マレーシアでのドリアンの食い方 2015年05月05日

というわけでマレーシアはクアラルンプールにゴールデンウィークの休暇中ブラブラしに行ってきました。

その際に屋台でドリアンをバクバク食って楽しんできたわけですが、東南アジア旅行をしていてちょっとドリアンを試してみたいなー、でも買い方がわからないなーってな人のためにちょっとだけ「初めてのドリアンガイド」みたいなものを書いておきます。これでドリアン好きが増えれば幸いです。

ステップ1 仲間探し
マレーシアの場合はタイと比べてそれほどドリアンの実が大きくないのでドリアン好きなら1人でも食いきれますが初めてなら口に合わなかった場合のことを考えて2人ぐらいで行きましょう。足りなかったらもう1個買えばいいだけ!

ステップ2 屋台に行く
今回KLを見てきましたがチャイナタウンにもジャランアローの通りにもドリアン屋台が出ていました。とりあえずその辺のドリアン屋台に趣き、まずどの種類のドリアンを食うか決める。最初はどれがどんな味かってわからないと思うから店の人に聞きながら予算と相談して決める。今回見た品種は紅蛯(Red Prawn)というやつと猫山王(Musan King)というやつ。猫山王が一番最高級品種と言われていて今回キロ35RMもした。でも初めてならこれをオススメします。

ステップ3 重さを計る
ドリアンはトゲトゲの皮も含めて全部重量を計る。これはタイでもそうだしマレーシアも一緒。計った重量に店が設定しているキロ単価をかけて価格が決まる。うまく交渉すれば多少はまけてくれるかも。これで中身が多いとラッキー、少ないとちょっと残念という感じ。まあ、店の人も中身まで事前に見ることが出来ないから卸で仕入れる時も基本皮を含めた重量で流通してるのでそういう売り方になるのでしょう。

ステップ4 準備
屋台の脇か奥にあるテーブルに腰掛けて待ってると包丁を入れて半分ぐらいまで割ったドリアンがテーブルにどっかと出てくるので手に臭いが残るのが嫌な人はビニールの手袋をつけて手づかみで食いましょう。テーブル上のビニールの手袋とティッシュは店によってあったりなかったり。少なくともティッシュは自分で用意していったほうが無難。

ステップ5 Enjoy ドリアン 恍惚の時
ドリアンの実は半分ぐらいしか割られてないので後は自分たちで手で割りましょう。力入れなくても簡単に割れるように包丁を入れてくれてます。飲み物は水が一番いいと思います。たまに飲料水を用意してくれてるドリアン屋台もありますが基本水はないのでちかくの7-11などで購入しておくと吉。

ステップ6 手洗い
食い切ったら多分手がベトベトになっているので、店の人に言うと水道の場所を教えてくれるか店の親父がペットボトルに入った水を持って来て手を洗わせてくれる。これで手を洗いましょう。

ステップ7 お会計
事前に話をしていた金額をお支払いして終了。店の親父に手を振って別れましょう。

こんな感じかなあ。たまに屋台でも切り分けてパックに入ったドリアンを置いてるところがあるのでそういうところを見つければ一人でも気軽に食いに行くことができます。

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KLで猫山王 MusangKingを食う 2015年05月04日

というわけでマレーシアはクアラルンプールにゴールデンウィークの休暇中ブラブラしに行ってきました。

初日はクアラルンプールの六本木的な繁華街エリア、Bukit Bintangで安めの宿を。。と考えていたらやっぱりハズレを引いてモロに連れ込み宿みたいなところに泊まることになりました。。。まあそれは良いとして、外には中華飯屋台で有名なジャラン・アローという通りがあってそこでしっかりマレーシアでは最高級品と聞いている「猫山王(漢字名)」「MusangKing(ムサンキング:マレー語読み?)」が置いていた。前回わざわざペナンまでドリアンを食いに行ったのになぜか最高級品と言われる猫山王だけ食いそびれていた。なので今回は迷わず注文。

値段を聞いたらなんと35RM/kg。=350THB=1100円ぐらいか?超高い。一人なのでできるだけ小さいやつを選んでもらって計測したら1.4kg。35×1.4= 49RM。約50RMがドリアンだけで飛んでいきました。

そして店のオヤジが割って出してきてくれたのが上の写真ですが、ちょうどいい感じの黄色で表面に若干シワが寄ってるほどのトロ熟。甘みもしっかりしてるし、完熟以降に香るコーヒーのような香ばしい香りと若干の苦味もバッチリ。

食うと確かに高級品と言われてるのがよくわかった。実はタイのモントンに比べると小さいし、皮を取った後の可食部と種の比率もモントンにかなわないが、甘みとこってり感のバランスが絶妙で、今の時期まだ絶好調のコンディションのモントンが市場に出回ってないのでこの猫山王はモントンよりもうまいと思った。

ただ、タイでホントにいいコンディションのモントンが出回るとこの猫山王もちょっと陰る感じがする。やっぱりタイのモントンが皮・種・可食部の割合が一番効率的で、甘み香りも素晴らしく、ドリアン一個の実も大きい。マレーシアはドリアンの原産地ボルネオ島をその領土に持っているが今の市場を見据えた品種改良、商品開発はタイほどに出来ていない感じ。こういう食品とか観光とかナイトライフとか享楽的な商品・サービスはタイ人がさすがにうまいなと感じます。


↑ 奥のテーブルで食べる。

ただ、マレーシアのドリアン屋台のいいところは、屋台で食わせてくれるところ。タイのドリアン屋台は基本お持ち帰りで全然客に食わせる用意をしてないんだな。マレーシアのドリアン屋台は旅行者にも優しく、ホテルに持ち帰れないドリアンをちゃんと食わせてくれる。暑い中、人の往来を見つめながら、手をドリアンの実でネチョネチョにしながらむしゃぶりつくドリアンの旨さは格別であります。

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