1942年当時のバンコク大洪水 2011年10月23日

Bangkok Hualumpong Station in Flood

これは僕の職場のデスクに貼ってある写真。2,3年前カオサンの近くの寺院の中の屋台で買ったもの。タイ仏暦2485年(西暦1942年)のバンコク大洪水の様子。場所はフアランポーン鉄道駅のまん前。冠水してボートで行き来する人々の写真。

69年後の今、このような洪水の危機を目の前にして過ごしているわけだが、何気にTwitterを見ていたらなんとこの1942年の洪水時のフィルムが残っていたようだ。

Twitter / @bangtok: 1942年の洪水のビデオ。変わってない…。htt …

国会議事堂、ラチャダムヌン、サナームルアン、王宮、ヤワラート、ラチャダムリ、民主記念塔、戦勝記念塔、上の写真のフアランポーンも写っていた。しかし、この時代っていわゆるコ・ラッタナーコーシンの地域が圧倒的に発展してる。今現在ではラチャダムヌンやヤワラートはどちらかというとオールドタウンという風情だが、戦前のこの頃はたぶんタイランドの一番発展した地域だったんだろう。昔はシーロムやタニヤあたりは林が広がっていたという話も戦勝記念塔の周りに何もないところを見るとあながち嘘でもないと思える雰囲気。

しかし、やはりこの時代8mmフィルムは高価だったんでしょうな。写ってる人たちの服装がハイソな服装だ。こういう人たちでないと当時の状況を映像として残すことはできなかったんでしょう。それから比べると今はかなり低価格な携帯電話でもこの画質レベルの動画は記録できるんだからすばらしい時代になったもんである。ハイソな部分だけでなく、かなり草の根レベルからその時代の風俗を残していける手段を僕らは得ているのであります。