結局 Nokia Lumia 520、廉価版 Windows 8 Phoneを購入 その2 2014年03月24日

さて、Nokia Lumia 520 ソフトウェア編です。

アプリケーションに関しては、いろんなオンラインサービス(To Do系、Remember The Milkなど、Google Map、Pocket、Feedlyなど)の純正アプリが少なく、サードパーティの作ったアプリが多い。ちょっと画面デザインとかの作り込みがあまいものなどもあって黎明期AndroidのAndroid Marketを思い出す感じですな。インディーなアプリがゴロゴロしてます。

Windows 8 Phoneは当然ながらMicrosoft製のプロプライエタリソフトウェアなんでGoogle MapやらGoogle Docsなどの純正アプリも
入ってこれないんだろう。。サードパーティアプリの作りも単純にアプリ立ち上げて、そのフレームの中でHTMLのアプリ読み込んでるだけとかも多い。

んでNokia純正のマップアプリ、Here Mapsが日本で使うには非常に残念な出来。下のスクリーンキャプチャを見よ!日本てこんなに道が少ない国だったっけ?Nokiaがずっと苦戦してる国なんで道路情報も少ないのか?これはどう考えても使えない。。。


↑ 日本の道路情報が極端に少ない。。。


↑ タイだとこのレベルまで細かく情報が載ってるのに。。


↑ Google Maps。

メッセージング、SNSはやっぱり今のはやりなのか純正が揃っているLINE, Facebook(Facebookのアプリの開発元はMicrosoftになってる。。。)、Twitter、WhatsApp。普通にAndroidぐらいには使いやすい。

MS連携で言うとやっぱりSkyDrive(OneDrive)、Officeの連携は使いやすい。仕事のメールの添付ファイルをそのままExcelなど(互換アプリではなく)で開くことが可能。保存もそのままSkyDriveで次にPCを開いた時にはSkyDrvieフォルダにそのファイルがあるというような流れ。一社で一気通貫にデザインすりゃこんな感じに使いやすく作れるんだな。ていうかクラウド連携はずっと前からGoogleが使いやすさで群を抜いていたけど、最近はMSもAppleもだいぶやり方わかってきましたという感じですな。

Windows Storeでのアプリのダウンロードは無料アプリなら全然ID, Password聞かれない。iOSみたいに無料でもアプリごとにパスワード入力とかめっちゃめんどくさいです。あれはやめて欲しい。

Music純正アプリがテキストを主体においたデザインの音楽プレーヤーでWindows7 Phoneの頃から特に大きく変わってないけどデザインは面白いと思う。そしてNokia MixRadioがなかなかいい。No Sign Up, No Subscriptionでお試しが簡単にできるラジオアプリ。ネットラジオっぽく、自分の好きなアーティストなどを入力して、それと同じ系統の音楽を自動でチョイスして流してくれる。北欧フィンランドの国の特性なのか、自分の好きなSolar BearsとかPlanet Mu系とかBrothertigerとかエレクトロ・ポップ、ユーロ、メロウ系がええ感じ。Buddha Bar系のアーティスト入力しても頃合いが流れてきて、ミュージックプレイヤーのUIデザインも相まってなかなか楽しい。Apple系の音楽サービスでは味わえない感覚でんな。昔名もなく消え去ったMS製音楽プレーヤー ZuneライクなUIがそれこそメロウな感覚を増幅させてくれます。ちなみにNokia MixRadioサービスは有料でも月約1.0USDと超格安サービス。この辺、とにかくNokiaの低価格、新興国でのシェア奪取重視作戦がよく見える。No Sign UpとかNo Subscriptionでお試しができるようにしてるのも、低価格スマートフォンを選ぶユーザがそんなめんどくさいことをわざわざやらないことを考慮してじゃないかと。有料プランでもこの価格で新興国からのサインアップを待ってるんでしょうな。

Evernote、Onenote系のノートアプリは、、、やっぱりまだAndroidのほうが使いやすい。テキスト選択の操作性とかがWindows 8 Phoneだとイライラしてしまう。もうちょっとこの辺が改善されるとぐっとよくなってくる。さらにはソフトウェアキーボードも日本語のもうちょっと操作性のよいのが出てきて欲しい。

全体的にカメラもディスプレイ品質も決していいものではないけど贅沢言わなければ使えるといったレベルで、まあ最終的にこれでもいいかな?と思える良いラインを保ってるいい端末だと思います。

手に収まるサイズ間もよしです。

結局 Nokia Lumia 520、廉価版 Windows 8 Phoneを購入 その1 2014年03月23日

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というわけでNOKIAのLumia520を買いました。タイの携帯電話の殿堂MBKにて3,900THBと超リーズブルなフル機能Windows 8 Phone。

前回NOKIAのプロモーションビデオを載せてましたが、そもそも一番安いモデルのWindows 8 Phoneを買おうかといろいろ調べていたところでああいうインドインドしたビデオを見つけたんすよね。この低価格がウケてベトナムやインドではよく売れてるらしい。

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パッケージは凄い簡素でUSBマイクロB接続のデータ転送ケーブルと充電器、ちょっと嬉しいのは色違いで換えのバックパネルが付いていた。この辺、昔のNOKIAの携帯電話同様に傷ついたり汚れたりしたら外側のケースを丸ごと交換してしまえば見た目は新品同様にできる。

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電話の作りも軽くて小さくてプラスチッキーで多少安っぽいのも否定できないですが、なんというか安い電話なんであまり細かいところ気にせずに多少手荒に扱うこともできる気楽があって逆に扱いやすい。

それでもソフト面ではフル機能のWindows 8 Phoneが載っているのだからちゃんと使うことができる。こんな低価格な機種の割に画面移行も非常にスムーズでぬるぬる動く。Android機ではこの価格帯のモデルでこれぐらいスムーズに動くマシンは今まで見たことない。(後述しますが、同じNOKIAのNokia Xでもこれと比べて全然モタつく動きしてます。)

Nokia Lumia 520 Specifications – Nokia
↑ びっちり使用詳細まで載ってるNOKIAのLumia520のページ。

カメラはのっぺりした色合いで昼間の撮影はそこそこ使えるが、夜間はノイズが多く、ブレがひどいので使えない。それでも価格から考えたら画質はいいほうなんかもしれない。

あと注目すべきはなぜか充電の速度が早い。チャージャーつないで1,2時間でフルまで充電できる。これは素晴らしい。単にバッテリの容量が少ないから早いだけか?と思って調べてみたら

Nokia Lumia 520 1430mAh
Google(LG) Nexus4 2100mAh
Samsung Galaxy S3 2100mAh

となっていて確かに容量少ないけど、それ以上に高速に充電できるように感じる。そういえば、iPhoneの場合USBで充電するのに、USBの4線のうちデータ線、D+とD-を200Ωの抵抗でつなぐ必要がある。Androidの場合はD+とD-を単純にショート。果たしてNokia Lumia、そしてWindows 8 Phoneの急速充電の条件とはなんなんだろうか?英語のサイトなどもいろいろざっと見てみたがQualcommのQuickChargeというシステムの話は出てくるが具体的な急速充電の条件みたいなものは書かれていなかった。。。

後、本体裏面のパネルが赤のものを買ったが黄色いパネルがもうひとつ付いていて気軽に着せ替えれるようになっていますが、パネルが外せるということはバッテリも交換できます。これなら思いバッテリパックを持ち歩くよりも換えのバッテリパックを持ち歩くほうが軽くていいし、最近のスマートフォンの嫌なところはiPhoneのようにSIMトレーがクリップのようなピンがないと取り出せないようになっているところなんですが、Lumia 520だとこのように簡単に取り外しができます。これ、旅行先とかでクリップなしで交換できるので便利。やっぱこっちのほうがいいよ。

cc

さて、長くなってきたので今回はハードウェア編として次回ソフトウェア編行きます。

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NokiaのLumia端末のAD展開がめちゃアジアで楽しい 2014年03月22日

YouTubeなどで見ることができるスマートフォンのAD(広告)、つまりプロモーションビデオがもうめっちゃアジア展開で結構面白く、少し旅情をかき立てられるような映像もあって中々いいのでちょっと書いときたいと思います。

iPhoneが発表されるまでは誰もが間違いなくNo.1ブランドと言ってたであろうNOKIAですから、新興国でもこういうイメージのプロモーションビデオ作っておくとちゃんと響くのでしょう。


↑ インド編。Lumia 520。インドでサーフィンなんかするのか?イメージ遠いなと思いつつ、最初はこの映像がインドだとわからなかった。


↑ ナイトクラビング。インドでも当然若い子達は夜クラブへ集って遊ぶんでしょう。旅行でインドとか行くと歴史的な建物魔化にばかり意識が行きますがやっぱり現地の人はローカルなものよりこういう若い子らしい西洋のカルチャーの方に興味があるでしょうな。でもインドの街中って絶対こんな若い女の子は歩いてないです。こんな露出の高い服を着てることもないですな。街中歩いてる女性は殆どがボンレスハムみたいなおばちゃんばかりです。少なくともコルカタは。


↑ ちょっとした小トリップ。この映像はインドのイメージそのままな感じですな。ああ、またインド行きたい。


↑ ついでにタイのも。これもアジア版ADなんだけど、どこだ?シンガポール?マレー?それともフィリピンあたりか?と思ってたらタイでした。前半ちょこっと聞こえる会話がタイ語でした。タイの大学構内って殆ど入ったことないので雰囲気あまり知らないけど、でもこのADの雰囲気はなんかタイっぽくない。。


↑ さらにこちらは中国、北京のもの。

てなわけでアジア向けNOKIA ADでした。西洋人ばかりが出てるものより親近感も沸くし、なにより、新興国の消費イメージを垣間見れるのが楽しい。 。てかタイでも売ってるNOKIAのLumia端末で一番安い520のレビューをYoutubeで見てたらNOKIAオリジナルのプロモーションビデオがいっぱいあってインド向けってのが中々珍しくて面白かった。ここ最近は成長が低迷しているインドですがうまく政治が回ればメジャーな市場となり、そして外資が流れ込んで裕福に成ってくれば、人口の多さを盾に大国の仲間入り出来るようになれば非常に面白いとは思いますが生きてるうちにそんな時代がやってくるのかどうか。まあ楽しみです。んでやっぱり近々また南インドに旅行に行きたいです。

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↑ 日本でもさすがに520は安いね。

Windows Tabletに興味出てきたけど。。。 2014年01月31日

BETT 2014 - Windows tablets
“BETT 2014 – Windows tablets” photo by p_a_h

最近、Windows 8 タブレットが身の回りに増え始めてきているように思う。もちろん以前から発売されていたけど、種類も増え始め少しづつ値段が下がってきて買いやすくなってきていますな。

そんな中、以前もこのブログで書いたと思うが、AcerのW3やP3あたりが本命かな、とも思っていた。Androidタブレットは7インチがメインで遊びやらSNS周りで大活躍すると思われるが、Windowsタブレットはもう仕事メインになるでしょうという感じで良いマシンが出てきたら実際に仕事で試してみたかった。

その中でもW3がやっぱり画面小さいとはいえ、機動性がよさそうで本命中の本命っぽいんだが、ディスプレイがIPS液晶でもなく、充電コネクタがUSBでなく独自ポートを採用してる点でちと残念。値段はいい感じなんだけど。あとはもうちょっと待ってもう一世代上のW4か。これになると液晶もIPSになり、充電もマイクロUSB経由。


ASCII.jp:Iconia W3の実力と超連携術を大検証!(前編) (1/3)|徹底研究!! 8.1型タブレット「Iconia W3-810」
【Hothotレビュー】日本エイサー「Iconia W4-820」 ~プロセッサと液晶を強化した8型Windowsタブレット – PC Watch

ただ、もう一歩引いて考えてみると、WindowsなんでPCと勘違いしそうになるが、これはタブレットなんである。3Gが使えないとダメじゃないか。3Gが使えないと機動性半減だ。iPadやAndroid使っててよくわかったけどテザリングじゃダメでSIM入れてブラウザで調べ物したいときにすぐ繋がらないと結局使わないんだ。だから3Gモジュール搭載、やっぱりこれを必須項目として考えないと。。。

そうするとAcerのタブレットもダメ、ということになっていろいろ見ていたらNokia Lumia 2520があった。これ、Windows Phoneかと思ってたが、どうもWindows8 (Desktop)っぽい。しかも2G/3G/LTEがイケるじゃないの。10インチタブレットでちょっとでかいが、3Gモジュール付きとなると本家のSurfaceもダメだし、あとは日本では発売されてるっぽいDELLのVenue 8 Proぐらいか。

ただ、NOKIAのは結構見た目も良さそうなのでいいなあと思ってたところ、GSM Arenaで詳細スペック見てたらWindows RTとのこと。。。ガックリや。Intel PCのアプリは使えませんということです。というわけでこれもナシ。

そうなるとこのDELLのVenue 8 Proのみか。。。Winタブレットってなんでこんなに中途半端なものばっかなんだろう。。どーんと各社全部載せみたいなの出して欲しい。。。

というわけで3月下旬の日本一時帰国の際に調達してくる可能性大ですな。ただ、それまでにもうちょっといいかんじのデバイスが新たに出てくれることも期待しつつ。。。本音言うとNOKIA LUMIA2520がIntelベースでWin8.1、3G/LTEモジュール積んで発売してほしい。。。

ワイヤレス充電器のコイル 2013年11月04日

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↑ eBayで購入、中国から送られてきたWireless充電器。1個500THB程度、日本円で1500円ぐらいかな。

前回ワイヤレス充電器の安いやつを購入して、「結構置き位置がシビアだけど、充電早いので使ってみます」と言ってたが、やっぱ充電の際のコイルの位置合わせが相当シビアで最近はあまりワイヤレス充電器を使っていない。やっぱりNOKIAの高いワイヤレス充電器はコイルが3つも仕込んであって僕が買った充電器ほどシビアにならなくて良いんだろう。

Nokia wireless charging plate teardown | nokiagadgets.com

もうちょっと調べてみると、ワイヤレス充電器の位置合わせの問題に対しては対策として2つの方式があるみたい。

ここでは、ワイヤレス充電におけるコイルの位置合わせ方式の違いについて解説いたします。コイルの位置合わせ方式には、代表的なものとして「ムービングコイル方式」と「コイルアレイ方式」があります。
位置合わせ方式の違い|ワイヤレス充電器専門店 Wireless Online

言葉どおり、ムービングコイル方式は充電パッド内のコイルが動いてコイル合わせの微妙な位置調整を自動でしてくれるというもので、コイルアレイ方式は上のNOKIAの充電パッドみたいにコイルをいくつもパッドの中に仕込んでラフに電話機を置いても充電できるようにしたものみたい。

さすがに日本だと両方の方式の充電パッドが普通に販売してるみたいで上のサイトで紹介しているMaxellの充電パッドなんか7つのコイルが仕込まれているらしいし、Docomoで売ってるワイヤレス充電器は移動コイル式で充電パッドが三角形になっている。しかし、移動コイル式はコイルが移動するんだから当然可動部品が仕込まれているはずだ。だとしたら多分そこから壊れる可能性が高いだろうから基本的には買うのはコイルアレイ式のほうがいいなあ。しかしこの中華ワイヤレス充電パッド、位置合わせがめんどくさい。いいなあ、日本の充電パッド高品質なものがいっぱいあって。。。って安物選んだ僕が悪いのか。。

んで、ちょっと構造を実際に見てみたいなと思って買った充電器をパカっと開けてみた。

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超シンプル構造だ。このコイルにばっちり電話側のコイルを位置合わせしないといけないのか。まあ安いワイヤレス充電器だとこうなります、ということなんでしょうな。しかし、コイル一個ならiPadのSmart Coverみたいに磁石で設置位置を正確にホールドできるようにするなら結構使えるでしょうな。ただ、電話と充電器両方で対応しないといけないし、その機種専用の充電パッドになって他機種で使う場合やっぱり位置合わせが大変ということになるんでしょう。

とりあえず今度いっぺんNOKIAの充電パッドでも買ってどれぐらい置き位置に自由度が出てくるのか試してみるかな。。。