Vespa LX125 2022 relax-green を買った 2022年06月22日

Vespa LX125 2022 relax-green bangkok, thailand 3

それまでほとんど無事故で10年来運転できていたバンコクで2021年にPCX155に乗り換えた途端、年に4回もスリップしてコケたり、他のバイクとぶつかったりが起きてよほど相性が悪いのか、このまま乗ってたらいつか死ぬかな?とかも思い始め、どうしようかといろいろ考えていた。

去年に90,000THB強の出費で購入してまだまだ1年、また金がかかるなあ、どうしようかなあ、乗り換えると言ってもそんなに魅力のあるバイクもないし。。。もう原点回帰してそれこそ10年来乗っていたHondaのWaveに戻ろうかとも思った。が、しかし、ひょんなことからイタリア工業製品のデザインの面白さを覚え、とあることからベスパはどうなんだろう?と思い始めた。これぐらい毛色が違うものなら乗り換えても意味があるかも。。。

とはいえ、ベスパは一番安い125のモデルで90,900THBから。150CCだと134,000THBぐらいする。大きな出費になるなあと考えあぐねていたら、PCXの下取りが69,000THBと言われて乗り換えがぐっと現実味を帯びてきた。そしていろいろな可能性を考えつつも、どうせこれから5年、10年でガソリンエンジン車は終焉を迎えて電気自動車の時代に入るはず(今はまだ1回充電で走れる時間と距離が短いことから制限が多い)、サステナビリティやSDG’sとかごちゃごちゃ言う時代に大排気量のバイクを買うのも、、(前回300CCのバイクを買わずに155CCに留めておいたのも上記の理由から)

というわけでミニマルに小さな娘を愛でるという視点でベスパ最安値かつ最小排気量のLX125の今年2022年の新色relax-greenを購入。PCXの下取りとキャンペーンの2,500バーツクーポンの利用で支払いはわずか19,400THB。

排気量は155CCから125CCへ。オールラウンドに高性能なホンダのエンジンから、低速・低回転はトルク薄なPiaggioのi-getエンジン。しかしスチール製のモノコック型ボディで他のスクーターと比べて重量のあるベスパは実際に乗ってみると造りは非常にがっしり。ただしシートの座高や前輪11インチ、後輪10インチという小径ホイールのおかげで低重心、というほどの感覚はない。コーナリング時は以前のパワフルかつ14インチホイールを履いていたPCXとは異なって若干不安定なところはあるが、ある程度慣れかと。しかしながらしっかりしたサスと低速・低回転域では非力に感じる125CCエンジンのおだやかな加速感も独特の落ち着きがあって単純にピーキーで速いバイクとは異なる趣があるなあという感じ。小さなバイクを愛でるというのはこの非力さを愛するということでもあるのでしょう。そういう点ではビンテージでも現時点のモデルでも非力さに趣のあるベスパは国産車とはまた違った面白さがあるいいバイクだと思われますな。

と、購入して1,2時間しか乗ってない時点でのインプレッションを書いておきます。そして以下備忘録的なスペック。一番大事なのはタイヤのサイズと空気圧を明記しておくこと。そしてガソリンは結構大容量に7リットル入るが、給油口が小さく、満タン指定でガソリン入れてもらってると高確率で吹きこぼれるらしく、ディーラーのおっちゃんから「満タン指定せずに、入りそうな量を余裕を持って、『200バーツ分』とか『100バーツ分』という注文で入れてもらえ」と忠告を受ける。

エンジン
i-get single 4-stroke 3valves
Fuel Injection
124.5cc
7.6 kW / 7,600 rpm
10.2 Nm / 6,000 rpm
空冷 CVT

ブレーキ
前 200mm ディスクブレーキ
後 110mm ドラムブレーキ

タイヤ 空気圧
前 Tubeless 110/70-11″ 26psi
後 Tubeless 120/70-10″ 30psi
縦 1770mm
横 705mm

ホイールベース 1280mm
シート高 785mm
ガソリンタンク容量 7リットル
重量 114kg