Sonyのミラーレス、Nikonのデジイチ 2015年02月12日

My Nikon

先日のカオヤイ一泊旅行で久しぶりにNikonのD90を引っ張り出して使いましたが、やっぱりデジイチはどっしりしててちゃんと構えて撮る時にはしっくりきますな。人を撮る時に連写する時もシャッター切りやすいし、よく考えられた大きさでレンズを抱える左手、グリップ持ってシャッター切る右手の両方でガシガシ撮っていける。

ミラーレスも悪かあないんだけど、やっぱりちょっと小さすぎるところはありますな。ダイヤル調整などが狭い面積の上にあるのでどうもちまちました作業になりがち、カメラが小さいからホールドが安定しないなど。普段持ち歩きを考えると断然ミラーレスだと思うけど、写真撮る時のちょっとした使い勝手はやっぱりデジイチですな。

さてこれはフィルム時代から生きてたおっさんの戯言なのか?最近の若い子で、物心ついた時にはデジカメで親父がミラーレス機使ってたっていう世代はやっぱりミラーレス機がデフォルトになってて、このおっさん何言ってんだ?見たいな目で見られんのかね?

後、カメラ本体の強度もやっぱりデジイチのほうがようできてる気がします。SonyのNEX-6は高いとこから落とすと確実にお亡くなりになりそうな気がします。作りはよくできてるんだけどやっぱり最近のデジタルデバイス然とした作りで、デジイチの工業製品然とした岩のような頑丈さは感じられない。

これって、長期のバックパック旅行なんかに持って出るときは重要ですな。普通にアジアとかだと砂だらけ、雨濡れ、がさつに荷物が取り扱われる何てことが頻発するのでこういう点ではデジイチがいいんじゃないかと思います。傷だらけになって移動中にガンガンいろんなところにぶつけまくっても故障なくガンガン撮れる、そういう条件をこなすのはデジイチかなと思います。重いけど。

↑ 普段持ち歩き用、オールドレンズ、マニュアルフォーカスにはこれ。

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↑ 今デジイチを買うとなるとNikon派の僕はこのD7100か。

↑ 最近はこれがあるのでミラーレスもちょと出番が減っている。。。

Sony NEX-6 今んとこ一番愛用カメラ 2014年07月21日

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↑ 標準ズーム装着。

最初にNikonの一眼レフを購入していろいろと写真を始めましたが、会社に行くときもちゃんとした画質で撮れるカメラを持ち歩きたいなと考えてSonyのNEX-C3を購入。しかし、その後持ちやすさや扱いやすさなどに多少なりとも不満が出て、今は最終的にNEX-6を持っております。

NEX-C3と違ってグリップの作りが良くてかなりホールド性がいいし、そのおかげでオールドレンズなどをマウントアダプタ介して使う時なんかも全然安定して持てる。昔のフィルムカメラ用のフルサイズレンズは鉄の塊で結構重い。NEX-C3では持ちにくいのであります。

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↑ Nikkor 50mm f1.4 AF-Dを付ける。これぐらいの単焦点が一番しっくりくる。

NEX共通でバリアングルな液晶も付いてきて、ローアングル撮影なんかも苦もなくできるし、NEX-6の最大の特徴であるEVF(Electric View Finder)がこれまたよい。買った初日はEVFのぞいていろいろ写真を撮ってたらEVF酔いしてしまったがすぐ慣れた。これがあると日曜日の午前中のような日の高い時に液晶が見えなくて、撮影時に詳細が見えない、なんてこともなくていいし、撮影後も撮った写真の確認をEVFで出来る。これは通常の一眼レフのOVF(Optical View Finder)、ミラーを使ったビューファインダーでも出来ないEVFのメリットだ。

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↑ バリアングル液晶とEVF。

そしてなんと言っても軽く、コンパクトでコンデジみたいにポケットには入らないものの、カメラ屋で貰ったクッション入りの巾着袋に放り込んで出勤用のカバンに放り込んでおける。APS-CサイズのCMOSセンサーなんで写りは通常のデジタル一眼となんら変わらない。

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↑ APS-Cサイズのイメージセンサ。画質十分。

なんでここまで来ると本当に文句が出ない。カメラ本体には満足なんであります。後はレンズなんだけど、レンズはまだそんなに本数が出ていないが、先にも言ったようにカメラ本体がコンパクトでレンズのマウント面からCMOSセンサーまでの長さであるフランジバックが短いため、NEXのフランジバックよりも長いマウント規格のレンズはアダプタ介して大概なんでも付けられる。Nikonの単焦点レンズやズームレンズ、広角レンズなども使うことができる(ただし、フィルム時代のズームレンズなどは重すぎてNEX-6のグリップでも構えるのがなかなかつらい)。つい先日も送料込みで3000円ぐらいで落札できたので SMC Takumar 55mm f1.8という50年も前に設計・製造されたフィルムカメラ用単焦点レンズを購入して、それに合わせてM42 > NEX E-mountのマウントアダプタも買ってしまった。

個人的に僕は特にデジタル系のものだが日本のメーカーのプロダクトを信用していない。日本のデジタルプロダクトはグローバルのスタンダードや流行りに全然キャッチアップしてイケてないからだけど、ちょっとNEXだけは違うなあ。これは気に入ってしまった。「電気屋のカメラなんて。。。」という感じもなくもないけど、それでも使いやすい。良いカメラだと思う。

というわけでつらつらとNEX-6について書いてきましたが、後は本体の耐久性ですな。やっぱり通常のデジタル一眼は筐体も屈強に作ってあるみたいでがっしりしてるが、ミラーレスであるNEXはコンデジに近い雰囲気である。旅行などで外へ持って出た時、ぶつける、雨濡れ、カバンの中での振動などで壊れやしないかと心配。とはいえそれが理由で持ち出しに躊躇するのも本末転倒なので、やっぱり壊れようが何しようが外へ持ちだして写真を撮るのであります。

ちょっとしばらくは手持ちのレンズのポテンシャルを活かしきれるようにガンガン撮りまくって、RAW現像も数をこなして思い通りに使いこなせるよう修行ですな。

1〜2週間はNikonの50mm f1.4のAF-Dレンズをつけっぱなしにしてこのレンズ一本、という制限の中でどう撮っていくかを練習していきたいと思います。

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SELP1650の悪いところが丸見えの写真 2014年07月03日

Lens SELP1650 Pic without distortion, vignetting adjustment

週末のラヨーンに行った際の写真、RAWをPCに取り込んでみたら、こんな絵が出てました。四隅にはっきりわかる減光と歪曲で水平線と突堤のラインが下向きにたわんでいる。こんなにこのレンズの悪いところを強調して撮ってしまうのもテクニックが要るだろうにと思うんですが、まあ偶然撮れてしまいました。

撮った後のカメラでのプレビューやjpg画像ではこれらの箇所はソフトウェアで補正されて綺麗に消え去ってます。だから家に帰ってきてPCに取り込んだ際にわかった。改めて、これをLightroomのSELP1650のレンズプロファイルを適用して補正したものが以下です。

Lens SELP1650 Pic without distortion, vignetting adjustment
↑ 元画像

Lens SELP1650 Pic with distortion, vignetting adjustment
↑ Lightroomで補正後

というわけで光学特性なんでコンピュータの得意分野の計算で綺麗に補正できるもんです。SELP1650は補正が前提とされてるレンズなので、カメラ内補正機能がないNEX-C3とかでは使えない(というか上記のようなクセが出るので使いにくいですよ)と言われているけど、レンズから受け取った光の情報をそのまま記録するだけのRAWなら条件的にNEX-6もNEX-C3も一緒で現像ソフト側で補正を行うのでRAWを使っている人なら別に同じ条件で使えると思います。。。でもやっぱりちょっと使いにくいですな。

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↑ というわけでNEX-6は良いカメラだと思うんですが、付属のキットレンズはイマイチなんでボディだけ買って別売レンズを買うほうが吉だと思われます。

NEX-3系のグリップは標準レンズ専用? 2014年06月25日

SONY NEX-5 / Kipon Adapter / Biogon f2.8 28mm
“SONY NEX-5 / Kipon Adapter / Biogon f2.8 28mm by 246-You, on Flickr”

今までNEX-C3のボディだけ触っていてNEX-5系やNEX-6, NEX-7系のボディを触ったことなかったけど改めてカメラ屋で持たせてもらってよくわかったことは、NEXのコンパクトなボディからグイッとはみ出したあのグリップ部分ってやっぱり必須なのね。

はみ出してて指を回し込めるからちゃんとカメラボディを拳の中に握り込めるんだけど、これがNEX-3系のボディになると、ビギナー向け、女性向けらしくグリップ部分が薄くコンパクトになっている。ネイルの長い女性でも使えるようにというコンセプトらしく、NEX-5系みたいに指をまわしこんで握るのではなく、薄いグリップを親指後ろ、人差し指と中指前で挟み込むように持つ。

Sony Alpha NEX-3.
“Sony Alpha NEX-3. by MIKI Yoshihito, on Flickr”

ちょうど上のような感じで親指と人差指で挟み込むようにする。

最初、このNEX-3系のグリップこそミラーレスらしくコンパクトで一眼レフみたいにイカツクなくていい感じだと思ってたが、マウントアダプタ+ノーマル一眼レンズを付けた時にNEX-3系はホールド感がめっちゃ弱くて操作が難しい。レンズのリングを回そうと思うと、レンズの重量が重くてリング回してる時にNEX-3のグリップが右手からするっと落ちそうになって気が気でない。そう考えるとNEX-3系はSonyが出してる標準のNEX向けEマウントレンズを使う専用になるのか。

Sony Nex-3 with Canon FD 28-55mm
“Sony Nex-3 with Canon FD 28-55mm by David Wright, on Flickr”
↑ 左前重心になって、このグリップでは維持しずらい。

Front view - Konica Hexanon 50mm f1.4
“Front view – Konica Hexanon 50mm f1.4 by BMyke, on Flickr”
↑ ちょっとした違いだけどグリップを大きくすることでこれぐらいの単焦点レンズならしっかりホールドできる。

NEXはマウントアダプタを介して他社製レンズをマニュアルフォーカスで使うことができる点が面白いんでNEX-3系だとちと魅力半減ですな。ただ、やっぱりあんまり写真知らないけどコンデジに近い使い方でしゃっきりと画質のいい写真が欲しいという人はNEX-3系は向いている。画質はコンデジが全然追いつけないレベルだと思う。特に先に書いたSigmaの30mm f2.8あたりを付けておくといいと思う。