Vespa LX125 は旧型だとボアアップキットが売っている 2022年08月09日

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タイの現行のモダンベスパは90年代から販売されているET4の流れを継ぐボディを持ったLXとSが125ccのみで販売。これらがスモールボディとするなら、ミドルの位置になるSprintやPrimaveraの後ろから見てまさにスズメバチのようなシェイプをしたボディで150ccがメインで売られている(Sprintは125ccもラインナップ)。あとはフラッグシップに位置するGTSが150ccと300ccでラインアップ。GTSはラージボディと言えばいいかな。

で、自分の所有するLXは125で現行ベスパのラインナップの中でも一番低価格なものではありますが、ベスパの乗り心地というのは他のメーカーのバイクからは異なる性質をはっきりと持っている。サスの調整の良さとスチールモノコックボディが剛性があって、たぶん重心バランスもよいのだと思う。そしてスムーズに吹け上がるエンジンで125ccでも80km/h、90km/hで巡航してても非常に静かで疲れにくい走行フィール。感動ものの乗り心地です。

ただ一点、やっぱり125ccはちょっとパワー不足を感じる。125ccという小排気量の位置づけなら街乗りのストップ&ゴーを考えて低回転、低速域にパワーを持ってくるかと思いきや、LX125の場合は低回転域のパワーが薄く、逆に70km/h ~ 90km/h のレスポンスがよく、以外に幹線道路などで走りやすい。で、やっぱり信号青からの出足がもたつく。「これ、150ccとかのエンジンなら多分低回転域に十分にパワーがあるのかなー」と夢想するのだが、最近ネットでいろいろググってたら Malossi からLX125用のボアアップキットが出ていた!しかしながら原稿のi-getエンジン用ではなくクオーサーやリーダーエンジンのボアアップキット。それが 125cc から大幅アップの 182cc だって。うーん、これは旧車買ったほうが楽しかったのかもしれんね。

その他現行モデルでも使えそうなウェイトローラーもいっぱい売ってるからとりあえずはメーカー純正のまま十分に楽しんで、しばらくして駆動系にガタが来始めたらローラーとかクラッチ、プーリーを社外品に変えつつ、エンジンにもガタが来たら、その頃にはi-getエンジンもボアアップキットが出てると思うからそこでボアアップしますか。

今までLX系のボディで125cc以上に乗るなら今は生産終了しているLXV150の中古しかないかなと思っていたが数年後にはi-getエンジンでボアアップできるかな?(とはいえi-getも発売されてから結構時間経ってるはずなので出てないというのもちょっと疑問だけど。。)