彼女の実家に帰省していて、タンブン(徳を積む行為:善行など)に連れて行かれたお寺。
ここの寺、非常に簡素な造りで装飾がゴテゴテしたタイのお寺の雰囲気からはかけ離れた落ち着いた寺です。
僧房の台所までとても簡素で何もない。。
まるで日本のどこかの寺のようだ。。。見ての通り、掃除も実に行き届いている。このお寺は人が少なくて話し声もほとんど聞こえない。一応近隣の村の人が入れ替わり立ち替わりに来ては箒で寺の中を掃除して回っている。実はこの掃除がタンブンみたいだ。
生まれた時から三つ足だった牛。近所の人の家で生まれた牛でこの足では農作業には使えないし、かと言ってタイでは昔から農作業で役立ってくれる牛を殺すのはよくない事とされているので〆て食べることも忍びない(最近は食の西洋化や日本食ブームで若い子中心に牛肉食がポピュラーになってきている)。。ということでお寺に寄進(捨てる)するわけだ。殺生をしないタイの坊さん達は不具の牛もちゃんと育てている。この写真は後光が差しててなんとも言えない雰囲気になっている。。。
静かで広くてものがなく、人が居ない寺。仏教、日本の寺、タイの寺なども全く興味はないが、こういう寺であればまた来てみたい。