バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日

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↑ これまだ手術前。表情に余裕があります。

今回の話はちょっと汚いのでご注意を。

内痔核の切除手術は術後わりとすぐに退院可能みたいですが、とりあえず麻酔後のションベンが出ない状態からちゃんと自分の意志でションベン出せるようになることと、自然排便もできるようになることが前提のようです。

ションベンもウンコもまたこれが出ない。ションベンは自分の意志で尿道の水門が開かないし、ウンコのほうは出したいが、出すとまだ痛そうだし、そんなこと考えてたら出ない。

手術してくれた先生がウンコ出てないという話を聞いて下剤みたいな座薬を投入。その座薬の入れ方が荒っぽくてしばらくジンジンジンジン痛んで居ても立ってもいられない。しょうがないのでまた痛み止め出してもらった。家では飲んでも効かないパラセタモールがなぜだか知らんが病院だとテキメンに効く。なんでだ??そんなことを考えながらふて寝。

そうこうしてるうちになんとか軟便を産み落とす。

初脱分後はナースによるおしりチェックあり。「ミスター、もうちょっとちゃんと洗わないとウンコ残ってるよ」なんて会話を20代後半ぐらいのナースと交わす。もう恥も何もあったもんじゃないすな。普通の人は手術後の翌日には自分の意思でションベンと排便ができるようになるみたいですが、僕の場合なぜか時間がかかり手術2日後の朝にやっと排便でした。その晩はなんぼ頑張ってもションベンが出ないのでカテーテルを一晩挿しっぱなしで寝てましたが排便後に取り外し、その後は何もなかったかのようにションベンが出るようになりました。が、これがまた尿道を熱湯が通ってくるのかと思うほど痛い。。。トイレで一人「うー、、、うー、、、」とうなりながらチョロっと出しては止め、チョロっと出しては止めでなんとか出しきる。額には脂汗ですわ。もう大変。

でもとりあえずこれで退院条件クリアで一応精算処理に入ります。

~つづく~

僕の壮大なる痔アドベンチャーストーリー全編はこちら。
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その5 2015年10月25日

バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日

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しかし入院ってのは体力がいると思った

特定の病気や痛みを消すためにすごい強い薬を使う。今は酒もタバコもやらないせいか自分にはかなりしっかり効く。先にも書いたが初日は術後にションベンでトイレに入って意識失って倒れてしまった。

漫画とかドラマで病院の医師が話す中に、年寄りが体力なくて手術がムリっていう話があるのもよくわかるわ。西洋医学はすごいというけれど、かなり無理を強いる療法が多いんじゃないかな。個人的に痛みストレスにトコトン弱いってのもありますがかなりキツくて逃げ出したくなった。これを毎日と言われるとホントつらいなあ。

今は退院してますが、それでもまだまだ手術跡が完全に治るまで薬は飲み続けないといけないのでまだまだ薬漬けですが、あんまり良くないと思うなあ。

糖質ダイエットの中でも出て来たけど、純度高く精製された食べ物とか薬ってやっぱり体によくないね。体の反応が極端になってしまう。西洋医学の場合はそうやって病原部分の撲滅にリソース集中させるやり方なんでしょうな。麻酔も悪いドラッグと一緒で効果が半端ないからやっぱり使用後に非常に疲れる。悪いドラッグはもちろん、酒もタバコもやらずにナチュラルハイならぬナチュラルニュートラルを存分に楽しんでいる自分にしたらこういうのは体の負担がキツすぎて本来なら御免被りたいところだが、まあしょうがない。

自分的には長期入院が必要になるような大病を患った際にこんなつらい療法ばかりだけでなくてもうちょっと精神バランスを取れるような代替療法も用意しておきたいところ。というか今回そういう感覚が実感できたのが大きな収穫だと思う。

ホント大病を引いちゃって長期入院してる人とか凄いわ。うちの親父も肺がんやって数ヶ月入院してて、その後も抗癌剤治療とかやってたけどホントよく頑張ったなあと思う。傍から見てるのと実際に体験してみるのはやっぱり違うね。自分の体と健康に対する考えにかなり影響が出るわ。

とはいえ、とにかく早くお尻の傷口が綺麗に閉じてくれることを願いながら今もベッドで寝転びながらこれを書いてます。

~つづく~

僕の壮大なる痔アドベンチャーストーリー全編はこちら。
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その5 2015年10月25日

バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日

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さて、内痔核切除の手術を終えて病室に戻ってきたのが10時20分頃。最初に病院に入ったのが朝7時だったので3時間ちょっとで手術まで終了したということになります。

手術後は麻酔はだんだんと切れていき、少しづつ足の親指をちょこちょこ動かせるようになり、足首が動かせるようになり、てな感じでしたが、腰に手を当てるとなんだかぶよぶよした水風船みたいなものが乗っかっている。それはなんと自分のチンチン。大事なものなのに全く感覚がない!まさにナマコみたいなものが体の上に乗ってるだけ。なんとも情けない。。。

それで麻酔が切れて、なんとか脚が動くようになってションベンに行かせてもらった時にトイレの中で下を向いてたら気持ち悪くなって目を閉じた瞬間にふっと意識が落ちて膝から崩れ落ちてしまった。ちょうど真後ろに彼女が立っていてくれたので便器で頭部を打ったりなんてことはなかったが、ちょっとヒヤッとした。麻酔切れたとは言え、どんだけ体に残ってるかわからんし、個人差もあるやろうし、始めての手術でどこに気をつけたらいいのかが全然わからんかったが、油断してるとこうなるよ、といういい事例だったと思う。

んで、やっぱり下半身麻酔ってキツいのか術後に尿道が水門を開ける感覚を忘れて自分の意志でションベンが出来なくなる人が多いみたい。僕もその後何度もトイレに立ったが尿意はあるのにションベンは出ない。んで、ナースは「じゃあカテーテルで」ってことになるんだが、これがまた痛い。

要はゴムのパイプをチンチンの先から尿道を通して膀胱まで入れて水門関係なくパイプを伝ってションベンが排出される仕組みにするんだが、普段排出しかしない器官にモノを入れるんだから痛いんですわ。いい感じのうら若き20代後半のナースにチンチン掃除してもらってゴム管挿入してもらって「イタタタ!!」と声を上げながら嬉しいんだか悲しいんだかまったく分からないが、とにかくエロい気分にはまったくならなかった

そんなこんな手術当日の午後、10月23日でした。

~つづく~

僕の壮大なる痔アドベンチャーストーリー全編はこちら。
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その5 2015年10月25日

バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日

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さて、この1,2年ほどの自分の大きな懸念となっておりました痔の手術の決心をしてバンコクはセントルイス病院にて内痔核切除の手術を受けて参りました。

経過を簡単に書いておくと、痔の症状はすでに大学生の時とかにもありました。でもその時はごくたまにトイレで排便時に出血したりする程度で、それもすぐ止まっていたので気にするほどでもなかった。痛みもなかった。だから痔としては慢性痔で20年選手です。

ここ1,2年で出血する頻度が増して、トイレで便器が鮮血に染まる、出血し出したらなかなか止まらずトイレから出れない、その後も出血で下着を汚すなどの問題が頻発。これはなんとかしないと、といろいろタイで座薬やらなんやら自分で治療出来る方法を試してみましたがその時は改善するものの、座薬を止めてしばらくすると同じような状態に戻るを繰り返し、結局のところちゃんと医療保険があるんだから手術受けようと思い立ったわけです。

今までは健康優良児で病院にもほとんど縁がなく、病気は風邪ぐらい、通院もほとんどなく、まして手術を受けた経験も皆無でした。だから結構今回の決断は恐怖心があったんですが、やらなきゃどうにもなんないところにまで来てるのでしょうからやらんといかんわなと自分を奮い立たせて参戦。

さて、ブログの記事の日時とはちょっと合いませんが、10月23日のタイの祝日の朝7時にバンコクのセントルイス病院にタクシーで駆けつけadmissionの窓口へ。

「先生が大体の手術費用の金額伝えてると思いますが、手術内容や術後の対応によっては金額が変わったりするので、最後に保険会社と確認をして最終的なご請求となります。」と説明を受ける。

すぐに15階の個室に通されて点滴と血圧、体温の検査など。

「下半身麻酔になりますからねー」

と言われてケツのお肉にプスリと麻酔の注射を打たれると

「あ、ホントに感覚なくなっていく。。。」

脚など全く動かせなくなりました。。。

そのまま手術室に運ばれて行き、麻酔が完全に効くまで待っていたのか手術室の横で結構待たされる。。。そしてぼんやりと部屋の電灯を眺めていると手術着を着た若い子たちがわらわらと入ってきた。多分医大生かなー?若い、キャッキャッした女の子、男の子、横で

「えー、今日は日本人の患者?」

とか言ってるのが聞こえる。ああ、この子らに見守られながらワシはお尻のデキモノを切り取る訳ですか。。

手術はうとうと、もうろうとしてる状態でスタート。。。してるようでした。四つん這いのワンワンドギースタイルで手術台に寝かされて、

「まだ準備してるのかなー」

と思ってたら肩をトントンと叩かれて

「終わりましたよ」

だって。

ホントに麻酔がバッチリ効いてて患部に触られてる感触すらなかった。ステンレスのトレーに乗ったどす黒い肉片を見せられて、

「これ、切り取った痔の部位です」

とのこと。残念ながらこの日はメガネで来ていてコンタクトじゃなかった。自分の内痔核をちゃんともっとちゃんと見たかったよ。。。というわけで手術を終えて病室で術後の経過観察となります。

しかし、病院の業務ってのは人の連携がすごいね。

血圧検査、体温検査、着替え、点滴、内容説明、麻酔、移動などなど。。。

多少入れ替わっても大丈夫なところはあるかもしれないけど、順序も大事だし、重労働な作業も多いし。お値段高いのもよく分かるわ。サービス業としては部が悪いね。多分他のサービス業のほうが仕事簡単でもっと儲ける職種はあると思う。中々、病院ってすごいところだなあと思いました。

~つづく~

僕の壮大なる痔アドベンチャーストーリー全編はこちら。
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その5 2015年10月25日

バンコクに戻ってまいりましたのでまた痔の診察を再開 2015年09月29日

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バンコクに戻ってまいりましたのでまた痔の診察を再開。さっさと痔核をカットしてしまいたい感じです。

今回ふといつものバンコククリスチャン病院ではなく、直ぐ近くのセントルイス病院に行ってみました。職場の人がここで以前痔の手術を受けたことがあると言ってたので。。。

実際に行ってみるとセントルイス病院も印象的にはまんまバンコククリスチャン病院と同じランクの病院ですな。設備や建物も古すぎず、華美でなく清潔。バンコククリスチャン病院と同じくロビーにちゃんとau bon painというカフェもありました。

バンコクのシーロムのどまんなかというホントの繁華街にあるバンコククリスチャン病院に比べると若干外れた場所にあるセントルイス病院は駐車場や敷地内がせせこましくなく、比較的開放感があって明るい。病院の雰囲気としてはこちらのほうがいいかなという印象。今までの9年間ほどでなぜセントルイス病院には一回も来てなかったのかな?といろいろ考えてました。考えてたので写真を撮るのをぜんぜん忘れてた。。。

そして3度めになる肛門の触診。

「おお、大きい痔核があるね」
「多分僕は痔は10年選手で、ついこの2,3ヶ月前から悪化して、トイレ行ったら出血が止まりません」
「他の病院で座薬とか薬とか処方してもらったけど薬を使ってる時はいいんだけど薬止めたらまた一緒の状態になる」

などと説明。

「薬出しときます。座薬はなしで飲み薬。手術も考えたほうがいいですよ。」

とのこと。すぐに「手術でないと治んないよ」と言われることを覚悟して来た割には拍子抜け。バンコククリスチャン病院でも薬を処方されたが、実際すぐ手術というほどには悪くはないのか??

医者がまず薬というのだからとりあえずはしたがって様子をみます。ちなみにセントルイス病院の痔の診察は薬代込みで1,309THB、手術は術後の2泊の個室での入院を込みにして50,000THBとのこと。これなら医療保険で全額カバーできる。。。

というわけで薬を服用して再度1週間後に診察です。