Bangkok - Citysights 04
“Bangkok – Citysights 04” photo by Pandiyan

タイ人の文化は基本的に年上の人を敬うように教育される文化であります。んで、年上の人を呼ぶときには基本”ピー”、年下の人を呼ぶときは”ノーン”と付けて呼んだりするのが通例。兄弟のことを”ピーノーン”と呼ぶ。

お店で店員を呼ぶとき、街中で知らない人に呼びかけるときなんかも基本”ピー”を使う。年上を呼ぶ言葉だけど、年上を敬う気持ちでってことでとりあえず他人への呼びかけに使うことが礼儀正しい、ということになっているみたい。

だからたまにタイに来たてで、あんまり事情をわからない20歳代ぐらいの兄ちゃんが、店員のおばちゃんに「ノーン、ノーン!」とか言って呼びつけてるのはホントは”ピー”を使う方がいいはずなんである。日本食屋やラーメン屋で働いているおばちゃんなんかは当然日本人相手の商売だからわかりきっていてほとんど気にしてないだろうけど。

んで、まあ僕らよく、タイ人の店員は客に全く気を使ってない、呼んでも全く聞こえてなくて全然注文取りに来てくれないなど、ぼやいたりする。

まあ、家族経営でちゃんと商売意識が給仕してる息子、娘にまで伝達されてるところならまだしも、雇われなら基本的にタクシーやバイタクと同じく、それほど職を得るのに敷居が高くないので基本的にやっつけである。ぱっぱと自分の仕事だけして給料もらって家帰ろうぐらいしか考えていない人間が多い。だから客のほうを気づかってちゃんと注視していたりはしない。客のほうが用事があるときは必死に呼ばないといけない。

たぶんそういう時は、”ピー”、”ノーン”で呼びかけると割りかしちゃんと反応してれる気がする。

日本人なら通常メシ屋で「あのー、ちょっとすんませーん」ってな感じで店員を呼ぶ。その感覚でタイのメシ屋で”コトォ〜 カ〜ップ!”って呼んでたって普段タイ人は謝る言葉で人を呼んだりしないのでその音の周波数ではメシ屋の店員のアンテナには引っかかんないんだろう。そこを”ピー!”と声がけすると、タイ人同士では通常そうやって人を呼ぶから、自分を呼んでるとは思っていなくともふり返ったり気付いてくれる可能性が高いんだな、と最近よく思うことがある。

日本人らしく(って僕だけかもしれんが)タイに来ても店で日式に「すんませーん」と叫ぶ客と、タイ人らしく”ピー”、”ノーン”で呼ばないとなかなか気付いてくれない店員って、お互いやっぱり言語や行動パターン、反応しやすい音なんかはそれぞれの文化にしっかり根付いてるんだなあと思う今日このごろです。