ปลากระพง プラーガポンを調理する! 2011年08月29日

土曜日に行ったPilot 111 Fishing Pool、渋い中なんとかプラーガポン二匹を釣った。彼女がプラーガポンを食いたいと言うのでキロ180Bの買取で持って帰った。多分どこの釣り堀でも一緒なんだろうがちゃんと鱗とってはらわたを抜いた状態で氷とともに袋に入れてくれる。

さて、40cmほどのプラーガポン二匹どうやって料理するか???

検討の結果、唐揚げを作ることに決定。プラーガポンで唐揚げとなると、やっぱりこの下の写真みたいな姿揚げでしょう!というわけで慣れない、というか初めてこんな30cm以上もある大きな魚の姿揚げにトライ!

ปลากระพงยำตะไคร้ รสแซ่บ ทีเด็ดร้านครัวสามหนุ่ม
↑ タイメシ屋では魚の料理頼むとこんなのがよく出てきます。

釣った魚は実際40cm以上あるので当然家庭用の鍋に入りきらず、慣れない手つきで頭を落とし、尻尾を落とし、なんとか鍋に入るサイズに調整したけど、とにかくでかい。油を熱して放り込むと、シャーッ!と軽快な音を立ててフライされていくんだが、重くてひっくり返せない。エイやっと返すと、油がバシャと跳ねる!うぎゃー火傷するー!魚自体が重たいので鍋底に張り付き、皮も剥がれて身もグズグズ。全然きれいに仕上がらない。。。反省。

とはいえ、はらわた抜いてるので腹の中に油が入り内側からも熱せられるし、さらに下の写真のように身に切り目を入れて揚げるので割と短時間にちゃんと火が通る。料理を作る上であまりテクニックが要らないのは非常にいいことですな。

ปลากระพงทอดน้ำปลา

それでもこのปลากระพงทอด、プラーガポントートは今まで食った中で一番うまいプラーガポンだった。釣り堀でもやっぱ釣りたてで新鮮なものはこんなにうまいのかと久しぶりに感心した。イカの時も、キスの時もそうだが、スーパーで買ってくる魚とは根本的に味が違う。そもそもタイの人たち、鮮度をほとんど気にしてないもんね。だから流通過程で日本人的に考えると扱いが悪く鮮度が落ちてしまう。

次の日の晩飯は反省して魚をカットして揚げることに。中華包丁と中華のまな板を用意。

Knife

もう魚を丁寧に三枚に捌いてなんて考えない!アジアン式に骨ごとぶった切りスライスで行こうじゃないの!

Ilish fish cooking ( Hilsha )

こんな感じにカットしようと考えてたんだけど、初めてだとなんともうまくいかない。40cmもの魚の骨って思ってるより簡単にはぶった切れない。。。苦戦しながら写真のように揚げて頂きました。でも冷凍の仕方が悪かったのか、一日経ったプラーガポンは明らかに昨日のものより味が落ちてました。。。釣り堀から持って帰るのは1日で食いきれる量にするのが懸命です。

しかし、中華を始めとするアジア一般の魚料理って、思ったよりテクニックは要らない。。日本料理のように食った時の食感を考えて小骨を引くとか、手間がかかったりややこしい手順はなしでも作れるのである。これはこれでまたよし。誰でもが作れる料理法が重宝される、もしくは作業効率が優先される厨房とか、カニのようにうまいけど食うのにめちゃくちゃ手間のかかる料理が普通に受け入れられるのか、などこういう些細なところで日本人が大事にしてるところと他の国の人たちが大事にしてるところの差異を少し感じたりするのである。