ddコマンドでばっくりとDVDをそのままバックアップ 2017年12月13日

K7__9582

タイトルそのまんまの話なんだが、Macなら何らかDVDバックアップ系のソフトウェア入れるよりも標準で入ってるコマンドなんでこれを使う方が全然楽だ。容量の圧縮は全くできないけれど、とりあえずDVDのデータが何も変換のかからずにそのままHDDにコピー出来るのはいい。しかもコマンド三行で終わってしまう。これで自分は借りたDVDでも一旦HDDにバックアップしてしまい、ゆっくり鑑賞。それでも容量食うから見終わったらだいたいは消去。

y2kMBP:~ yamagiwa2000$ df -k
↑ まず最初に df コマンドでDVDのデバイスファイル名を確認。オプション -k はつけなくても問題なし。

Filesystem 1024-blocks Used Available Capacity iused ifree %iused Mounted on
/dev/disk1 243826688 205450924 38119764 85% 2163657 4292803622 0% /
devfs 328 328 0 100% 1138 0 100% /dev
map -hosts 0 0 0 100% 0 0 100% /net
map auto_home 0 0 0 100% 0 0 100% /home
/dev/disk0s3 634768 564604 70164 89% 74 4294967205 0% /Volumes/Recovery HD
/dev/disk2 4382868 4382868 0 100% 18446744073707360214 2191434 57646075230335500288% /Volumes/AKUMANO_DOKUDOKU
↑ df 出力結果からDVD「悪魔の毒毒モンスター」は /dev/disk2 というデバイスファイルであることを確認。

y2kMBP:~ yamagiwa2000$ sudo umount /dev/disk2
↑ 一度 umount コマンドでマウントされてるDVDを解除します。

y2kMBP:~ yamagiwa2000$ dd if=/dev/disk2 of=~/Desktop/backup.iso
↑ dd コマンド。オプション if は読み込み元ファイル(多分 input file )、of は書き出し先ファイル(多分 output file )

※ dd コマンド実行中はスリープ状態にならないように注意。システム環境設定の省エネルギーの設定でスリープにならないように設定しておいてください。

Macだとこれだけ。dd ってずっと “disk dump” の略だと思ってたが “dataset definition” とのこと。Unix/Linux 使い始めて20年ぐらいになりますが知らなかった。。。

新しいLinuxの教科書 2017年06月22日

My Desktop: Linux (eliot.bambi.net)
↑ 2000年当初のLinuxはどんなディストリビューションでもこんな程度のGUIでした。

現在ちょっとLinuxの基本を一度おさらいしてますが、いくつかKindleで買った本の中で「新しいLinuxの教科書」という本がありました。

これ、なかなかよくて目次を見ても、

Chapter 01 Linuxを使ってみよう
Chapter 02 シェルって何だろう?
Chapter 03 シェルの便利な機能
Chapter 04 ファイルとディレクトリ
Chapter 05 ファイル操作の基本
Chapter 06 探す、調べる
Chapter 07 テキストエディタ
Chapter 08 bashの設定
Chapter 09 ファイルパーミッション、スーパーユーザ
Chapter 10 プロセスとジョブ
Chapter 11 標準入出力とパイプライン
Chapter 12 テキスト処理
Chapter 13 正規表現
Chapter 14 高度なテキスト処理
Chapter 15 シェルスクリプトを書こう
Chapter 16 シェルスクリプトの基礎知識
Chapter 17 シェルスクリプトを活用しよう
Chapter 18 アーカイブと圧縮
Chapter 19 バージョン管理システム
Chapter 20 ソフトウェアパッケージ

と、まったくの初心者からでもコマンドラインでLinux使っていく上で必要な内容がだいたい一揃え書かれていてうまくまとまっている。僕はUnix系の勉強は最初に就職した会社で一年目にベル研のUnixの赤本をずっと読ませられて、そのおかげで今も使っているUnix/Linuxの知識が身についたんだけども、その赤本を読んでたときのような感覚で、ホントによくまとまっている。ひさびさに感心。

Linux初めて触る人の最初の一冊、普段からLinux使っている人の基礎の再確認に一冊として間違いのない本かと思います。

新しいLinuxの教科書
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CentOS6.6のIPv6を無効化する手順を備忘録として 2015年12月03日

Internet/Networking/Web Technology/Installation

とある要件でCentOS6.6のNICのIPv6を無効化する必要が生じた。というより最初からIPv6の必要はなかったから無効化しておけばよかったんだけど。

んで、参考にしたのは以下のサイトあたり。


CentOS 6でIPv6を無効にするには « smilemark blog
CentOS 6 でも /etc/sysctl.d/ は使える(ipv6 無効化とか) – Qiita
CentOS 7でIPv6を無効化する | 俺的備忘録 〜なんかいろいろ〜

この辺のサイトを見ていたが、それぞれにIPv6の無効化の仕方が違う。で、最終的に無効化はできたんだけどその手順を備忘録としてメモしておきます 。無効化出来ていない場合、IPv6での接続要求などに変わらず応答してSESSION ESTABLISHEDになるのでnetstat -an で見てIPv6アドレスが表示&ESTABLISHEDなどになってる場合はやはりうまくいってない。

/etc/sysctl.conf に以下の設定を追加します。

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1

その後、再起動>入れてもダメ。

ハイ、次。以下を実施。

service ip6tables stop
chkconfig ip6tables off

現行のDaemonを落とすだけではダメ。

echo “install ipv6 /bin/true” >> /etc/modprobe.d/disable-ipv6.conf

vi /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
NETWORKING_IPV6=no
HOSTNAME=centos
GATEWAY=192.168.1.1

NETWORKING_IPV6=no となっていることを確認。なければ追記する。

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
EVICE=eth0
HWADDR=00:22:19:0C:87:B7
TYPE=Ethernet
UUID=706f5c09-52b0-4c40-a4c3-3aaa48a8508f
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.1.2
NETMASK=255.255.255.0
GATEWAY=192.168.1.1
BROADCAST=192.168.1.255
IPV6INIT=no

IPV6INIT=no となっていることを確認。なければ追記する。

これを入れて再起動。。。ハイ。ifconfig の実行結果にもIPv6の情報は表示されないし、netstat -anでもIPv6でのConnectionは何も表示されなくなりました。とりあえずこれで大丈夫でしょう。

WindowsにはRloginがあった 2015年11月13日

The Hackable Chumby

タイに来るちょっと前まで、日本でFirewallのエンジニアをしてた時にはまだまだUnix/LinuxサーバーにはTelnetでつなぐことのほうが多かったと思う。

タイに来てほぼ9年、こちらではWindows Serverを使うことが多く、仕事であまりUnix/Linuxに触れることがなかった。

それ以外には自分でLinuxが入ったVPSサーバーでプロキシサーバーのサービスなんぞをやってることもあってちょこちょこは触っていたが、さらにこのタイの9年間のうちつい最近まではMacメインで使っていたことがあってWindowsのターミナルソフトウェア事情は知らなかった。

気が付くと皆LinuxはSSHでつなぐようになっていてWindowsで使い慣れたTera TermはSSHでは使えないようだった。(今はなんか使えるっぽいです)

Puttyというのが有名なSSHクライアントソフトっぽいので使うのだがこれがまた使いにくい。Windowsをメインで使ってるんじゃないのでPutty自体もたまに使う程度で細かい設定などもよくわかってないんだが、SSHの出力のログも毎回毎回手作業でログファイルの指定してやらないとログ保存できなかった。

今回Windows10からWindowsに戻ってきてみて「あー、Puttyか。めんどいな、これ。」と思って見てみたらこんな良いソフトがリリースされてたじゃないですか。

rlogin/telnet/ssh(クライアント)ターミナルソフト
Windows8 – Windowsターミナルソフト + Rlogin が最高すぎる!! – Qiita
Windows向け高性能SSHクライアント RLogin – にーと てくのろじー

ややこしいんだけど”Rlogin”という名前のSSHクライアントソフトウェアとなっております。

SFTPや画面のカラー指定やらMDI仕様などもいいんだけど、一番嬉しいのはログ保存機能。下のヒストリーの設定画面で「通信ログを年月日を付けて自動作成する」にチェックを入れてフォームにログファイルのパスを入力としておくと

[指定したファイル名]-年月日.txt

001

というファイル名で自動的に全部Terminalからの出力はテキストファイルに落としておいてくれる。LinuxのCUIのいいところはテキストでログ取っておけば後で何をやったのかちゃんと追跡できるとこがいいんだから個人的にはLinux作業にログ保存は必須だと思ってます。なので基本的なことですが、これがちゃんとできるRloginは重宝します。

SquintでSquidサーバーのログ解析 2015年10月18日

My work desk

先週末はまたまたさくらのVPSサーバーにSquidのインストール。そのサーバーはログ解析の必要があるのでなんらかSquidのアクセスログを見れる解析ツールが必要になった。

squid : Webコンテンツの配信を最適化する

アクセス解析に関してもレポート形式は様々なんで、結構求める結果を表示してくれるレポートがない。上のリンクのサイトを見ながらいくつか試しに入れてみたりしてたが、最終的に中ほどにあるSquintというツールに決定。

Leading Edge Business Solutions – Squint

このSquintはセットアップがとても楽。基本的にPerlなどLinuxのどのディストリビューションにでも標準的に入ってるライブラリだけでSquidログの解析レポートを作成してくれる。

apache(httpd)に関してもhtmlフォーマットのレポートを見る時に必要なだけでレポート作成まではhttpdのサーバーがなくても何も問題なく動きます。InternetからReachableのサーバーで常時TCP/80を開けておくのが不安、もしくはセキュリティ対策が面倒というのなら、とりあえずSquintで作成したレポートは特定のフォルダに溜め込んでおき、安全にhttpdを立ち上げられるLinuxなどのサーバーからshスクリプト+cronなんかで自動的にscpでそのレポートファイルをコピーして見れるようにしておけばこのレポートのためだけにhttpdを立てる必要もなくなります。

コマンドラインでも簡単にレポート作成できるし、配布パッケージのINSTALLファイルにある手順に従ってインストールすればcrontabへの登録も自動的に行い、デイリーでレポートを作成を自動的に作成してくれる。手順も3,4のインストールスクリプトを実行するだけで終了。とかくめちゃ簡単。

untitled-3

レポート自体は古臭いtableタグを使用した色気のないレポートですが、弄れる人はCSSを弄って見た目はもうちょっとマシにできるんじゃないかな?