โรตี 在タイ約7年で始めてロティを食う 2013年09月23日

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日本ではまだあまり知られていないだろうが、タイのお菓子でポピュラーなもので โรตี ロティ、というものがある。大体Carnation カーネーションという乳製品メーカーのロゴが入った看板の屋台でよく売られている。ロティの屋台はそれこそ街中至るところで見かける。このロティというお菓子はそもそも名前からしてインドのパン、ロティが原型になっているんだろうけどタイの場合は薄ーく伸ばした小麦の生地を多めの油で揚げ焼きみたいにして中にバナナなどの具を入れて包み込むパイみたいなお菓子。

ただ、昔からのタイのお菓子なんでとにかく甘そう。油も多量に使うし、練乳もどばーっとかけているのを見てずーっと敬遠していた。酒飲むのを止めて、甘いもん好きになってからもこれは気になりつつも中々手を出さずにいた。

こちら、上の写真と同じく โรตีกล้วยหอมใส่ไข่ ロティクルヮイサイカイ、卵とバナナの入ったロティ。そういやあタイはバナナはあまり生で食べず焼く、蒸す、お菓子に入れるなどの加熱して食べることが多いな。

んで7年越しに始めて食べてみると、やっぱりめちゃ油っこい。鉄板にたっぷりの油で生地を揚げ焼き、ひっくり返す前に真っ黄色のマーガリンをどさっと入れるので油分は相当。そして卵とバナナのこってりした味。練乳の強い甘味。うーん、これって食べ物が十分になかった頃の味付けじゃないかい?戦後の日本もそうだけど物資が十分にすべての人に行き渡らないような困窮した時代から成長期にかけてはこういうわかりやすい味付け(しょっぱい、こってり、べた甘など)にして一回の食事でできるかぎりの満足感と、糖分であれ脂肪分であれ栄養価の高い食事に仕上げることが好まれるだろうけど、今のバンコクの食のバラエティを見てもそんな時期はとうに通り過ぎているように思える。。。。が、やっぱりうまいんだな。このベタ甘感、アジアンな空気を漂わしながら体内を駆け巡る血潮のブドウ糖流量(血糖値)を急激にドカンと上げてくれる。その甘々の悦楽。これではまた精製米、上白糖中毒になってまうよ。。。てかこれは食い続けると確実に太る。体に悪いとは言わないけどちゃんとコントロールしないとすぐ肥満に結びついてしまうこと必至。

残念だけど僕はもう食いません。これは食事制限してる人には完全に毒な食べ物ですな。。。でもそれだけにホント甘こってりでおいしい。