最近よくネットで見かける元米アップル本社勤の方のアップル関連本。ブログに書いてある内容が結構おもしろくてちょくちょく見ていて、今回楽天koboでライナップされていたこともあって購入。
「僕がアップルで学んだこと」となっていて、前半戦は筆者がアップルで見てきたこと。後半戦がその環境の中で身に着けてきた処世術というかテクニックというか、社会での生き方が書かれている。
個人的にはもうほぼ十年前からアップル製品は使ってて、スティーブ・ジョブズの本なども数冊は読んでいるのであらかたの事情は知っている上、今海外の会社に居て、否が応にも日本の会社とは異なる社内ルールや不文律に縛られながら仕事をしてる立場としてはそんなに大きな発見はなかったかな、とも思う。
タイの場合は多分、かなりアメリカの会社(アメリカに行ったことないけどね)に近い仕事のやり方が一般的にタイ人のスタッフに浸透しているように思う。レストランに飯食いに行っても、マネージャの教育の悪い店なんかは従業員がまったく客の方向に向いておらずマネージャばかり気にする。そのスタッフの評価をして給料を払ってくれるのがそのマネージャだから、客に愛想よくしてもマネージャからは何の評価もされない。だからスタッフにちゃんとサービスをさせるためには個別にチップをあげることで直接そのスタッフの利益になることをすることなんであります。でも、そのへんをちゃんとマネージャが把握してるところは、ちゃんと接客の教育などをしてると思われる。スタッフの仕事はマネージャ次第なんであります。この本で書かれていた「第5章 上司を味方につける:上司をお得意様と考えよう」という内容はいい例と悪い例の違いはあれど本質的にはこのレストランの件と同じ考えから来てることで「やっぱりそうなんやなあ。。」と思うことしかりでありました。
多分企画自体がスティーブ・ジョブズが亡くなったタイミングで持ち上がったものだろうけど、もう少しいろいろな要素を組み込んで本を作ってたら面白かったんじゃないかと思われます。
ただ、松井さん自身のブログは話のバリエーションも多く面白いですな。個人的にはブログも読んでTwitterもフォローしております。
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僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書) 松井博 アスキー・メディアワークス 2012-04-10 |

