Great Plains Lab の遅発性アレルギーテストキット、思った通り採血量が多くて大変 2017年08月01日

Lancet

さて、前回の記事で書きましたが、Great Plains Labの遅発性アレルギーテストを実際にやってみました。テストのために必要な血液は血糖値測定の時と同じくランセット(血液採取用の小さな針)で指を突いて指を揉んでれば針を指したところにぷくっと血液の玉が出来るのでそれを用紙に吸わせるのだが、通常の血糖値測定の場合のおよそ10倍とか、下手をすると15倍ぐらいの血液量が必要で、文字通りそれを絞り出すのが大変でした。

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結局、赤の矢印箇所5箇所をランセットで刺さないと足りない始末。用紙の丸の囲い1つに対して一刺し、みたいな感じになりました。しかもこのテストキットについてくるランセットは2つだけ。僕は自分で以前に購入していた血糖値測定用のランセットがあったのでそれを使ったが、2つでは絶対に足らないと思う。こういうのを初めてやる人はご注意を。

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そしてなんとか準備完了。これを3〜8時間乾かして付属の袋などに入れて再度アメリカまでFedExで郵送する。明日またパッキングして近所にFedExの集配所があるので発送処理してきまーす。

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遅発性アレルギーIgGテストキットをネットで注文、バンコクまで到着 2017年07月31日

IgG test kit 3

この5年間でなんだかだいぶ胃腸が弱ってきている感じがあって、こういった不調を食べ物等を変えることで改善させることが可能なのか調べたくて遅発性アレルギーのテストキットを買ってみた。

3人に2人が発症「遅発性アレルギー」とは | CATALYST

日本だとアマゾンでも販売しているアンブロシアという会社が日本の正規代理店として販売しているIgGのテストキットがなかなか評判が高いみたいだけど、タイ国内では売っていない模様。タイ国内でIgGテストを行っているクリニックなどもさらっと探してみたけど、タイ語オンリーのサイトで、かつ価格も書いてないところばっかりだったのでやはりアメリカからキットを取り寄せようと思った次第。

食物アレルギー|遅延型フードアレルギー|アンブロシア株式会社│検査メニュー1

かと言って、医薬品ではないにしても医療関連の品を個人で購入してタイに送れるのかどうかもはっきりしない状況で購入トライアル。日本ではそこそこ評判の高いUS BioTek社のテストキットはサイトを見る限り個人では購入できずどうも、資格を持った医療関係者(どういう資格か細かいところまでは全然理解できないが)でないと発注できないようになっている模様。

なので他を探すとGreat Plains Laboratryというところが個人向けにキットを販売している模様。普通に病院の採血みたいにシリンダーに何mlも血液を採取して送付するモノと、血糖値測定のようにランセット(針)で指をチクッと突いてぷっくりと血を出してそれをシートに吸わせて乾燥させて送るものがあるようだけど、素人が自分で採取して送れるのは後者の乾燥血液の方式のモノのみのようです。ま、当然ですな。

IgGの食物アレルギーテスト+カンジダ – グレートプレーンズ研究所株式会社

で、とりあえずその “IgG Asian Food Allergy Test w/ Candida – DBS” を選択。アジア人のよく摂取する食品がテスト項目に多く入ってるモノです。キットが239USDで、

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FedExを使うキットの送付、返送の送料が79.68USDの合計318.68USD。まあ医療関連品としたら安いほうか。ただし、これが通関でストップがかかって「通関申請書、許可証出せ」と言われると当然そんなもの何もないので、どうしようもなくて絶望の末に泣くしかない。そんなの調べてから買えよ、と言われるかもしれないが、英語ならともかくタイ語で医療関連のネット記事を読み漁ってその辺を調べるのはめちゃくちゃ骨の折れる作業なのでついに「えいや!」で玉砕覚悟で発注した次第。

で、結果ですが、ちゃんと到着しました。

6月28日の深夜に発注して、29日から発送作業を開始したようで、FedExで荷物の追跡をできるようになったのが31日から。8月3日に到着予定ということでした。そして以下が全過程。

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カンサスの研究所からテネシーのメンフィス、アラスカのアンカレッジ、中国の広州を経てタイに到着、 “Package available for clearance” というタイミング、 “International shipment release – Import” のあたりが通関の過程のはずなのでこの辺でドキドキしながら待つことしばし。その後に “At local FedEx facility” の項目が表示されたタイミングでガッツポーズ!

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こんなのが届きました。ちゃんと商品価値は0.50USD、中身もアレルギーテストキットとさらっと書いてある。まあ、これなら何も気に止めず通関できるかな。血液採取後の解析は確かに金かかるけど、このキット自体の価値は0.5USDとか1.0USDとかそんなものでもウソではないだろう。

IgG test kit 2
↑ このシートの5つの点線の円の中に血液をたっぷり染み込ませて乾燥させた後に48時間以内にFedExで発送。この紙の裏まで血液が染みるぐらいに血液を付けると書いてあるが、結構量があるなあとビビってます。

IgG test kit 5
↑ 説明書も同梱。

IgG test kit 6
↑ 返送用の封筒や、送付状も全部付いてくる。

IgG test kit 7

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↑ 小さな封筒に折りたたんでひとつにまとまって入ってました。

というわけで血液採取、送付してみます。結果はまたここに掲載させて頂きたいと思いまーす。

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↑ こちらは日本在住の方が個人で買えるIgGテストキット、アンブロシアーUS BioTekのもの。値段的にはだいたい一緒ですな。

3Dプリンタにスティックのり?? 2017年03月09日

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↑ 3Mのマスキングテープでブルーベッド化。

3Dプリンタでいちばん大切な調整は、印刷物を射出する台になるヒートベッドとプラスチック素材の射出口の間のクリアランス調整。

これがうまくいってないとプリントの際の第一層がちゃんと台に定着せず、それ以降の層は当然第一層に乗るのでここがダメだと何もうまくいかない。

ノズルの可動範囲のX軸(横幅)、Y軸(奥行き)の端から端と真ん中のホームポジション状態でコピー紙が一枚ギリギリ通るクリアランスにZ軸(高さ)のエンドスイッチとヒートベッドの高さ調整ネジで調整します。

しかしここの調整が出来ててもヒートベッドの台に射出されたプラスチックがひっつかないでタワシのように射出口近くでカールして固まる場合がある。ヒートベッドのアルミやガラス板だと表面がツルツルしてて摩擦力がないからくっつかないのでしょう。

なので皆さんいろいろ工夫なさってるご様子で、一つは耐熱テープを貼ったり、マスキングテープを貼ったり、果ては整髪剤のケープを台に吹きかける、文具のスティックのりを台に塗るなど。

で、先日タイのDIY系ホームセンター、タイワットサドゥで3Dプリンターオーナーに人気の3Mの2090ブルーマスキングテープを購入。ちょっとマスキングテープとスティックのり(自宅に事務用品としてストックあり)で比較してみます。

結果。どちらもかなりしっかり定着します。ホントにどちらを選んでも問題ないと言い切れるぐらいに自分の場合は失敗はなかった。以下にメリット・デメリットをまとめます。

・3M2090マスキングテープ
<メリット>
高熱になるヒートベッド上でもマスキングテープののりがヒートベッド上に残らず剥がすときも綺麗に剥がれる
プリントしたモノがヒートベッドから取り外しにくい時にテープごと台から剥がしてしまえば、無理にカッターの刃を台と印刷物の間に入れてプラスチックが変形するなどの事故を防げる
<デメリット>
熱で若干収縮が発生するようで、貼り付ける時に隙間なくぴったり貼り付けても2、3回使用すると収縮してテープ間の隙間が出て来る(隙間が出来るとプリント第一層に段差が出来るはずだが、目で見ても判別出来ないレベル)
ホームセンターなどに買いに行かないと入手出来ない

・スティックのり
<メリット>
入手が簡単(7-11でも売っている)
実施が楽(のりをヒートベッドに厚く塗る必要はなく、一回塗ってあげるだけでよい。乾いても問題なし)
<デメリット>
当然ながらヒートベッドにのりが残る。掃除が手間(濡れ布巾でのりを溶かしながら清掃。電気系統に水が付かないよう注意)
印刷物をヒートベッドから剥がす際にカッターナイフなどをヒートベッドと印刷物の間に押し込んで剥がす必要あり。台が傷ついたり、まだ温かい印刷物が力をかけて歪む可能性あり)

スティックのりも掃除自体は思ってたよりは簡単だったが、マスキングテープが手に入る人はマスキングテープのほうが良いかな?という感じ。

中国のオンラインショップでドローン購入、タイの通関でストップ 2017年02月01日

A package from Bang good.

ドローン好きの人間では有名な中国の通販サイトBang good で家での練習用にEachineというメーカーのQX95というマシンを購入。モーター軸間距離で95mmでブラシモーター搭載といういわゆるマイクロクアッドというおもちゃみたいなドローンだけど、軸間250mmのスピードレーサードローンと同じソフトウェア(フライトコントローラ)が搭載されてるし、操作や設定はフルサイズと全く同じことが出来る立派なドローン。

都会に住む人間はドローンを飛ばすための物理的な場所がほとんどないのでこういうマイクロ機で自宅や駐車場などでガンガン練習するのがいいかと思い購入したんですが。。

Bang goodの発送元広州や香港の空港出るまでは良かったがタイの通関に入ったところでいきなりステータスがuncontrollable clearance delayとなり進まなくなった。uncontrollableとはなんぞやと思って配送しているDHLに問い合わせてみたら帰ってきた返答は「ドローンですよね?プロポも、バッテリーも込みのやつ?これ、タイに輸入するにはライセンス(Import Licenseと言っていた)が必要ですよ。ライセンスないと通関できません。発送元に返送するか、税関で廃棄という処理のどちらかになります」とのこと。えー!関税がかかるどころか個人の遊びで輸入するものでもライセンスが必要ってか??電話で色々押し問答したがやはりライセンスは必要なようで早々に諦めました。

しょうがないので発送元への返送依頼をかけて、Bang goodにはダメ元でRefund依頼をしてみたところ送料は帰ってこないが品物の購入金額はRefund対応してくれることになりました。なかなか素晴らしい対応だBang good。タイの輸入規制なんて購入者の責任で確認しておいてくださいね、と言い切れば今回の件はこちらの確認漏れで費用のRefundも強くは言えない立場でありましたがBang goodはなかなか良心的だ。。

しかしタイにいる皆さんはBang goodやAli Express、またはeBayなどでドローンの購入は辞めた方がいいかもしれません。

ただ、完成品と半完成品や部品で通関での扱いが大きく変わる車などと同じくドローンもパーツだけならば全く問題なく海外から購入できるはずです。

今まで基板やブザー、バッテリーをつなぐコネクタ部分だけとか、fpvゴーグルなんかもストップもかからず、関税もかからず問題なくうちまで届いております。

なので輸入が怪しそうなものは国内から買えるLazadaやラジコンショップ等のタイ国内の実店舗から購入してパーツ単位で海外からモノを買うのが良さそうです。

うーん、いろいろと難しい。。

Eachine Tiny QX95 95mm Micro FPV LED Racing Quadcopter with i6 Transmitter RTF Sale – Banggood.com
↑ 完成品機体とプロポのセットであるRTF版は海外の購入からは問題有り。