DIYドローン、初心者は故障との戦い 2017年02月20日

image

今回もイサーンの田舎に持っていったQX90というマイクロクアッドは飛ばして飛ばして、墜落させて墜落させて、

プロペラ破損
FPVカメラの電源断線
バッテリとFCの接続断線

まで負傷したところで今回ははんだごてを持ち込んでなかったので故障箇所を修理できずとりあえず出番がなくなりました。(もう一台Bebop Droneを持ち込んでたので空撮を楽しんでましたが)

やっぱり初心者のうちは墜落しまくるレーサードローン。そして破損しまくるレーサードローン。やっぱり初心者は故障を見越して安くマシンを組むのがベストですな。とにかく故障で心が折れたりお金がついていかないのはつらい。

なので改めてDIYなレーサードローン(ホイールベース200mm〜250mm程度の機体を想定)で初心者が組むにはどうしたらいいかを考えると、

モーター:
RacerStarの2205/2300でとにかく安く。とはいえこれでもパワー十分。Bang goodで4つセットで1000バーツ(3000円程度)。

フレーム:
フレームもなんでもいい。安くて手に入りやすいもの。ZMR250とか。

プロペラ:
消耗品なので値段の安いもの。200mm〜250mmなら5045などの二枚羽のものを10セットとかたっぷり購入しておく。プロペラなくて練習できないのも時間の無駄。

受信機:
ここは初心者だけに電波圏外まで飛ばしてしまうことも大ありでしょうから電波到達範囲の広い、安定したものを多少お金かけて。

VTX:
受信機と同じく電波到達範囲の広い、安定したものを。600mWぐらいのやつ。

VTXカメラ:
そんなにいいの要らない。とりあえず安いもの。

送信機(プロポ):
TaranisなどのPCにつないでSimulatorで練習出来るものが必須。雨の日も夜間も忙しい日もとりあえずこれで故障知らずで練習は出来ます。なにげにこれが一番上達のポイントかもしれない。。。

その他:
墜落時の機体捜索用にLED必須(ただしLEDも基本機体の外側に設置するものなので墜落のたびに大体破損します。。)、ブザーもMOTOR_OFFを設定していると離陸までの準備段階でうるさくてかなわんのだけれどこれも草むらに堕ちた時などに非常に役に立つのであると安心。ブザーは経験上それほど壊れません。

基本的にフレームの内側に設置するモジュールはなかなか壊れない印象。やはりVTXアンテナやプロペラ、そしてお金のかかるモーターが消耗品として壊れやすい。出来ればモーターも4個スペアの1セットを用意しておきたい。。。

機体の組み上げはお金かかんないけど練習のための維持費が結構かかりますな。。。でもやるんだよ!

FS-TH9Xの液晶バックライト追加 2017年02月18日

image
↑ 箱は安っぽいけどしっかりしててバックライトモジュールに破損はなし

FS-TH9Xという旧世代のオープンソースファームウェアに入れ替えが出来るプロポ、FS-TH9Xでありますが、前回のOpenTXのインストールに続き、eBayで買っておいたバックライト液晶が届いたので早速取り付け。

Flyskyのプロポ、FS-TH9XにOpenTXを焼く。一時は文鎮化。 2017年02月16日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

これは前回のファームウェアのインストールで一時文鎮化させてしまったようなトラブルはまったくなく、単純にハードの追加なので簡単だった。プロポの筐体の裏のネジを外して開腹、メインボードもネジを外せば液晶とそれを固定しているスポンジが出て来るので、液晶の上にバックライトモジュールを置き、既存のスポンジをメリメリ剥がして、付属のちょっと薄いスポンジを貼り付ける。そのスポンジで液晶とバックライトを押さえるようにメインボードを戻してネジ止め、他の基板から来ているコネクタとメインボードの間にバックライトのコネクタを挟んで取り付けて電源を取れるようにすれば完了。

image
↑ このメインボードの下に。。。

image
↑ 液晶があります。

image
↑ あまりに単純だったので作業途中写真撮ってないですがとりあえず完成。結局ファームウェアももうひとつのオープンソースER9Xに変更した。

これで視認性のよい液晶画面に!素晴らしい!ってことないか。これで普通かな。 今時バックライトのない液晶積んでる製品が珍しいよ。

JJRC H36をFPV化 2017年02月17日

image

先に購入しうていたブラシモーターマイクロドローンQX90でありますが、度重なるクラッシュを経て「一回飛ばすとどこか一箇所壊れる」原則通りいろいろ故障しましたがFPVカメラが壊れてうんともすんとも言わなくなりました。

軸間90mmのブラシモーター小型機 QX90到着 2017年02月06日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide

基板LEDすら光らないので完全に電源が入らないようになってしまったかと断念しておりましたがこれもどこかのドローン関連の掲示板で「QX90のカメラは背面のSMD Inductorという部品が壊れやすいが、断線したら単純に短絡すればまた使える」という記事を見つけ、コメントの通り短絡させて見ると見事FPVカメラ復活。(FPVカメラ映像のノイズが多くなったような気がしますが)

というわけで始めてまともにドローンでFPV操縦をしてみました。FPV Freeriderというシミュレーターで夜な夜な練習してある程度操作感を得たからか、思ったよりかは飛ばせましたがやはりクラッシュクラッシュ。20分程度のFPV飛行を終えた後の高所からのクラッシュで見事替えのないプロペラが割れてしまい飛行不可と相成りました。まだまだ「一回飛ばすとどこか一箇所壊れる」が有効です。

image

さて、このマシンのプロペラが壊れる頻度を案じてすでにBang goodにて替えのプロペラは発注済みなんですが、まだデリバリされておりません。それまではこのマシンは待機となります。

今はもう家の中で飛ばせるマシンはJJRCのH36しかないなあと考えてましたがここでまたYoutubeで見たH36のFPV化をやってみたくなりました。

QX90のカメラはTVL600だったか700だったかのカメラと25mWのVTX、アンテナの一体型。結線は単純にQX90のフライトコントローラのバッテリ接続箇所にはんだ付けされてるだけなのでH36でも同じようにバッテリのコネクタと基板の接続部分の裏に端子があるのでそこにはんだ付けしてあげれば基本オーケー。両面テープと輪ゴムでカメラ固定をしてあげればとりあえずの完成。

image

image

手持ちのEachine EV800というFPVゴーグルでH36FPV初飛行。イエーイ!あたりまえだけどちゃんと飛ぶぜ!さすがに本体に対してカメラが相当重いので機敏には動き回れないものの、H36のフライトコントローラがしっかりしてるせいかホバリング時の安定度などは変わらずで操作しやすい。楽しい!!!

と思いつつも飛行時間3分程度でバッテリ出力がカメラの重さに耐えられなくなってきたのかスロットルを上げてもイマイチ上昇できなくなりました。。がっつり飛ばすにはモーター交換かなあ。。。

とはいえ、今回の改造でさらに思ったことは、「FPV初心者は250のマシンでもなく、マイクロドローンでもなく、Tiny WhoopのFPVで宅内でとにかく練習」というのが上達への一番の近道ではないだろうかということ。Tiny Whoopは本当に故障に強いのです。こいつだけは幾度のクラッシュを経ても一枚もプロペラが壊れてないです。それぐらいプロペラガードがジャストサイズで防御力バッチリ。パーツの配送待ちまで練習はおあずけなんてことがなく、毎日いつでも飛ばせる素晴らしいマシンとなります。とりあえずJJRC H36、EachineのE010あたりがおすすめです。


↑ アクロバティックなFPV映像の裏にはこの人みたいに幾多のクラッシュが待ち受けてるわけです。

ドローン操作上での基礎知識 2017年02月14日

モード2にて

左スティック
Altitude (Throttle)
Yaw (Rudder)

右スティック
Pitch (Elevator)
Roll (Aileron)

ドローン操縦の基礎、備忘録として。

Altitude, Yaw, Pitch, Rollの呼び名は普通に覚えているんだけど、Throttle, Rudder, Elevator, Aileronがなかなか覚えられない。ドローンの操縦に必須の知識、というよりかはウェブ上やYoutubeにあふれているドローン操縦TIPSを見たりする上でちゃんとこれを覚えておかないと理解できないという用語かな。

ドローン初心者はフライ&ラン! 2017年02月12日

またまたドローンの話です。

飛ばして・落として・走って・回収。

慣れないうちはレーサードローン飛ばすのは大変。上の動画の通り用水路(水がなくてよかった!)に落として取りに行くとか。。。土地の管理人に見つかったらなんか言われそうだし、とりあえず無事回収しても息が上がって汗だくになりますわ。。。

その57 One flight, One break. | ある日、突然ドローンに魅入られた!

こちらのサイトで、「一回飛ばすたびに、必ずどこかが壊れるドローン。」とあるがまさにそんな感じ。ドローンのパーツがなんで安いのかわかった。みんな飛ばすたびになんやかんや壊れただの、消耗品交換だのでパーツの数が出るんだろう。

レーサードローンは3軸ジャイロと3軸の加速度計の6DOFだけだが、DJIのPhantomやParrotのBebop Droneなら高度維持のための気圧計やソナー、GPSで現在地維持やGO HOME機能が使えて全然安定する。プロポから手を離してカバンから何か取り出したり、なんてことも可能。レーサードローンは飛行中はプロポから手を離せない。

一回飛ばすと必ず何かが壊れる6DOFと比べると抜群の安定度で墜落回数も故障回数も段違いに少ない。皆さんもドローン始めるならとりあえずはPhantomやBebop Droneから始めないと楽しさがわかる前に根負けしてしまうこと請け合い。

ただ、41歳のおっさんがこのラジコンに対しては今回多少負けん気があって、なんとかワシもYoutubeの動画みたいにビュンビュン飛ばせるようになりたい!と猛練習中なのです。


↑ 自分の手でこのスピードをコントロールしてみたい。。。

↑ トイドローンだけどプロペラガードがしっかりでなかなか壊れないコイツは優れもの。アマゾンでまだ常識範囲内の価格のもの。