君は人のために死ねるか 杉良太郎 2012年11月06日

杉良太郎の名曲、「君は人のために死ねるか」であります。これを最初に聞いたのはどこだったか思い返しているんだけども、やっぱり湯浅学監修の「男 宇宙」のアルバムだったと思う。

1. 息吹き (大山倍達)
2. 生きてるって言ってみろ (友川かずき)
3. さよなら大三元 (横山やすし)
4. へび少女 (楳図かずお)
5. ポー・ボーイ (デビュー・シングルバージョン) (野坂昭如)
6. 長嶋監督の見た一本足 (語り) (長嶋茂雄)
7. 昼メロ人生 (美輪明宏)
8. 銀次慕情 (松田優作)
9. 満州里小唄 (ジャイアント馬場)
10. アントニオ猪木の理念(語り) (アントニオ猪木)
11. 日本万歳音頭 (菅原文太)
12. 浪曲子守唄 (一節太郎)
13. 梵鐘・歓喜 演奏~コメント (演奏と語り) (岡本太郎)
14. 俺と反省 ~四条の橋 (演奏と語り) (勝 新太郎)
15. 君は人のために死ねるか (杉 良太郎)
16. 男が死んで行く時に (安藤 昇)
17. 俺の詩 (江夏 豊)
18. カックン・ルンバ (由利 徹)
19. さすらい (小林 旭)
20. 各駅停車 (高倉 健)
21. 前略おふくろ (萩原健一)
22. おやじの海 (自主制作バージョン) (村木賢吉)
23. 夢よ叫べ (遠藤賢司)

男 宇宙 男 宇宙
オムニバス アントニオ猪木 菅原文太 一節太郎 岡本太郎 勝新太郎 杉良太郎 安藤昇 江夏豊 由利徹 小林旭

Sony Music Direct 2004-06-09
売り上げランキング : 154710

Amazonで詳しく見る by G-Tools

このアルバム、聴く前から失禁してしまいそうなほど素晴らしい選曲。しかし、Amazonではすでに売り切れ。しっかりプレミア価格がついております。素晴らしいとはいえこんな値段を払うのは馬鹿らしいなあ。音楽や映画のデジタルコピーの関連で著作権がうんぬん言うのもいいけど、この古いCDやレコードの販売形式で廃盤プレミアみたいなレコード会社でも著作権者でもない人間に金が回るシステムもいい加減どうにかしたほうがいいなと思う今日この頃です。物理的なCDやレコード好きな人もいるけど、こういうのデジタル販売したらええのにね。

いつもの通り前置きが長くなりましたが、杉良太郎であります。日本の世のおばさま達は杉良ファンが多いのね。うちのおかんも昔「杉良ええわー」みたいなことを言ってたが、なんかこのへんの日本の中年女性のアイドルの顔つきってよくわからんですな。個人的には杉良も裕次郎も何がカッコイイのかわからん。容姿も歌も小林旭のほうが数段ええ男やないかと思ってしまうのであります。ま、このへんは好みの話だから僕がどうこう言ったって何があるわけでもないんだが。

しかし、この曲だけはとてつもなくカッコイイんすよ。多分インストで聞けば普通の曲なんだろうけど杉良の作詞センスと難解なこぶし回し、リズム感で実に複雑な響きを持つ曲であります。まるでプログレを聞いてるかのようなリズム感。もう最初聴いた時からこの曲は惚れましたなあ。バンコク来てからも会社の人とカラオケ行くからこの曲を一生懸命覚えて歌ったこともある。この曲も歌うの難しい!杉良もこういうちょっとひねったややこしい面白い曲をもっと作ってたら僕ももっとよう聴いてたと思うんですが、残念ながらこの1曲。ちなみに上記の「男 宇宙」はほんとに素晴らしい曲ばっかなのでyoutubeなどで検索してぜひ聴いてみてください。。。

「いつまでもデブと思うなよ」 岡田斗司夫 2012年11月05日

これもまたAmazon Kindleで電子版で購入。紙の本なら735円、電子版は500円。これは電子版を買う理由はそこそこあるかな。実はこれは2007年に発売されていたようで今までまったく知らなかった。今までタイに来てからダイエットをちょこちょこと繰り返していたんだが今までネットで検索しててもこれを知らなかったのが不思議だ。

オタキング岡田斗司夫先生のダイエット結果、117kgから67kgというショッキングな数字に惹かれて読んでみた。

実際読んでみると実に理にかなったダイエット法。まずは我慢せずに食ってるものをとにかく克明に記録する。その過程で自分の大いにぶれまくる食生活の実態や、メモ取り自体がめんどくさくなってそこから食事量が減っていったりする。我慢なしで手間だけをかけて自分の生活を可視化していく中で体重が減少して思わぬ嬉しさ!ハイ、次のステップ。こういう段階を踏んで気持ちに制限をかけずにドンドン歩を進めていくのは個人的な経験からしても理にかなってると思う。

でもこの手法自体は

食事・時間・お金

すべてで有効だと思う。無駄遣いをなくし、これから健康面で不安のある中年、老年の時期に備えて貯金、運用をしていく前段階でお金の出入りをすべて記録していくと気分だけで使ってた金や見えにくかった借金が見えてきて自然とそういう浪費にブレーキがかかるようになり、そこから投資用の資金捻出ができるようになる、時間においてもテレビやネットサーフィンとかのグダグダした時間も含めて可視化されると自然と制限がかかる。そもそも痩せたいとか、金がないとか、時間が足りないって多少なりとも思ってこういうことをはじめるわけだからそういう浪費が可視化されると自然とブレーキがかかる方向に傾くのは当然で、自分の気持ちを固めるよりも外堀から埋めていくこのやりかたが一番精神的なストレスが少ないと思う。

ちゅうわけで、本日客先に行った帰りにBig-Cで体脂肪まで測れるローカルメーカーのデジタル体重計を購入。790THB。これで朝晩体重を測ります。食ったものもスマートフォンでメモ。タイに出てきててカロリー管理で一番困るのはタイのぶっかけ飯。数多くの作り置きのおかずをバットに入れて置いてあり、注文するとご飯を盛った皿におかずを盛ってくれる。盛るおかずの品数やご飯の量などでカロリーはかなり変わる。これはパパっとカロリー計算をするのは非常に難しい。なので現在はWebからタイ語で料理名を検索して出てくる情報をいろいろ組み合わせてぶっかけ飯のデータ収集をしております。たとえば

タイのご飯 一皿 A kcal
ぶっかけ飯withグリーンカレー 一皿 B kcal

B – A = ぶっかけ飯のグリーンカレー分のカロリー

このぶっかけ飯のおかずのカロリーを蓄積していけば「これとこのおかずを選んで、あと目玉焼き載せて」みたいなときにもすぐにカロリーが出せる。普通のグリーンカレー単品で出てくる量とぶっかけにかけるグリーンカレーの量はだいぶ異なるのでぶっかけ飯版のカロリーを知っておかないといけない。とはいってもこのAのカロリーやBのカロリーの元データを収集してくるのがなかなか大変。日本語や英語で検索してても情報が限られるからどうしてもタイ語で検索、タイ語の文章を読みながら情報を拾ってくる。昨日見つけたサイトなんかカロリー表記までタイ式の数字で表記してあってちょっとイラッと来た。もうちょっとわかりやすく書いてくれたってええやないかと。

酒の飲むにしても何杯飲んだか正確に記録したいからビールをグラスで飲んでて、店の女の子が半分ぐらいに減ったグラスにビールを注ぐのも拒否。全部飲みきってからフルに注いでもらう、そして携帯でビール、ジョッキで+1と書く。つまみも複数人で行った際にいろいろ頼んでいろいろつまむと書ききれないのである程度品物が出て来た段階で「今日はこの3品だけ」と決めてそこにしか手をつけず、毎回箸を伸ばすたびに携帯で記録。まあ確かにやろうと思ったらできる。問題はそれがいつまで続くか。飽きが来る前に結果が明示されると続くね。さてどうなるでしょう??

もしタイ飯カロリー計算のデータ量が溜まっていけばそのうちまたこのブログにタイ飯カロリー情報も追記していきたいと思います。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書) いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田 斗司夫

新潮社 2007-08-16
売り上げランキング : 4957

Amazonで詳しく見る by G-Tools

Wine Connectionが安くてうまい 2012年11月04日

IMG_20121105_210034
↑ 中年男3人組でワイン&イタリアン。世界平和を体現したかのようなゆるい呑み。

Silom Complexが長いリノベーションを終えて、その地下に入ってきたバー&レストラン。Wine Connectionと言ってうちのオフィスのタイ人の女の子とかには結構有名っぽくて名前を出したらすぐに話しに入ってきて嬉しそうに話していたのでそんなにいい店なのかなと思っていたら、なるほどこれはまたちょっと新しいスタイルの店だなあと思った。

ワインがメインのお店なんだが、まずワインが安い。500THB前後のボトルワインから備えていて、自分で選んで飲むことができる。今まで行ってたイタリアン系のレストランとかって軒並み1000THB越えのボトルだったりでお会計も一人あたり1000THBを超えることが多かった。それから比べればこのお店、昨日のお会計でも一人約500THB前後。これは素晴らしい。

IMG_20121105_210700

料理もシーザーサラダやトマトとモッツァレラチーズのサラダなんかで180THBと200THBを超えない良心価格。味も妙に甘ったるかったりとかがないローカル感がない割と本格的な味で隙がないなあと。しっかりした雰囲気のイタリアンでワインが飲める、若い連中が好みそうな店構え、雰囲気で他の店と比べて明らかに低価格。これはバンコクのイタリアンに新風となるか?てかもっと前から話題になってるのかもしれないすけど、今回始めて行って、これは新しい流れだなあと思いました。

例えがうまくないが、どこのファミレスもそこそこのええ値段だったところに、低価格路線のガストが登場!みたいな感じかな。こういうのが出てきて店舗数も増やしているみたいだし、タイのイタリアンの全体的な低価格化が始まると嬉しい。

お店は、ここSilom Complexやラマ4のK-Village、スクンビットにも多数、らしい。プーケットにもあるみたい。

Wine Connection (Thailand): Facebookページ

IMG_20121105_223624
↑ 閉店後のWine Connection in Silom Complex。

iPhoneからAndroidユーザに返り咲き 2012年11月03日

iPhone5の予約は通らず、発売日にiPhone5を手に入れることはできなくなったのを受けて、20,000THB以上もするiPhone5から離れてGalaxy Nexusが11,400THBと安いので久々にAndroid使いに戻ることを決めた。昼休みに飯をさっと終わらせ、BTSでMBKに向かいささっと買ってきた。購入したのは以下のお店。

http://www.sphonethailand.com

Web上の価格は11,700THBとなっているが、実際にお店で聞くと11,400THBという。即決で「買うよ」という話で、箱開けて通電させ、液晶ディスプレイなどを確認してまた箱に入れ、持ち帰り。しかし、その後オフィスに戻ってよく見てみると箱の中の紙が少し破れていたりする。そして

“Do not accept if this seal is broken.”

みたいなシールをうやうやしく店員がカットしていたがよく見てみると二重に貼ってある。なんだ、一回開けてる奴じゃないか。やっぱMBKってちょっと油断するとこういうことする店ばっかだからあまり好きになれない。。うかつでした。とはいえ、モノの動作自体はまったく問題ないし、もっかいMBK行くのも面倒なのであの店ではもう買わないこととしてGalaxy Nexusをセットアップ。

Android OS 4.0.4 から 4.1.2 へアップデート
BootloaderのUnlock
CWMの導入
Andorid OSのroot化
(http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-root.html)

Android OS 4.1.2は中華フォントではなく、多分モトヤマルベリだと思うが、ちゃんと綺麗な日本語フォントが標準で入っていた。これで日本語フォント置き換えの作業が必要なくなった。そして必要なアプリのインストール

SNS&コミュニケーション系
Facebook
Twitter
Google+
Foursquare
Path
LINE
Facebook Messenger
Google+ Messenger

ウィルス対策
AVG Antivirus Free

Google関連
Google Drive(Googleドキュメント)
Google Reader(RSSフィードリーダー)
Pocket(Read it later系)

辞書
NAVER 英語辞書
Thai Dict (タイ英辞書)

電子書籍関連
Kindle
Aldiko(epub reader)
Adobe Reader
ezPDF Reader(電子書籍向けPDFリーダー)

仕事系
aCalender(Googleカレンダー連携カレンダーソフト)
GTasks(Google Tasks連携タスク管理)
Evernote(名刺管理)
dropbox(ファイル共有)

ユーティリティ
Automatic Task Killer(メモリ解放&バッテリーセーブ)
File Expert(ファイラー)
ProxyDroid(プロキシ設定ツール&NTLM認証超え)
Google 日本語入力
Chrome(ブラウザ)
Connect Bot(SSHクライアント)
skype(TV電話システム)
Pocket(パスワード管理ツール)

金融系
Bloomberg(株価ポートフォリオ管理)
Currency(為替)
inEx Finance(資産管理)
Paypal(オンライン決済)

ブログ書き&メモ用
Jota+ (Dropbox plug-in)
wordpress

ざっとこんな感じ。多少の操作感は変わるが、ほぼiPhoneの時と同じことはちゃんとできる。今回の移行でちょっと不便なのは、

iPhoneのiPassSafeではアカウントとパスワードの一覧がエクスポートできず、AndroidのPocketに手作業で30近いアカウント/パスワードのセットを入力したこと。

そしてiComptaがAndroidではリリースされていないので、ほぼ同等機能のInEx Financeというツールをインストールしたが、だいぶ操作感が変わった。

テキストエディタでメモしたテキストファイルをdropboxの特定のフォルダに溜め込み、PCでも携帯でも同じメモに簡単にアクセスできるようにしていたが、Jota+のDropbox連携モジュールではファイルの更新日時に基づくソートができないので最近開いたファイルにアクセスするのに多少時間がかかる。

FacebookやTwitter、Google Readerなどは大画面になって文字が見やすくなったり、スクロールなしで確認できる情報量が増えて満足。この大画面、パフォーマンス(Google Reference機だけあって、ちゃんとハードウェアに最適なようにパフォーマンスチューニングはされているように思う)、そして低価格ということで満足度の高い逸品。

バッテリーケースやその他の周辺機器はバンコク内にはほとんど売ってないが、eBayを見るとかなりいろんな種類が売ってるので、これは問題ないなと思っていたが、よくよく考えたらタイってバッテリの輸入ができなかったので、バッテリケースなどの購入は実はできないのでした。。。というわけでセントラルラマ3の携帯ショップで安い目のGalaxy Nexusのケースと中華バッテリーを追加購入。ケース350THB、中華バッテリ500THBとなっております。これで一応使えるバッテリ容量は2倍。

これから使い倒したいと思います。。。

プラプラデーンでタンブンに参加 2012年11月02日

Untitled

先週の日曜日に知り合いの人がタンブンをするというので行ってみた。

タイではほとんどの人間が仏教徒で、基礎道徳にも仏教的な考え方が根付いているように思う。タンブンとは徳を積む行為全体を指していて、仏教の教えの通り、苦の多い世界で人々は輪廻転生を繰り返しているが、現世や来世でのより苦から解放された生活を望んで善行を積むのであります。

タイの仏教-タンブン-
タンブン(徳を積むこと) | シルバーアクセサリークロマニヨン

食べ物を僧に差し出す、物乞いに喜捨する、動物に餌をあげるなどの行為を通じて、苦に悩めるものは自分の力だけではどうにもならない不幸を精神的に浄化し、貧しいものや不遇の立場にある者に多少なりとも富の再分配を行ったり、村や町の倫理的規範の象徴であるお寺を建てていったりと、コミュニティの中に仏教を中心としてちゃんとエコシステムが築かれているのであります。そもそもキリスト教であれ、仏教であれ、イスラム教であれ、人間社会に対する宗教の役目というのはこういうものだと思うんだが、タイの場合はシステムがよく回っているなあと感心する。多分日本も高度経済成長の前ぐらいまではこういう宗教を中心にした精神的まとまりってのはどこにでも見られたんじゃないかなと思う。

さてさて、その知り合いの人は単純に飲み過ぎて夜バイクで家に帰る途中に思いっきり事故ってしまったらしいんだが、そういった不幸を洗い流すために自分の自動車修理工場で大規模にタンブンを行うということでした(自分で招いた事故じゃんか、というような野暮な事はこの際言わない)。

その写真が一番上の写真であって、お坊さんが何人も出向いて読経していた。個人的には宗教的な意味もある程度興味があるのでありますが、それよりもタンブンの会場のいろんな設備に興味津々。

Untitled
↑ 特設野外厨房ではタンブンに訪れる人たちをもてなすための料理がどんどん作られる。これはムーヨートート。

Untitled
↑ 直径12cmぐらいある業務用ムーヨー。これをスライスして揚げてた。あまりにうまかったのであまったのをもらって帰って自宅で作ってみたらめちゃうまかった。

Untitled
↑ タイでならどこでも見かけるドラム缶式BBQコンロ。これでガイヤーンやらコームーヤーンやら大量生産してました。

Untitled
↑ こんがりやね。うまそう。ちなみに左下のお肉がアヒルのクチバシ。クチバシの骨の周りの筋肉がとても弾力があっておいしい。

Untitled
↑ タイのお菓子です。ロートチョンというお菓子だが、パッと見、虫が鍋に満載になっているように見える。

Untitled
↑ 実にいろんな料理が出てくる。Blend285などローカルウィスキーやLEOビールなどもどんどん出てくるので気をつけていないと飲み過ぎる。

Untitled
↑ そして極悪サウンドシステムが実力発揮。タイのモーラムやルークトゥンを爆音で流し、地元の人々の実にヘタクソなカラオケが始まる。

Untitled

Untitled
↑ 下手に触ると絶対感電するな、こりゃ。

坊さんの読経が終われば後は地元の人らのパーティータイム!みんな祭りだ祭りだワッショイワッショイってなもんで盛り上がる。僕は炎天下で肉食系サウンドシステムの波動に押されて退散。みんな何時まで飲んでたんだろう。。