の場であるからして、その営業方法や仕切り方はどんな商売にも応用可能な普遍的なノウハウってのもだいたい読む前からわかるもんですが、実際読んでみた感想として、40超えたこの歳で未経験で営業としてどこかの会社に入り、イチから営業部長に営業の仕方を直伝されたかのような濃ゆい内容でした。

普通の会社の営業部の教科書として読ませるのにちょうどいいんじゃないか?いや、でも学生から上がってきた新米だとまだ読んでても実感がわかないだろうから仕事初めて1年後、2年後ぐらいの社会人教育終了って段階で改めて読んで考えてもらうにもいいかもしれない。

いろいろな話の根拠が実に明確でいやらしいほどわかりやすいので、特定の上司からべったりで教えられる際、時々感じる 「いやー、それは部長の経験から来る個人的所感ちゃいますの??ちょっと??ですわ。」 みたいな感覚がほとんどない。いい本だと思います。

今年からフリーランスでやっており、(常識的には)営業でバリバリ動き回っていないといけない身分ですが適当に暇してる自分もちょっと襟を正してそれなりに考えるとこありました。

指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術
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懐かしの「我が妻との闘争」 2015年07月31日

Apple Power Mac G3

AmazonのKindleで懐かしのタイトルが並んでいた。

もう10年以上昔に初めてのMacとしてiBook G4のマシンを買ったそれからしばらくMacPeopleというMac専門誌を読んでいた。その巻末に連載されていたコーナーで姫路在住のサラリーマンのおっちゃんが嫁に趣味のHP作成、Macいじりを散々揶揄されながらも続ける悲哀のストーリー。

これがまたキツい奥さんであります。多少というかかなりデフォルメされてるんでしょうけど、奥さんがもう「河内のおっさんの唄」よろしく超河内弁のワレワレでスキなく作者を突っ込んでくる

「新しいソフトが2万円やて?うちの家計のどこからそんな金出てくんねん?寝言は寝てから言わんかいワレ」

てな具合である。

今回我妻の第一巻を読んで初めてわかったが、結婚当初にかなり奥さんをだまくらかしてパソコンやインターネットの機器に金を使い込み、奥さんが愛想をつかしている状態らしい。冷蔵庫に張り紙がはられ、そこに作者の一家の五箇条が書かれていて「マックいじりは1日2時間まで」とか約束事を決められたらしい。

まあ、風俗やお姉ちゃん遊び、パチンコその他のギャンブルに手をだすよりかはよっぽどかわいい出費だとは思うんだけどごくごく普通の日々を生きるおばちゃんにはわけのわからん男の道楽に見えるんだろう。(連載当時は2000年ぐらいでスマホは言うにおよばずGoogleの登場以前のホントの旧インターネット時代のお話)

今のスマホ台頭した時代からインターネットに触れたという若い世代の人などには非常にオススメでインターネットをパソコンだけで使ってた時代はこんな感じだったんだよと示せるいい事例。加えて「昔はパソコンも高かったんだよ」と。なんせ話はMacOS8時代から始まってますから。今から考えるとあの頃は周辺機器も高かった。大学生時代、CD-Rドライブを買うのに金貯めるのが大変だったもん。

鬼嫁に恐怖するパソコン愛好家の悲哀日記 我が妻との闘争 第1巻 恐妻夫の忍従編<我が妻との闘争> (―)” style=”border: none;” /></a></div>
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Bitcoinの学習本 2015年01月07日

Bitcoin IMG_3163

Bitcoinをいろいろ勉強していて、インターネット上でコストをぐっと押さえて簡単に送金ができるシステムみたいな感じのことはすぐにわかるんだが、具体的にどのようなシステムで動いているのかよくわからない。ブロックチェーン?どういう情報が載っている?ハッシュ?不可逆圧縮?どういう理屈で成り立っていてその上でどういうことすると問題が出やすいか?リスクが高いのか?なんてことをわかりたい人向けの本を。

こちらはBitcoinという技術で何が出来るのかをまとめた本。80円と非常にお安く、その分文章量は少なめで簡単にさっと読める。どういった性質のもので何が出来るのかはこれで把握出来るんじゃないかと思います。ただ、動作ロジックまではわからない。

その次に読むのにいい本。個人的にはこの本を薦めたい。僕らみたいなある程度インターネットの技術とかがわかる人間ならこの本でその仕組を勉強してどういうロジック、そしてリスクがあるのかを考える。一番最初にBitcoinを触り始めた際にWalletをインストールしてBitcoinの残金データがWalletに何か実データとして保持されているのか
それともデータはインターネットの向こう側でログインアカウントか秘密鍵かを持っていたら端末自体は紛失などしても残額は失わないで済むのか?とかそのへんがウェブの解説をちょこちょこ読んでるだけではまったく理解できなかった。

その辺はこの本を読むことでロジックを理解し、残額の紛失に備えてのバックアップだとか、盗難(これもロジックがわかると、「秘密鍵が第三者に知られて、別のアドレスにBitcoinが勝手に送金されてしまう」ことを意味するのがわかる)に対するセキュリティ対策などを自分の頭で考えていくことができるようになる良書だと思います。実際に数字などは使わずにうまく解説されてますが、やっぱり読み進めて行く上ではコンピュータって何?とかインターネットの基本原理とかは一応わかってないとちょっと読み進めるのは時間がかかるかな?後は公開鍵暗号のWikiページを何回も参照しながら読んでいけば原理は理解できるのではないかと思います。500円とお安いし、Bitcoinの面白い動作原理を学ぶのに最適だと思います。ちなみに上と下は両方共同じ著者です。

正月はこのへんの本を読み、実際にWalletをインストールしてTradeサイトで日本円でBTCを買い、さらにはGPUを買って暗号通貨の採掘までを試して過ごしていました。

久々に紙の本をスキャンしてPDF化しました。 2014年09月27日

最後に追加した項目-317

久々に紙の本をスキャンしてPDF化しました。

2012年に初めて書籍自炊用のscansnapを買ってその年はかなりの冊数をスキャンしたが、2012年半ばに楽天のkoboがサービスイン、暮れにアマゾンのkindleがサービスインして以降、バンコクにいてもかなり気軽に日本語書籍を気軽に買えるようになったので、目に見えてscansnapの使用頻度は減っていった。

それでもやっぱり紙の本でしかリラースされない本も当然あるわけで、今回みやさんがバンコクに来るというので3冊ほど紙の本を購入して持ってきて貰った。

久しぶりに引っ張り出したscansnapだけど、ゴムで出来てる部品の劣化もなく、全く紙詰まりなし、二重紙送りなどなく完璧にスキャンが完了。

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この紙の本が手作業を経てiPhoneの画面に現れるこの感覚、本来めんどくさいだけの作業なんだけど久しぶりにやるといいねえ。自分の作業はなんらすごいところはなく、scansnapの性能がいいからなんだけど、大きな紙面をスキャンしてiPhoneの小さな画面で見るととても精細にスキャンできているように見えて嬉しい。これからも多分どんどん機会が減っていくであろう、アナログ > デジタルの変換作業を味わいました。

上のマクロビオティック健康法の本なんかは古本で買った。かなり古い本ですな。前からそうだったんだけど、結構古い本の、虫食ってそうな紙の匂いが苦手だった。その辺もスキャンしてデジタル化した本なら気にならなくていい。

さあて、またiPhoneで読んでいくとしますか。。iPhoneでの読書も画面サイズとかあんまり気にならないですが、さすがにこれで4時間も5時間も本を読んでいるとさすがに疲れ目になりますな。

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マクロビオティック健康法―正食のすすめ
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不自由な環境になればなるほどやっぱりkindleが外せないと思う 2014年01月18日

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今回のイサーンの田舎で数泊した際に活躍したkindle paperwhite。携帯キャリアの電波が不安定にしかつながらないエリアで朝のめちゃ寒い時間帯から焚き火に当たりつつkindleで読書。

Kindle Paperwhite – Amazon.co.jp

携帯の電波が安定しないのはネットに繋がらないだけでなく、バッテリの消費も早くて大変。完全に繋がらないならもっと話は簡単で機内モードなどにしてバッテリの無駄な消費を防げるけど、不安定な状態でたまにメッセージや、メールが届く状態だと機内モードで通信切るのもなんだかなあ、という感じであります。

それでどんどんバッテリが減って行くのに彼女の実家のコンセントは甥っ子がテレビとタブレットで占領していて充電も自由にままならない。

こういう次にいつ充電できるかわからない状態でも強いのはやっぱりkindleですな。一日、二日程度ではなく、一、二週間は軽くバッテリが持ってしまうので安心してゆっくり本が読める。本読んでる時に「バッテリが。。」と言ってバタバタするのも阿呆らしい。

バックパッカーの旅行なんかでも多分バスなどで長時間移動が続く時はやっぱりkindleでしょう。新しい街についてさて、モバイルでマップ調べてホテルまで、なんて時にバッテリ切れしないためにも旅行にはkindle必須だと思う。

端末価格やすい割には本体にぐらつきやねじれなども発生しにくくてパンパンにものが詰まったバックパックの中も比較的安心して移動できるのではないかと思いまする。

ケースはちょっと重いがAmazon純正のケース(これもゴツく作ってあって剛性がある)か、スリップインのケースみたいなのがいいんじゃないでしょうか。前者は剛性と見た目の点でメリットがあり、後者は安い、扱いが簡単、汚れたり壊れても基本布の袋なのでなんなりと替えが効くのがいいかと思います。