何気に音楽、というネタ扱った曲が好きであります。
特にフィッシュマンズの「幸せ者」という曲で出てくる一節、「そして音楽が胸の中でいつでも鳴っている」というのが大好きなフレーズで、誰でも頭の中や胸の中でずっと鳴り続けている曲があるものだと個人的には信じております。こういうことをぽろっと歌ってくれる曲は大好きで、
置物みたいな ひま人あるじが 店の中に座ってる
何かを見てるさ 一生懸命 アーみんなが夢中になって 暮らしているさ
みんなが夢中になって 暮らしているさ ホラネーこの世の不幸は全ての不安
この世の不幸は感情操作とウソ笑いで
別に何でもいいのさみんなが夢中になって 暮らしていれば
みんなが夢中になって 暮らしていれば
別に何でもいいのさ彼女のことだけを よく知っている
そして音楽が胸の中でいつでも鳴っている彼女のことだけをよく知ってる
そしていつだって夢の中まで追いかけてくるそんな感じでいい そんな感じでいい
Aloha Polydor フィッシュマンズ,佐藤伸治 ポリドール |
その他にはこれもまた最近の曲ですが、David Byrne & Brian EnoのStrange Overtones。「あなたの奏でる音楽、私はハーモナイズする、」なんてフレーズが好きだったり。
I wake up every morning
I hear your feet on the stairs
You’re in the next apartment
I hear you singing over thereThis groove is out of fashion
These beats are 20 years old
I saw you lend a hand to
The ones out standing in the coldStrange Overtones in the music you are playing
I’ll harmonize
It is strong and you are tough
But a heart is not enoughPut on your socks and mittens
It’s getting colder tonight
A snowball in my kitchen
I watched it melt before my eyesYour song still needs a chorus
I know you’ll figure it out
The rising of the verses
A change of key will let you outStrange overtones though they’re slightly out of fashion
I’ll harmonize
I see the music in your face
That your words cannot explainStrange Overtones in the music you are playing
We’re not alone
It is strong and you are tough
But a heart is not enough
DavidByrne.com – Everything That Happens Will Happen Today
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友川かずきはこの鳴り続ける詩をアルバムのタイトルにしてしまった。
幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛りサーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ頭倒(さか)さに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよんそれの近くの白い灯が
安値(やす)いリボンと息を吐き観客様はみな鰯
咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん屋外(やがい)は真ッ暗 暗(くら)の暗(くら)
夜は劫々(こうこう)と更けまする
落下傘奴(らっかがさめ)のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
俺の裡で鳴り止まない詩 友川かずき ディウレコード |
もっとも彼の言っている詩は歌ではなく、詩なんだが、「俺の裡で鳴り止まない詩」友川かずきの多分、一番有名であろう曲、サーカスがこれに収録されている。