さて、この1,2年ほどの自分の大きな懸念となっておりました痔の手術の決心をしてバンコクはセントルイス病院にて内痔核切除の手術を受けて参りました。
経過を簡単に書いておくと、痔の症状はすでに大学生の時とかにもありました。でもその時はごくたまにトイレで排便時に出血したりする程度で、それもすぐ止まっていたので気にするほどでもなかった。痛みもなかった。だから痔としては慢性痔で20年選手です。
ここ1,2年で出血する頻度が増して、トイレで便器が鮮血に染まる、出血し出したらなかなか止まらずトイレから出れない、その後も出血で下着を汚すなどの問題が頻発。これはなんとかしないと、といろいろタイで座薬やらなんやら自分で治療出来る方法を試してみましたがその時は改善するものの、座薬を止めてしばらくすると同じような状態に戻るを繰り返し、結局のところちゃんと医療保険があるんだから手術受けようと思い立ったわけです。
今までは健康優良児で病院にもほとんど縁がなく、病気は風邪ぐらい、通院もほとんどなく、まして手術を受けた経験も皆無でした。だから結構今回の決断は恐怖心があったんですが、やらなきゃどうにもなんないところにまで来てるのでしょうからやらんといかんわなと自分を奮い立たせて参戦。
さて、ブログの記事の日時とはちょっと合いませんが、10月23日のタイの祝日の朝7時にバンコクのセントルイス病院にタクシーで駆けつけadmissionの窓口へ。
「先生が大体の手術費用の金額伝えてると思いますが、手術内容や術後の対応によっては金額が変わったりするので、最後に保険会社と確認をして最終的なご請求となります。」と説明を受ける。
すぐに15階の個室に通されて点滴と血圧、体温の検査など。
「下半身麻酔になりますからねー」
と言われてケツのお肉にプスリと麻酔の注射を打たれると
「あ、ホントに感覚なくなっていく。。。」
脚など全く動かせなくなりました。。。
そのまま手術室に運ばれて行き、麻酔が完全に効くまで待っていたのか手術室の横で結構待たされる。。。そしてぼんやりと部屋の電灯を眺めていると手術着を着た若い子たちがわらわらと入ってきた。多分医大生かなー?若い、キャッキャッした女の子、男の子、横で
「えー、今日は日本人の患者?」
とか言ってるのが聞こえる。ああ、この子らに見守られながらワシはお尻のデキモノを切り取る訳ですか。。
手術はうとうと、もうろうとしてる状態でスタート。。。してるようでした。四つん這いのワンワンドギースタイルで手術台に寝かされて、
「まだ準備してるのかなー」
と思ってたら肩をトントンと叩かれて
「終わりましたよ」
だって。
ホントに麻酔がバッチリ効いてて患部に触られてる感触すらなかった。ステンレスのトレーに乗ったどす黒い肉片を見せられて、
「これ、切り取った痔の部位です」
とのこと。残念ながらこの日はメガネで来ていてコンタクトじゃなかった。自分の内痔核をちゃんともっとちゃんと見たかったよ。。。というわけで手術を終えて病室で術後の経過観察となります。
しかし、病院の業務ってのは人の連携がすごいね。
血圧検査、体温検査、着替え、点滴、内容説明、麻酔、移動などなど。。。
多少入れ替わっても大丈夫なところはあるかもしれないけど、順序も大事だし、重労働な作業も多いし。お値段高いのもよく分かるわ。サービス業としては部が悪いね。多分他のサービス業のほうが仕事簡単でもっと儲ける職種はあると思う。中々、病院ってすごいところだなあと思いました。
~つづく~
僕の壮大なる痔アドベンチャーストーリー全編はこちら。
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その1 2015年10月21日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その2 2015年10月22日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その3 2015年10月23日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その4 2015年10月24日
バンコク、セントルイス病院で痔の手術 その5 2015年10月25日