「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」 2018年08月27日

From the light came Python 3K

つい最近アマゾンのキンドルでこの本を購入。Pythonを使えるようになりたくて買ってみたが非常にこの本が面白くて自宅に居る間はPCの前にかじりついてこの本のサンプルスクリプトを組んで試して一人で微笑んでおります。

自分はネットワーク系のエンジニアでプログラミングはまったくできない人間だが、この本は非常にスムーズにPythonの文法などが頭に入ってきて(というかPythonの文法自体がかなりわかりやすくできているということか?)、すぐにかんたんなスクリプトなら書いて動かせるようになった。身の回りの細かい作業はこれでスクリプト化して楽しんでおります。

そしてPythonの面白いところのひとつのBeautifulSoup4というウェブスクレイピングのライブラリを使って海外のグラビアアイドルのギャラリーサイトからHTMLをパースして数千枚の画像を一気に落としてきたり。年を取っても行動パターンは変わらずです。

そういえば、1998年ぐらいの大学生時代、有人と一緒に夜な夜なテレホーダイが始まると手分けをして素人ハメ撮り写真集を落としましたが、はっきり言ってその時にもこういうプログラミングを学習するきっかけはあったのかもしれないと思うところもあります。(とはいえその頃にこんな便利なライブラリはたぶん存在していなかったとは思うが。。)

他にもPythonでウェブスクレイピングという書籍はいくつか出ているようなのでそのへんも買って勉強してみようかと思います。。。

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らも 2014年04月27日

大阪で1番美味しいたこ焼きくん♥
“大阪で1番美味しいたこ焼きくん♥” photo by Giovanna Durgoni

少し前から中島らもの本がKindleで何冊か買えるようになっているのは知っていた。んで、久しぶりに探してみるとあの「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」まで電子書籍化されていた。中学生、高校生の頃に何度となく読み返した非常に懐かしい本。早速買って約20年ぶりぐらいに読み直した。

しかし僕でちょうど38歳。この本を手に取ったのは中学生の頃。そう考えるとこの本を大事に大事に読んできた30歳後半から40歳前半の人って結構多いんじゃなかろうか。読み返すたびに「ああ、そうかあの頃考えてたことはここから来てるなあ」とか「そうそう、このフレーズだけはきっちり覚えてるけど、この本に書いてあったか。忘れてしまってたな」ということが多々ありました。

大槻ケンヂはこの本の自殺した友人のくだり、

ただ、こうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年かに一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから「あいつも生きてりゃよかったのに」と思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでも「まんざらでもない」瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。

に涙すると書いていたけど、僕は「まんざらでもない」瞬間を収めた額をときどき眺める、というのが引っかかってたりして、もうちょいパンクというか鬱々とした、

酒を飲み始めた動機というのは、単純に大人の真似がしたかった、だけだった。そのうちに「酔う」ということがわかってくると、それが自分の精神の欠落した部分にあつらえたようにぴったりとはまり込んで、空無のところを埋めてくれることに気づいたのだ。十代の僕は一種狂暴なほどに自分自身を憎んでいた。そしてそれ以上に、自分がその一隅を占めているところの「世界」そのものを憎み、呪っていた。世界は醜悪で愚かで付臭を放っていて、それは僕の存在とうりふたつだった。自分も世界もその腐った体で抱き合ったままで「ぶっつぶれてしまえ」というのが、僕にできる唯一の意思表示であり願望だった。酒の酔いは、そういう破滅的な気分に実によくフィットした。泥酔してぶっ倒れる瞬間というのは、自分と世界にとっての大破滅のミニチュアであり、夜ごとに訪れる小さな「ビッグ・バン」だった。

こういう文章のほうがしっくりきて、まだ中学生ぐらいならイマイチをわかりきらずにいたけどそれでも「精神の欠落した空無のところ」なんてところはわからないなりににもなんか共感を感じたりといろいろ考えてたもんです。

よくよく考えると結構大学入る前までの行動パターンってこの本に影響されてた部分も多いような気がする。だいぶ救われてるのは確かだけど、今考えるとエライ本を読んでたなと思う。読んでなかったらどうなってただろう??

なんてことを考えながら実に懐かしいこの本を、仕事の合間に携帯チラチラ読みながら、一気に半日で読みきってしまいました。。。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)
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E-ink ディスプレイのAndroid端末 2014年04月21日

Inside Box (2)
“Inside Box (2)” photo by Midge Frazel

海外のTech系サイトを読んでいるとどうも海外ではBarnes&Nobleが販売しているeReader端末、Nook Simple TouchをRoot化してAndroidをインストールして高機能eReader、もしくはタブレット端末として使っている人が多いらしい。

ああ、こりゃあええなあ!めっちゃバッテリーが持ちそう!てなわけでタイのバンコクでもB2Sという文房具&本屋でNookが売っていたなあと思い、いろいろ調べてみた。

Nook Simple TouchというE-inkディスプレイ端末にAndroid2.1.3がインストールできるようで、Google Playから普通にAndroidアプリをダウンロードしてインストールすることができるとのこと。当然、KindleやPerfect ViewerなどのAndroid版をインストールすることもできるので、これ一台でめちゃくちゃバッテリーが持ち、さらにPDFもTXTもKindleも自炊漫画のzip形式もすべてに対応できるeBook
Readerを作ることが可能になる。しかもNookはE-inkディスプレイの中でも反応速度が早いみたいでゲームまでできるらしい。

これは素晴らしい、僕の持ってる大量の自炊データとKindle本を一端末で読めて車や飛行機の移動中でもちゃんとバッテリーを気にせずに使っていられるeBook Readerがついに出現か??とついついB2SのNookを買いそうになったが、土壇場で以下のような日本語サイトの記述を見つけた。


e-ink Android デバイスとしての Nook Simple Touch が非常に素晴らしい – World Wide Walker

日本のKindleサービスが使えないのか。。。確かに今まで英語のサイトしか目を通していなかったので日本のKindleサービスが使えるのかどうかって気にする人はいなかった。ちゃんと日本語のサイトを調べていてよかった。あとNook Simple TouchはE-inkディスプレイでもバックライトなしのモデルらしい。Kindle PaperwhiteになれるとE-inkでバックライトなしのものはちょっと読むのがつらい。ちょっとでも薄暗い場所でE-inkディスプレイで読もうと思うと液晶ディスプレイ慣れした僕の目には画面が暗すぎて非常に読みづらい。この2点が大きなマイナスポイントになりますな。。。というわけで購入は現状諦める。

と思っていたら、2012年の発売直後に購入し、その後Kindle Paperwhiteが届いてからお蔵入り状態となっていた楽天のkobo touch。なんとこの端末もAndroidがインストールできるとのこと。これならすでに持っているのでお金かけずに試してみることができる。見ていると明らかにNookよりもE-inkディスプレイの反応速度が遅そうなんだが、とりあえずはAndroidインストールが可能なようなので試してみよう。ロングライフバッテリのKindle+自炊データの複数フォーマット対応 eBook Readerとして活躍してくれるのでしょうか。

いましろ作品がKindleに! 2014年04月12日

なんとkindleにいましろ先生の著作が。まだ買えるのは以下のみですが、とりあえず電子書籍化は嬉しい。タイで買える。

タコポン 上巻 (1) (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2013-12-28)
ハード・コア 上 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-04-26)
引き潮 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-03-30)
原発幻魔大戦 (ビームコミックス)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-03-30)

ビームコミックスから出てるもののみってことですな。あ、でも日本に居る人もいましろ先生の本は書店でも散々探さないとないのでkindleで一発検索!あるかないかは瞬時に判別、という状態が嬉しいはず。日本に一時帰国した時もすでに本屋で欲しい本を探すという作業自体がめんどくさくてかなわん。もうネットで欲しいものあるかどうか一発でわかるシステムに慣れてしまって書店で過ごす時間なんてめんどくさいだけになってしまった。

とりあえずタイの連休、ソンクラン中に全作制覇するかな。

この勢いで「初期のいましろたかし」なんかも電子書籍化して欲しいもんです。

大人の勉強本! 2013年05月30日

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勝間和代の「やればできる」と「お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)」を読んで、まあ、書いてあることは至極まっとうで、女性の書いた本の割に質実剛健なロジックにちょっと感心してたりもしてたんで、ちょっと他の本も読んでみようと思って、勝間和代の名前が売れだすきっかけとなったと言われるこの本を買ってみた。

本の中身は「大人の勉強本」で学習を続けていく意味と本当に実践力のある知識を実地で効果を見ながらモチベーションを保って継続していくためのTIPSと、その具体的な道具の揃え方までしっかりと書かれております。どちらかというとなぜ勉強するか?という部分の記述がやっぱり勝間和代らしいしっかりした論調(個人的にはこの人の論理はすごい男っぽくて女性らしいしおらしさみたいなものが全くなく読んでいて気持ちがいいんだけど)で、この部分がホントはしっかり読まないと行けない部分なんだろうけどこれにITを絡めたアプローチってのが目新しくて受けてたんじゃないかと思う。

確かにそういうIT小道具の使い方は無理や独りよがりな拘りみたいなものもなくちゃんと利用していける方法を紹介している(でも初版が2007年なので、Audiobookを聞くのにMDという単語が出てきたりとすでにツールが out of date になっているものもあるけど、流行り廃り激しいビジネス本の中でこれだけ需要が長続きしてるのはこの本の凄いとこなんだろうな)し、これ以降のiPhoneに始まるスマートフォンブームと上手く絡み合って凄い受けたのも納得は出来る内容。

また、モチベーションを根性で高く保ち続けて勉強する、という話ではなく効果を短期的に収入増加につなげて目に見えるご褒美を得ることでモチベーションを高めるというのはダイエットの時に教科書にしていた岡田斗司夫のレコーディングダイエット本「いつまでもデブと思うなよ」(しかし、いつも買いてて思うけど、この本のタイトル、なんとかならないかね。もう少し上品なタイトルにしといたほうがよかったと思う)と同じやり方で納得納得。そう、絶対根性では続かんよね。気力が途切れてしまった時のことを予め想定しておかなければ絶対成功はしないと思う。

個人的には酒やめて夜勉強する時間を持てるようにはなったけど、何を、どのように、どれぐらいの期間でやっていくのか?確かにダラダラと時間をかけれるのであれば割りとどんなものでもそれなりの効果は挙げられると思うけど、せっかくやるなら、めっちゃ深く勉強するか、もしくは、めっちゃ短期間にある一定レベルを資格やスコアという形で実現するかを指標にやってみるほうが面白い。そういう、方法と効果測定を考える上でも非常にためになる一冊。とりあえず僕の今年の目標は6年目にしてやっとちゃんとタイ語を習得するということに致しました。タイ語習得で、地場、足元の情報を文字で収集できるようになる事、そして、来年あたりは英語力も強化して、洋書なども読めるようになると情報ソースもドドンと拡大されるので仕事や生活が大きく変化していくかな?と思ってやって見る次第であります。

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