最近の気に入って聞いているRetrowaveなど 2021年12月26日

ギターもちょこちょこ弾いてるけど、やっぱり相変わらずSynthwave、Retrowaveなどを聞いてます。で、最近よく聞いてる盤を記録しておきます。

・Kiss Me in The Rain / Jessie Frye

実は2020年にこんなにハイクオリティなRetrowaveのアルバムがリリースされていた。このJessie FryeというアーティストはFM-84などと一緒にツアー回ってるみたいで、このへんのコミュニティにはこういうアルバムを作れる腕のいいコンポーザー、サウンドエンジニアがいるんだろうね。とかくFM-84にも負けないような80年代キュンキュンでキラキラの曲がこのアルバムには満載であります。ほとんど捨て曲なしのアルバム。最近フィットネスで走る時もリピートでこれをかけてます。フィットネスにも良い。

・A Million Miles From Home / Cinnamon Chasers

Cinnamon ChasersというプロジェクトのA Million Miles From Homeというアルバム。ストーンズにも似たような曲があったな?あ、あれは 2000 Light Years From Homeか。それは置いといて、実はこのアルバムはもうおよそ12年前の2009年のリリース。そう、この頃なのでRetrowaveというのはまだまだ大きく盛り上がる前であって、このCinnamon ChasersはRetrowaveやSynthwaveの文脈で語られるのではなくChillwaveのプロジェクト。ああ、Chillwave、懐かしい響き!Chillwave真っ盛りの時期なので結構ドリーミングな感じの音作りもあるんだけど、Cinnamon ChasersはほかのChillwaveアーティストと比べるとだいぶシラフというか四つ打ちにChillwaveのふりかけという感じの味付け。3曲目のThe World Is YoursなんかはだいぶChillwave色強いけど四つ打ちというかハンマービートというか。そして一番上のPVがCinnamon Chasersでは一番話題に登るPVらしい。なんかぜんぜんChillwaveのイメージとは違うが。でもこれもまたフィットネスなんかの時に非常に相性がよい。いやー、こんないいアルバムが2009年にリリースされてたのね。今になって気づくとは。。。またCinnamon Chasersは今年2021年にもDoorwaysというジャケがまるで70年代プログレのようなアルバムをリリースしているのだが、こちらはイマイチ琴線には引っかからない。。。Cinnamon ChasersはRuss Daviesというロンドンのクリエイターのプロジェクトらしい。改めてDoorwaysも聞いてみたけどやっぱなんらかユーロプログレの影響もあるんじゃないかという気がしますな。

さらにもうひとつSovietwave。 Электроника-302 – Искусство Принадлежит Народу 2021年02月21日

ここまで来るともうぱっと見で何がなんだかよくわからない。全く文字が読めん。

とりあえずBandcampのページを見つけたので読み方がわかった。

https://electronica302.bandcamp.com

このアーティストはElectronica302と呼べばいいらしい。(たぶんロシア語ではまったく別の発音になるんだろうが、意味としてはelectronicaということなんでしょう。)

コズミックな感じと牧歌的な感じがきれいに同居してます。

Маяк – Романтика を聞く 2021年02月19日

↑ ロシア語でアーティスト名すら読めません。一応英語に当てるとMajakと言うらしい。

最近はSynthwaveやRetrowaveの派生のひとつであるSovietwaveをよく聞いています。日本語であまりまともな解説ページもないのでYoutubeの長尺Mixや英語のWikiをたぐりながらいろいろ聞いてます。

https://en.wikipedia.org/wiki/Sovietwave

SovietwaveってのはSynthwaveやRetrowaveから派生してロシアで再燃してる(してた?2010年代前半が最盛期か?)ソヴィエト時代のノスタルジックなメロディを取り入れたインディーなシンセミュージックでございます。ジャケなどのアートイメージもソヴィエト時代のプロパガンダ広告をパクったり、模したりしたものが多く、日本人が昭和歌謡のリバイバルを興したようなもんなんだろうか?

もともとは2000年ぐらいにロシアントランスのアーティストでPPKというグループがコズミックなソヴィエトエレクトロのメロディを取り入れてヒットして以降、ソ連崩壊ともに人類の大ロマンである宇宙開発が闇に葬りさられ、さらにその背後で消えていったソヴィエトのノスタルジーとスペース感が満載の音楽へのレスペクトがじわじわと再燃してこういうムーブメントになっているようです。

音が非常に気持ちいい。80年代のMiami Nights 1984のような実にアメリカアメリカした音楽もこれまたびんびん来るんだけど、しっとりとした憂いのある東欧的なこの宇宙音楽のメロディもこれまたしびれます。もともと5年かそこら前に初めてPlanet MuのアーティストだったSolar Bearを聞いたときもこういうテイストがあって(Solar Bear はたぶん英国。こちらのSovietwaveは本国ロシアのアーティストが多い。Маякもロシア。)初聴の際に非常に感動したのを覚えている。やっぱりこういうソヴィエト、東欧コズミックってのは地下水脈がちゃんと途切れずに続いていたのだ。

↑ Solar Bears の Super Migration。リリースは2013年だった。このアルバムはリリース当時に即買って聞いていた。大好きなアルバム。

しかし、自分はSynthwave、Retrowave系は本当に好きなんだと思う。だって2013年ぐらいから途切れずに聞いてるんだもん。この2013年のちょっと前はChillwaveというのがありまして当然シンセが全面に出てた音楽だったがWashed OutとかはもっとDream Popよりでした。でもこのChillwaveをとっかかりに自分の興味はSynthwaveに流れたんでしょう。ほとんどのアーティストが個人レベルで活動していて大資本が入って居らず、Bandcampでmp3を売るぐらいの活動というのも地味で聞きやすかった。

とりあえず、今はSovietwaveに来ています。もう少しこれを掘ってみようと思います。

新たな Retrowave / Synthwave Mix on youtube 2021年02月09日

またYoutubeで頃合いのRetrowave / Synthwave / Vaporwave mix 動画を見つけました。最近はLo-Fi Hiphopを知って以降Youtubeでこういう長尺のmix音源をダラダラ流しっぱなしにすることが多いです。でもしばらくするとLo-Fi Hiphopは聞かなくなり、やっぱりRetrowaveに戻ってきた。この5年ぐらいはずっとRetrowave / Synthwaveが好きだな。

↑ 延々流して聞ける Retrowave till dawn というプレイリストもまとめてます。

今更ながらDaft Punk / Random Access Memories 2016年12月03日

ひょんなことからDaft PunkのRandom Access Memoriesというアルバムを聴いた。これ、めっちゃいいアルバムですな。今までDaft Punkってコスプレ系のキワモノかと思ってましたがいいユニットですな。

数年前からChillwave、Synthwaveあたり聴いてましたがビッグネームでこんないいアルバムがあったんですなー。灯台下暗し。ちょっと他のアルバムも聴いてみよう。売れてるのはそれなりに理由があるのですな。


↑ そういや昔見に行ったTRON LEGACYの音楽もDaft Punkがやってたか。

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