楽天kobo touchが来たんだが。 2012年09月22日

ついに楽天kobo touchが知り合いのハンドキャリーで持って僕の手元にやってきた。始めて触るE-inkディスプレイ端末。さて使い心地はどうなんだろうかといろいろ試してみた。

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海外版のほうがデザイン的にはいいと思うけど、それでも値段から考えたら結構立派な箱に入っている楽天kobo touch。

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ご開帳。本体は重量185gとなっているのだが、なぜか重く感じる。質感があるということだろうか。別に本体に安っぽさはないと思う。ただ、本体のプラスチックボディの塗装がマット仕上げなので長期間使ってると手垢がバリバリ付きそうな気がする。

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他のサイトのレビューを見ていたら、付随している説明書は8ページのパンフレット程度の簡単なものだったようだが、僕の買ったものは36ページの割とまともなマニュアルがついていた。以前のものはかなりわかりにくいと不評だったから変えたんでしょうなあ。

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職場でこそこそとiPhoneのテザリングを使ってkobo touch単独でWiFi経由のセットアップを開始。タイの3Gって通信速度めちゃくちゃ遅いんだが、それでも一応エラーもなく終了。発売当初のセットアップが失敗するという問題はさすがに発売から2ヶ月も経っていれば解消されているか。

セットアップ後、前回のエントリで説明していた購入済みの書籍が自動的に同期されてkoboで読めるようになった。

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さすがに購入した書籍はepub形式でフォントやフォントサイズを自由に選べるのでやはり文字くっきりでかなり見やすい。しかし、追加でもう一冊購入してみたところ、Webのブックストアでは購入済み書籍はライブラリに登録されるのだが、デスクトップアプリやkobo touchに何度やっても同期されない。お金出して買った本が同期されず読めないってどういうこっちゃい。この追加で購入した本はiPhoneのkoboアプリのほうでも同期されず、未だにどうしたらいいのかわからない。。。

まあ、いいや、とりあえずそのへんの話は後に置いておいて、自炊本の表示をしてみよう。まず普通の書籍pdf。

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完全に字が潰れてます。これは読めない。タブレットなどで電子書籍読むときって、その端末にコンテンツが最適化されてないものでも、アプリによっては縮小・拡大表示に自動的にアンチエイリアスやボールド化を行うものがあったりでリーダーアプリ一つで閲覧時の読みやすさがだいぶ変わる。ところがまだまだE-inkディスプレイのリーダーはセンシティブでちゃんとディスプレイサイズに合わせた最適化を行わないと非常に読みにくいものになってしまうようだ。

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ところが漫画は最適化を行わず、zipファイルになっているものをcbzと拡張子を書き換えるだけで割りとちゃんと読めるように表示できている。漫画のほうがもっと読みにくくなると思っていたが以外だった。そんなこんなしてると自分のPCから持ってきた自炊ファイルがいろいろkobo touch上で問題に。

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↑ ホーム画面で表紙が全く表示されなかったり、

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↑ 盛大に文字化けされたりしている。

というわけでこれでは漫画リーダーぐらいにしか使えないので書籍pdfファイルの最適化を行なってみる。やることは余白のカットとkobo touchのディスプレイと同じ画像サイズにトリミング、さらに文字のボールド化を行う。

自炊したPDFをKoboできれいに表示させるには
No.722: ChainLP

この、ChainLPというツールがよく出来ている。上記のサイトの手順通り、設定が必要な項目だけセットアップしてしまえば結構ちゃんと読めるようにファイルを編集してくれる。

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↑ ほら、こんなに文字くっきり。これなら読める。

というわけで案の定というか、残念というか楽天koboのブックストアがうまく動作してくれないのでやはりkobo touchは自炊本のリーダーとしてしばらく活躍してもらいます。しかし、買えるようになったというのに読めないのは辛いね。