パンクラス15年の軌跡 2012年10月01日

またまた土日で見たhulu.jpのコンテンツ。90年代から始まった船木誠勝、鈴木みのるが先導してた団体。僕はまったくパンクラスは見てなかったけど、こういう団体があるのは知っていた。「真剣勝負だけのプロレスがパンクラス」というイメージの通り、結構えげつない試合をしてたりするんだが、なんか絵面に華がなくて実際にやってる試合の面白さ、ハードさほどには売れていない感じのする団体。

パンクラス・オフィシャルサイト | PANCRASE
パンクラス – Wikipedia

選手も各人脂肪を落として絞った肉体美でなんともキン肉マンに出てくる超人のイメージそのもの。初期なんか特にシンプルなパンツとレスリングブーツでめちゃくちゃストイックなイメージですわ。

すごいんだけど、ストイックすぎてなんか見ててもう少し抜きどころが欲しい。この15年の軌跡でも初期の試合から秒殺と言われたその試合を見所編集でドカドカ放り込んでて100試合以上見れる。リアルタイムでパンクラスを楽しんでた人は懐かしさや選手の変化が見れるのかもしれないけど今まで見た事なかった僕はあまり絵面が変わらないこの短時間の試合の連続はちょっときつい。この団体の流れを見ていけるかと思って見てみたら試合映像ばっかなのでストーリーがうまく掴めない。

この映像の作りそのままに団体の性格自体がちょっとストイックすぎてイマイチ受けないんかもしれないですな。やっぱりショービジネス、もうちょっと遊び感覚を乗せて欲しいもんです。まあでもこの時期WOW WOWで見てたRINGSもストイックで華はなかったですな。時を同じくして始まったUltimate大会、グレイシー一族の名前を一気に有名にしたUFCなんかは、これも遊び的な要素は何もなかったんだけど、喧嘩マッチということで集まった出場者の胡散臭さとかが微妙にマンガ的で抜き場にはなっていたと思う。

やっぱり個人的には見るためのファイトとしてはプロレスが一番やなあ。プロレスこそ世界原理です。プロレスを見ると世界がわかる。この言葉に対する疑いを僕はまだ知らない。

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