イノシシの居るとあるお寺 2017年01月10日

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今日は彼女の実家の近くのお寺にタンブンしに行った。

ここのお寺は中が広くて、派手な建物も少なくどことなく日本の寺の境内の雰囲気にも似ている。

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ここのお寺はどうも飼うのが手に負えなくなったペットとか色々な動物が持ち込まれるらしい。

基本タイの仏教のお寺は不殺生なので引き取った動物はちゃんと境内で飼っているとのこと。境内にウサギ小屋があってびっくりしたのもつかの間、どでかいイノシシが散歩していた。

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背の高さで約1m、体長は1.5mほどもありそうな超ボリュームのあるイノシシ。こんなのが怒ってこっちに駆け出して来たら怖くてたまらんわ。

以前も奇形の3本足の牛などを見たりしてちょっと変わった動物がいるこのお寺。

彼女の帰省の度に来ているので年に数回ぐらいの頻度での訪問ですがなんかまだまだ面白い動物が潜んでそうな気がする。

田舎、ヤソトンの風景ふたたび 2016年03月25日

彼女のお父さんが亡くなり、お葬式に出た後2,3日彼女の実家近くでうろうろしてました。その時の写真なんぞを。

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↑ 刈り取った稲を天日干しするみたいだけど道端に広げて車は構わず上を走る。。。いいのか??

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↑ 晩飯の写真。この日はカオニャオではなく普通のカオチャオ、白ご飯。ラープヘット(きのこのラープ)、カオチャオ(卵焼き)、プラトゥー(小鯖の揚げたもの)、ガイトート(鶏唐揚げ)、ゲーンチュート(薄味スープ)、ナムプリックガピ(タイ式辛子味噌みたいなもの)。結構品数多い。

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↑ 朝飯。竹の皮を編んだお櫃に入ったカオニャオ、トムプラー(魚のスープ、きのこ入り)、スップノーマーイ(辛い筍和物)、ガイトート(昨日のあまりだったかな?)

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↑ 彼女の実家近くの寺にある仏像。顔が昭和のおばはん顔。青島幸男のいじわるばあさんを思い出した。

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↑ 静かな寺の境内。タンブン(積徳)に来ると必ず境内の落ち葉掃除をするのがこの寺の特徴。

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↑ 私も掃き掃除タンブン。

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↑ 動物シリーズ。彼女の実家の猫兄弟。

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↑ 犬猫仲が良い。

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↑ 犬猫仲が良い2。

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↑ 超強烈な昼間の日差しの中、緑亀3匹が甲羅干し。ものすごい人馴れしていてスマホを70−80cmの距離にまで近づけても微動だにしない。

今回お父さんのお葬式ということで基本テンション低めのヤソトン滞在だったので写真もこれぐらいしかないです。。。

ヤソトンの簡素寺 วัดพุทธรักษา ワットプッタラクサー 2015年04月07日

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彼女の実家に帰省していて、タンブン(徳を積む行為:善行など)に連れて行かれたお寺。

ここの寺、非常に簡素な造りで装飾がゴテゴテしたタイのお寺の雰囲気からはかけ離れた落ち着いた寺です。

Kitchen in the temple 2

僧房の台所までとても簡素で何もない。。

Kitchen in the temple

Temple

まるで日本のどこかの寺のようだ。。。見ての通り、掃除も実に行き届いている。このお寺は人が少なくて話し声もほとんど聞こえない。一応近隣の村の人が入れ替わり立ち替わりに来ては箒で寺の中を掃除して回っている。実はこの掃除がタンブンみたいだ。

Cow with 3 Legs

生まれた時から三つ足だった牛。近所の人の家で生まれた牛でこの足では農作業には使えないし、かと言ってタイでは昔から農作業で役立ってくれる牛を殺すのはよくない事とされているので〆て食べることも忍びない(最近は食の西洋化や日本食ブームで若い子中心に牛肉食がポピュラーになってきている)。。ということでお寺に寄進(捨てる)するわけだ。殺生をしないタイの坊さん達は不具の牛もちゃんと育てている。この写真は後光が差しててなんとも言えない雰囲気になっている。。。

静かで広くてものがなく、人が居ない寺。仏教、日本の寺、タイの寺なども全く興味はないが、こういう寺であればまた来てみたい。

開運宝くじ?な超現金主義な寺 วัดพราหมณี ワットプラーンマニー 2015年03月04日

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ナコンナヨックで有名な寺、それは宝くじ開運を謳う寺、วัดพราหมณี、ワットプラーンマニーというお寺でございます。昔ここでお祈りしてた人たちが宝くじで大当たりする事例が続出して有名になったらしい。土日になると観光バスでタイ人観光客がどかどか押しかけ、「大当たりしますように!」と願かけていくらしい。

タイは小乗仏教の国で、厳しい修行をする坊さんは女人禁制、お金にも触れない、というのが建前のはずだが、、この寺はなんといっても宝くじ開運がウリであってお金がまず有りきのお寺であります。中に入ると土日だったのでやっぱり人がいっぱい。。。

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うっとおしくてあの人だかりの中に入る勇気はなかったです。。ちなみに奥のほうに見えるでしょうか?寺の中にATMがあります。こんな寺も珍しい。。。お供えものを20THBで渡す所とかもう完全に流れ作業でもの凄いスピードで回ってた。。。本堂のすぐ脇から売店が並び果物、野菜、カバンや服などのおみやげもの、さらにはミニマートまで寺の中にあります。

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いやー、なんだこの寺?寺というより市場だよね?わざわざまっすぐに突っ切れる場所もフェンス立ててお店があるほうに迂回して回らないと行けないようになってたりもう完全にタイらしい小銭回収システムがそこかしこに見える素晴らしい寺。寺というよりはここは多分観光名所なんだよね。観光地だと思えば納得です。

さて、今回ここに来た理由として以下のブログを見つけてちょっとこの慰霊碑を見てみたいという気分になり訪れたのでした。

タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~ : 宝くじに超ご利益のある寺へ 意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[2]
タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~ : 旧日本軍第37師団慰霊碑 意外と地味じゃないナコンナーヨックの旅[3]

なんとこんなところに第二次世界大戦の日本軍にまつわる慰霊碑があるらしい。これを読むまで当然日本軍第三十七師団というのは知らなんだが、こんなのんびりした地に世界大戦の時には日本軍が集結し、駐留していたとは。

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↑ ちなみに上の写真も下の写真もかなりの高解像度で写真を撮ってますので、リンク先のFlickrのオリジナル解像度写真を見ると看板の解説も、碑文もちゃんと読めます。

クソ暑い中タイ式田舎コーヒーのオーリアンなんぞをチューチュー飲みながらこの日本軍第三十七師団の慰霊碑を物思いに耽りながら眺めておりました。

プラプラデーンでタンブンに参加 2012年11月02日

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先週の日曜日に知り合いの人がタンブンをするというので行ってみた。

タイではほとんどの人間が仏教徒で、基礎道徳にも仏教的な考え方が根付いているように思う。タンブンとは徳を積む行為全体を指していて、仏教の教えの通り、苦の多い世界で人々は輪廻転生を繰り返しているが、現世や来世でのより苦から解放された生活を望んで善行を積むのであります。

タイの仏教-タンブン-
タンブン(徳を積むこと) | シルバーアクセサリークロマニヨン

食べ物を僧に差し出す、物乞いに喜捨する、動物に餌をあげるなどの行為を通じて、苦に悩めるものは自分の力だけではどうにもならない不幸を精神的に浄化し、貧しいものや不遇の立場にある者に多少なりとも富の再分配を行ったり、村や町の倫理的規範の象徴であるお寺を建てていったりと、コミュニティの中に仏教を中心としてちゃんとエコシステムが築かれているのであります。そもそもキリスト教であれ、仏教であれ、イスラム教であれ、人間社会に対する宗教の役目というのはこういうものだと思うんだが、タイの場合はシステムがよく回っているなあと感心する。多分日本も高度経済成長の前ぐらいまではこういう宗教を中心にした精神的まとまりってのはどこにでも見られたんじゃないかなと思う。

さてさて、その知り合いの人は単純に飲み過ぎて夜バイクで家に帰る途中に思いっきり事故ってしまったらしいんだが、そういった不幸を洗い流すために自分の自動車修理工場で大規模にタンブンを行うということでした(自分で招いた事故じゃんか、というような野暮な事はこの際言わない)。

その写真が一番上の写真であって、お坊さんが何人も出向いて読経していた。個人的には宗教的な意味もある程度興味があるのでありますが、それよりもタンブンの会場のいろんな設備に興味津々。

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↑ 特設野外厨房ではタンブンに訪れる人たちをもてなすための料理がどんどん作られる。これはムーヨートート。

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↑ 直径12cmぐらいある業務用ムーヨー。これをスライスして揚げてた。あまりにうまかったのであまったのをもらって帰って自宅で作ってみたらめちゃうまかった。

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↑ タイでならどこでも見かけるドラム缶式BBQコンロ。これでガイヤーンやらコームーヤーンやら大量生産してました。

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↑ こんがりやね。うまそう。ちなみに左下のお肉がアヒルのクチバシ。クチバシの骨の周りの筋肉がとても弾力があっておいしい。

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↑ タイのお菓子です。ロートチョンというお菓子だが、パッと見、虫が鍋に満載になっているように見える。

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↑ 実にいろんな料理が出てくる。Blend285などローカルウィスキーやLEOビールなどもどんどん出てくるので気をつけていないと飲み過ぎる。

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↑ そして極悪サウンドシステムが実力発揮。タイのモーラムやルークトゥンを爆音で流し、地元の人々の実にヘタクソなカラオケが始まる。

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↑ 下手に触ると絶対感電するな、こりゃ。

坊さんの読経が終われば後は地元の人らのパーティータイム!みんな祭りだ祭りだワッショイワッショイってなもんで盛り上がる。僕は炎天下で肉食系サウンドシステムの波動に押されて退散。みんな何時まで飲んでたんだろう。。