PE6502なんてシングルボード8bitコンピュータがキットで売っている 2021年01月31日

youtubeで8bit guyチャンネルを見ていたら、こんなキットが目に入った。Apple I compatibleな6502を使ったコンピュータで完成後はBASICが使える。しかし、必要な部品が全部詰まっただけのキットなんでハンダ付けに慣れてない人は絶対に失敗する。ハンダ付けのポイント数はなかなかだ。自分は以前に自作キーボードでハンダ付けは鍛えられたけど、それでも心配になるな。

そして、完成したコンピュータもRAM以外の記憶装置はまったくなく、毎回プログラム手打ちかシリアルポート経由でWindows PCなどから都度流し込む必要があるので実用には向かない完全趣味コンピュータ。130USD。

https://www.technologyx2.com/pe6502-kit
↑ 販売サイト

Great Plains Lab の遅発性アレルギーテストキット、思った通り採血量が多くて大変 2017年08月01日

Lancet

さて、前回の記事で書きましたが、Great Plains Labの遅発性アレルギーテストを実際にやってみました。テストのために必要な血液は血糖値測定の時と同じくランセット(血液採取用の小さな針)で指を突いて指を揉んでれば針を指したところにぷくっと血液の玉が出来るのでそれを用紙に吸わせるのだが、通常の血糖値測定の場合のおよそ10倍とか、下手をすると15倍ぐらいの血液量が必要で、文字通りそれを絞り出すのが大変でした。

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結局、赤の矢印箇所5箇所をランセットで刺さないと足りない始末。用紙の丸の囲い1つに対して一刺し、みたいな感じになりました。しかもこのテストキットについてくるランセットは2つだけ。僕は自分で以前に購入していた血糖値測定用のランセットがあったのでそれを使ったが、2つでは絶対に足らないと思う。こういうのを初めてやる人はご注意を。

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そしてなんとか準備完了。これを3〜8時間乾かして付属の袋などに入れて再度アメリカまでFedExで郵送する。明日またパッキングして近所にFedExの集配所があるので発送処理してきまーす。

IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]
アンブロシア株式会社
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遅発性アレルギーIgGテストキットをネットで注文、バンコクまで到着 2017年07月31日

IgG test kit 3

この5年間でなんだかだいぶ胃腸が弱ってきている感じがあって、こういった不調を食べ物等を変えることで改善させることが可能なのか調べたくて遅発性アレルギーのテストキットを買ってみた。

3人に2人が発症「遅発性アレルギー」とは | CATALYST

日本だとアマゾンでも販売しているアンブロシアという会社が日本の正規代理店として販売しているIgGのテストキットがなかなか評判が高いみたいだけど、タイ国内では売っていない模様。タイ国内でIgGテストを行っているクリニックなどもさらっと探してみたけど、タイ語オンリーのサイトで、かつ価格も書いてないところばっかりだったのでやはりアメリカからキットを取り寄せようと思った次第。

食物アレルギー|遅延型フードアレルギー|アンブロシア株式会社│検査メニュー1

かと言って、医薬品ではないにしても医療関連の品を個人で購入してタイに送れるのかどうかもはっきりしない状況で購入トライアル。日本ではそこそこ評判の高いUS BioTek社のテストキットはサイトを見る限り個人では購入できずどうも、資格を持った医療関係者(どういう資格か細かいところまでは全然理解できないが)でないと発注できないようになっている模様。

なので他を探すとGreat Plains Laboratryというところが個人向けにキットを販売している模様。普通に病院の採血みたいにシリンダーに何mlも血液を採取して送付するモノと、血糖値測定のようにランセット(針)で指をチクッと突いてぷっくりと血を出してそれをシートに吸わせて乾燥させて送るものがあるようだけど、素人が自分で採取して送れるのは後者の乾燥血液の方式のモノのみのようです。ま、当然ですな。

IgGの食物アレルギーテスト+カンジダ – グレートプレーンズ研究所株式会社

で、とりあえずその “IgG Asian Food Allergy Test w/ Candida – DBS” を選択。アジア人のよく摂取する食品がテスト項目に多く入ってるモノです。キットが239USDで、

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FedExを使うキットの送付、返送の送料が79.68USDの合計318.68USD。まあ医療関連品としたら安いほうか。ただし、これが通関でストップがかかって「通関申請書、許可証出せ」と言われると当然そんなもの何もないので、どうしようもなくて絶望の末に泣くしかない。そんなの調べてから買えよ、と言われるかもしれないが、英語ならともかくタイ語で医療関連のネット記事を読み漁ってその辺を調べるのはめちゃくちゃ骨の折れる作業なのでついに「えいや!」で玉砕覚悟で発注した次第。

で、結果ですが、ちゃんと到着しました。

6月28日の深夜に発注して、29日から発送作業を開始したようで、FedExで荷物の追跡をできるようになったのが31日から。8月3日に到着予定ということでした。そして以下が全過程。

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カンサスの研究所からテネシーのメンフィス、アラスカのアンカレッジ、中国の広州を経てタイに到着、 “Package available for clearance” というタイミング、 “International shipment release – Import” のあたりが通関の過程のはずなのでこの辺でドキドキしながら待つことしばし。その後に “At local FedEx facility” の項目が表示されたタイミングでガッツポーズ!

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こんなのが届きました。ちゃんと商品価値は0.50USD、中身もアレルギーテストキットとさらっと書いてある。まあ、これなら何も気に止めず通関できるかな。血液採取後の解析は確かに金かかるけど、このキット自体の価値は0.5USDとか1.0USDとかそんなものでもウソではないだろう。

IgG test kit 2
↑ このシートの5つの点線の円の中に血液をたっぷり染み込ませて乾燥させた後に48時間以内にFedExで発送。この紙の裏まで血液が染みるぐらいに血液を付けると書いてあるが、結構量があるなあとビビってます。

IgG test kit 5
↑ 説明書も同梱。

IgG test kit 6
↑ 返送用の封筒や、送付状も全部付いてくる。

IgG test kit 7

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↑ 小さな封筒に折りたたんでひとつにまとまって入ってました。

というわけで血液採取、送付してみます。結果はまたここに掲載させて頂きたいと思いまーす。

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↑ こちらは日本在住の方が個人で買えるIgGテストキット、アンブロシアーUS BioTekのもの。値段的にはだいたい一緒ですな。

オープンソース3Dプリンタ Anet Reprap Prusa i3A8 の組立 2017年03月08日

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さて、前回書きました3Dプリンターを開封していきます。中身は三段のお重のようになっていて中はパーツがぎっしり。

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↑ 一段目

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↑ 二段目

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↑ 三段目

1段目はヒートベッドとネジやワイヤーの類いとベアリング。2段目はフレームのアクリル板とLCD操作盤、メインボード、USBケーブルやドライブベルトなど。3段目はシャフト、Extruder、スイッチング電源、ステッピングモーターなど。

付属のSDカードに保存されてるパーツリストを印刷してパーツに抜けがないか検品作業。これがまたパーツ数が多いので一苦労。。1時間ぐらいかかった。

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↑ 検品検品。。。ネジ類はかなり多めに入っていた。

そして同じくSDカードにある組み立てマニュアルを読みながら組み立て。特段半田付けも必要なく、工具もkitに含まれているので難しいことは何もない。

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アクリル板の保護テープを剥がすのが面倒。。結構保護テープつけたまま組んでる人もいるみたいね。。。

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↑ メインフレーム。

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↑ Y軸ステップモーターの取り付け

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↑ヒートベッド用のフレームの取り付け

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↑ ヒートベッドも取り付ける

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↑ だいぶ飛びますが、とりあえずX軸、Y軸、Z軸の駆動系は完成。集中してたら写真撮るの忘れた。

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↑ スイッチング電源

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↑ こちらがArduino派生のメインボード

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↑ 電源系のコネクタモジュールのプラスチックが柔らかくて歪む。。

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↑ とりあえず電気系のパーツも取り付け完了。組み立ては完了。ケーブルがまだザンバラで落ち武者みたいですが。

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↑ ザンバラをちょんまげ結うようにまとめました。

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↑ またまた萌えるLCD。

とりあえず組み立て自体はネジの長さの指定が間違っている箇所があったり、スイッチを取り付ける説明が一個まるまる抜けていたりしたが、まあそれほど大きな問題はないです。いちばんの難関は3Dプリンターで出力されたパーツにシャフトを通す時でした。やはり積層整形なんでそれほど精度が良くなく、ぴったりの径のところにシャフトを通すのはかなり硬い。パーツを割らないようにしながら全身の体重をかけて押し込みました。

さて、次はソフトウエア上の調整をと思ってPCを繋げるのだが、全然繋がらない。。SDカードにデータ入れて印刷かけると動くんだが、PCからは何をやっても繋がらない。結局こちらはBaud rateを115200にすることで繋がった。デフォルト250000では繋がらず、マニュアルにすごく小さな字でBaud rateの指定が書いてあった。

調整でいちばん大事なZ軸のホーム位置(ヒートベッドとExtruderノズルのクリアランス調整)を終えて環境が揃ったので、待望のテストプリント。SDカードにテスト用のデータが入っているので、PCにReptier Hostというオープンソースの3Dプリンター管理ソフトを入れて実行。

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なんかしょぼい。。いや、かなりしょぼい。。。中身スカスカで硬いプラスチックのタワシみたいになりました。。まだ他に調整が必要なんか。。。

というわけでこれがオープンソース。いろんな改造やいろんなパラメーターを好き勝手に弄れますが、とかく調整が必要でパラメーターが多い。プロプライエタリな3Dプリンターはこういう調整もメーカー側がきちんとテストして調整した上で販売されてるだろうから箱出しすぐに印刷できるんでしょう。Reprapはそうはいかないですな。

で、印刷がしょぼいけんは単純に使ってるフィラメントのプラスチック素材に対して温度設定があっておらず、意図したプラスチックの射出量に届いて居なかった事が原因。しかしこの温度も高すぎるとノズルから射出されたプラスチックが糸引いて印刷物にバリが出たり最悪ノズル内で炭化してしまったりの問題があり、なかなか微妙。しかも同じ素材のフィラメントでもメーカーによって品質にいろいろバラツキがありそうな予感。。まだ使い始めなんで確信ではないですが、同じ素材のものを同じ温度設定で使ってもうまくいかなかったり。。

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調整後のピラミッド。なかなかしっかり出来ました。この精度でプリントできるなら満足です。

とりあえずドローンのパーツを作っていきます。。ドローンに限らず、何かのパーツをマウントしたいという際にネジ穴が合わないなどの問題はCADソフトでネジ穴をつなぐマウンタを作成して間に挟み込むパーツを自作して1つだけ作成して使うなんてことが出来て便利ですな。

AnetのPrusa i3 A8、こちらのKitは使用用途に即した十分な剛性を持った素材で、多少マニュアルの抜けがあったりするものの、今まで中華製品に対して危惧していた品質の問題などはほとんどなかったです。結果的にはこのAnetのA8には非常に満足しております。DIY系を楽しめる人にはぜひ!ただし、DIY系はヤダ!すぐに結果が欲しいという人にはこちらは向きません。というかまだ3Dプリンタという構造自体がDIY出来る人以外には向いてない気がします。

Gearbest Anet A8 3D Printer
Anet A8 3D Printer