モーチット・バスターミナルはひどいと同僚と盛り上がる 2015年02月06日

Bangkok Mo Chit bus terminal
“Bangkok Mo Chit bus terminal by Axel Drainville, on Flickr”

バックパッカー、バジェットトラベラーがバンコクからタイ東北部であるイサーンや、チェンマイ、スコータイなどの北部へと出発する際に起点となるバンコク北バスターミナル、正式にはモーチットバスターミナルですが、個人的に僕はこのバスターミナルが大嫌い。

タイの北部、東北部から出てくる純朴な田舎民が初めてバンコクの地面を踏む場所がこのバスターミナルになるであろう、東京で言う上野みたいな場所だと思うが、とにかくこのバスターミナルがガサツで居てるだけでストレスなんである。

まずバスのチケットも事前予約はできないし、混んでる線なんかはバスターミナルまで行って何時間も先のチケットを買って待つか、1回家に戻ってまた来るしかない。窓口と、窓口の前でおっさんが大きな声で行き先を連呼して販売するバスチケットもあって何が正規で何が非正規かもわからない。

食堂は暗くて汚い。毎回食ってる時に壁の板の隙間からゴキブリが顔を出して飯の皿に近づいてくるので「おいおいおい。。」と気が気でない。人は並ばない、バスが遅れると同じ経路番号のどのバスに乗ったらいいのかわからなくなる、外部からバンコクに戻ってきた際にもバイタク、タクシーがボッてくるなどなど、もう遠慮なしの不快なええ加減さ。

タイ人の彼女と話をしているとやっぱりタイ人でもあのバスターミナルは勘弁、という人も多いみたい。

それを昨日バンカディ工業団地に向かう車の中で会社の同僚と話をしていたら「やっぱり僕もあそこはダメですね。。。」とほぼ同意見。やっぱりこれだけバンコクも都市開発されてだいぶクリーンになってきている中、あのバスターミナルのええかげんさはちょっと異空間になりつつありますな。ていうかチャトゥチャックからちょっと北のエリアって町並みもいきなり荒んだ雰囲気になって都市開発の手が行き届いていない雰囲気。多分、地元マフィアが強すぎて行政の都市開発がなかなか入っていけないような状態じゃなかろうか。

というわけで同僚に「じゃあバスでどっか出かける、という時はどうしてるんですか?」と聞いたら北バスターミナルをさらにもうちょっと北に行ったナコンチャイエアという民間のバス運営会社のターミナルを利用しているとのこと。

僕も以前からナコンチャイエアは聞いていて、結構快適らしい。北バスターミナルのバスと違い、電話予約もできるらしいし、バスが出発しそうになる時にはちゃんと「お客さん、このバスじゃないですか?出発しますよ」と聞いてくれるらしい。
サービスがまともらしい。

うちの彼女は北バスターミナル発でも999の番号が振ってあるVIPバスはまだマシということでちょくちょく利用してます。当然ながらVIPバスなので通常のバスよりも運賃はお高い。ナコンチャイエアもサービスがしっかりしてる分、通常のバスよりはお高い。ちょっと具体的なお値段は失念しましたが。。。650THB > 900THBぐらいの感じだったような。サービスはタダではないんですな。

最近、出かけると言っても海外か、彼女の実家近くのウボンまでAirAsiaかNok Airで飛行機ということが多かったからほとんどバスに乗ってないが機会があればVIPバスとナコンチャイエアを使ってみようとは思います。。。

オーケンののほほんと熱い国へ行く 2015年02月04日

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前回の日本帰国時に仕入れて来た文庫本。この本はkindleで電子版が売っておらず、前回オーケンの本を久しぶりにkindleで購入した後、ムンバイマラソンを前に未読のオーケンによるインドとタイの旅行記を読んでみたいと思った。

考えてみると、タイはバンコク在住の僕がムンバイマラソンに出る前に読むんだから、これほど最適な本はなかろう。(とはいいつつ、結局読み終えたのはムンバイから二週間ぐらいたってからになりましたが。)

書かれたのは平成3年というから1991年。すでに24年前の旅行記であるが、文章を読んでいて大きく違和感を感じることもなく、不変のバックパッカーなりの自由感、モラトリアム感がぷんぷん臭ってくる。

文中、旅には「見聞を広める」と息巻いて出てくる本当に旅がスキってタイプと現実からの逃避を求めるタイプと大きく2つがあると書かれている。前者は普通に前向き、後者は後ろ向き。後者は自分のことを誰も知らない、物価の安い街で適応できない煩わしい自分の世界から離れてウダウダとモラトリアムの中にいる。本人自身も「これでいいのか?これでいーのだ。本当に??」と悩みつつ。

オーケン氏のシンパシーは当然ながら後者で旅の途中に出会うウダウダの長期旅行者と、薄ぼんやりした時間の流れの緩い旅の空が実に80年代調の文章で綴られている。でもこのバックパッカーのモラトリアムは今も昔も変わらずでちょっと前でも「外こもり」なんて言葉も現れては消えたりしていた。。。

個人的には久しぶりにこの80年代調文章に触れて前回も「今になってこの調子はちょっと辛いなあ」と思っていたが、やっぱりまだ慣れない。でも旅行記としては中々楽しめる良い本だとは思います。

まあブックオフなどで偶然見つけたらイチオシ。読んで楽しい本です。でもわざわざ探して買うという本でもないかなというところ。

また長期旅行に久しぶりに行きたいなあ、とちよっとだけ思った瞬間でした。

オーケンののほほんと熱い国へ行く (新潮文庫)
大槻 ケンヂ
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ナコンナヨックの หนูนา 野ネズミ & パクチョンの หมูหัง 子豚の丸焼き 2015年02月02日

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カオヤイの国立公園に行った帰り、出口はプラチンブリ、ナコンナヨック方面に出てそこからバンコクへ向けてひたすら走って来ましたが、タイの見慣れた風景として、田舎の大きな国道の脇では屋台で各地の名産品などがよく売られている。

その中の一つ、ナコンナヨックではこんなものが有名らしくいろんなところで売っていた。หนูนา ヌーナーと言いまして、田んぼネズミ、野ネズミですな。それの丸焼き。多分。ご丁寧にシッポまでしっかりついた状態で売られている。

せっかくナコンナヨックまで来ているんだから買おうと思って車から降りてみたが、500g単位でしか売らない、そのままでは食えなくて一回揚げてからでないとダメらしいので結局買わなかった。。てか、多めに買ったら絶対余らせるし、ちょっとトライして食ってみたいだけなので家で油用意して揚げないといけないのも面倒くさく、断念。

食ったことある人にしたら、やっぱりカエルと同じような淡白な感じの肉質で特段うまいというほどでもないらしいが、未体験なので出来れば食ってみたかったなあ。いくらだったかお値段失念しましたが、500gで100THBぐらいだったような。

ついでに言いますと、カオヤイの北の方の入り口パクチョンではหมูหัง、ムーハン、子豚の丸焼きも有名です。自分で運転してたので写真を撮れなかったが、道端の屋台にでかい串に口からケツの穴まで一本刺された体長1m弱の子豚がこんがり焼かれた状態でずらっと並んでます。中々、人間の業の深さを感じさせてくれるいい光景です。

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รังนกランノック、燕の巣のデザート 2015年02月01日

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ひさしぶりに中華街のソイテキサスにシーフードを食いに行って、その後に生まれて初めて食ってみた燕の巣。タイ語では รังนก ランノックというらしい。冷たいのとあったかいのを選べるらしいけど、1月下旬からバンコクの気候は少しづつ上がり始め、結構暑い感じになって来ているので冷たいのを頼み、あったかいやつは頼まなかった。

出てきたのは燕の巣を細切れにしてシロップで煮込み、銀杏を上にあしらったような感じで、燕の巣は味がないんだろう、ただ甘いだけで特段うまいもんでもなかった。というかその唯一のテイストである甘みもなんだか薄くて??という味だった。

これが名もない料理なら別にもう自分から二度と頼むこともないのかと思うが、有名で高級食材と言われる燕の巣がこんな味なのかとちょっと疑問に思うところアリで、また何かの機会にもう一度食ってみます。それで同じような感想なら燕の巣ってのはそういうもんなんでしょう。もし次が美味かったらそのお店がダメだったということですな。。。

一人前100THB。。微妙に高いんだか安いんだかよくわからない。

↑ タイで売ってる燕の巣ドリンクが。しかし、価格設定がバカ高い。。。

念願の หมวกร่ม ムアックロムを入手 2015年01月31日

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หมวกร่ม ムアックロム、傘帽子とでも訳せば良いのでしょうか。

昔々、僕が日本からタイまで飛行機を使わずに南下していったアジア旅行がございましたが、その際に初めて香港で見かけた日傘がそのまま帽子になったこれ、8年越しに初めてナコンナヨックの小さな市場で買うことができました。ひとつ20THB、めちゃ安い。

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↑ 2006年の写真。

28″ diaของทารกโพลีเอสเตอร์สีฟ้ามือฟรีร่มประมงหมวก2ชิ้น ใน ร่ม จาก บ้านและสวน บน Aliexpress.com
↑ AliExpressに載ってた商品紹介ページ

直径40cmぐらいのちゃんと骨が入ってて折りたためる傘になっていてゴムバンドで頭に固定できる。見た目のアホ臭さが大好きで一度かぶってみたかった夢が実現。しかしこれはでもタイでもかぶってる人はほとんど見ないね。2006年の旅行の当時も年寄りしかかぶってない印象だったからなあ。

せっかく入手出来たのだからこれから大事に使っていきたいと思います。。。どこで使おう??