タイの習慣と日本の習慣 2013年02月08日

Good deed, bad deed

タイ人はよく食事の際に食べ物を箸で渡したりする。お皿で受けれればいいんだけど場合によっては箸で掴んで取れというような仕草をされるが、これは日本では死人の骨を拾うときにすることだよと話して教える。タイではそういう習慣がないから「あ?そーなの?」ってな感じである。

日本人はよくタイ人と飯食ったり酒飲んだりしてる際に、手のひらを上に返して飲み物をついだりすることがある(上記写真。通常は手のひらが下を向く)。別に日本人的には特段気にすることはない。実はこれはタイではどうも死人に対して?(葬儀の際とか?)水を注ぐときにする仕草のようで、タイ人にこれをやると嫌な顔をされる。まあ、これは僕らも今まで知らんかったことなんでゴメンね、という話である。

どちらもお互い知らないからやってしまうだけのことで、この例を考えると、風習や習慣って結局のところ感情的な部分が多くて実質的には何もないことが多い。ただし、だからと言ってそれをないがしろにするとこれまたそのことが原因で大きな実質被害が発生しそうなセンシティブなもんなんだが。

だからやっぱりこういうことを深刻に捉える必要はないが、広く勉強して「知っておく」ってことは大事なんだな。