WaiWai + ワカメでタイ式ワカメラーメン 2020年08月31日

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タイでインスタントラーメンというとマーマーというブランドネームが一番だけど、こちらはタイ人には比較的不人気なワイワイというネパール生まれのインスタント麺。個人的には麺の香りが香ばしくてチキンラーメンに近い感じがするしこっちのほうが好き。

で、これに増えるワカメを入れると、ワカメラーメンとして相性抜群。インスタント麺のアレンジ版として同様に乾物の増えるワカメを入れるだけの超簡単カスタマイズメニュー。これにプラス煎り胡麻も振りかけるとさらにうまくなる。

ちなみにタイのゲンチューなどに入ってる韓国のりみたいな薄いタイのワカメではなく、日本のしっかりした増えるワカメを入れるほうがおいしい。増えるワカメが余ってる人はぜひ試してみてください。


↑ 浪漫あふれる乾燥わかめ1kgパック。食い切るのに何人日かかるんだか。。。

萩・井上のしそわかめと地方名産、土産もん商売に思いを馳せる 2013年09月10日

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日本帰国時に大学の友人からお土産を貰った。

萩・いのうえのしそわかめ。昨日やっと封を開けることができた。思ったよりしその香りは軽く、わかめが香り、実に日本的な味わい。ふりかけみたいなもんで、タイ米にふりかけて食ってるんだが、別に日本米でなくとも十分うまい。当然だけどタイで食うわかめより数倍、日本の飯を思い出す日本味。たまらんなあ。。

京都の出町ふたばの豆餅、井筒の八つ橋に続き、日本の地方のおみやげリストに入ることになるええ具合のおかずです。

最近はおみやげものというものに多少は気を使うようになってきた。値段そこそこで見栄えのしっかりした、味もいいおみやげもの。自分で消費するものではないのでその値段と品質のバランスの保ち方を考えるのが楽しい。

当然ながらちゃんとイケてるものを買ってきた時には社内の同僚たちの反応が違っていて、事務の女の子などに受けると様々な書類の処理とかがいつもよりもスムーズに運んだりするかもしれない。

でもおみやげものというもの自体は結構適当なもんで、最初「お伊勢さん」の魚料理の話なんかを聞いた時に、ああ、日本でもこんな感覚があったんだなとおもった。伊勢の旅館では昔からお伊勢さん参りで観光客が押し寄せていたらしいが、旅館の朝食で焼き魚を出すのに一匹一匹焼いているのでは間に合わないので最初に魚を大鍋で煮て火を通し、その後に皮目だけ火を入れて焦げ目をつけるなんて手法をとったようです。こういうのを聞くと今の日本ではあまり聞こえてこないけど、手抜きの感覚が昔の日本にもあったんだなあと思う。そもそも観光業って、基本的によそ者相手の商売で、その土地のルールやら、モノの相場とかを知らないし、一度来て帰って行ったら今度は当分訪れることもないから、かなり適当な仕事をしててもごまかせるのであります。

料理にしたって、地元の人間に見向きもされないようなものが逆に外国人や、他県の人間に受けて、原価もわからない外国人は「これは高級品だ」と高値でうられることもしばしば。まあ、旅の思い出なんて人それぞれ何だから、楽しけりゃそれでいいのだが裏の実情なんてのはそんなもんだと勝手に考えている。

バンコクのカオサンなどで一見チンピラ風のタイ人の若い奴と見成りがしっかりしたやつが同じテーブルで一緒に飲んでいるなんて光景も、収入層の異なる階層をまたいで交流しないタイ人同士では接点が全くないんだが、こういう地元の暗黙のルールをしらないよそ者に集って自分では絶対頼めないような酒を飲ましてもらったり、ビジネスパートナーなんて言い出して、うまいこと自分が何年経っても用意しきれないほどの資金を貸してもらったりする。だいたい、そういうのってうまくいかないもんだが。。

だから個人的にはおみやげ物屋なんてものはかなり適当な商売だと思っているのですが、このしそわかめはうまかったですよ、ということを言いたいのです。

保存料や化学調味料を使ってなければもっといいんだが、そこは価格や日持ちの問題が絡んでくるので一概にこれがいい、とは言い切れないとこがあるのでいいとします。

ご飯にしそわかめ、タイに居てても日本の香り。幸せじゃ。