ブラック・マシン・ミュージック 野田努 2011年10月22日

日本の友達からJET SETという京都と東京にあるレコード屋のHPに掲載されているNAO NAKAMURAという日本人DJのコラムを教えてもらい、最近読んでみた。彼が青春時代をすごした新宿ツバキハウス、ニューヨークのセイントなどでDJをやっていたときの裏話が全8回で掲載されていた。

それを読んだ途端にまた頭がディスコモードに切り替わり、日本から大事に持ってきたんだが結局分厚くてそのまま読まずに積読状態だった野田努の「ブラック・マシン・ミュージック」を再読。とりあえず長いので60年代-70年代-80年代ぐらいまでのニューヨークのディスコシーンの流れの部分だけ。その部分だけでもかなりの分量があり、読んでるだけでもあがってきますな。

ていうかもう、ほんと知ってる人はちゃんと知ってる本だと思うのでいちいちこんなことを書くのもどうかと思うが、こちらの「ブラック・マシン・ミュージック」、ディスコの黎明期からハウス、デトロイトテクノをものすごい情報量でまとめあげております。あとがき含め総ページ数479ページ。今の時代は最高ですな。PCかiPhoneを前に置いて読んでいけば解説される曲をyoutubeあたりで検索するとすぐに出てきてどんな曲か聴くことができる。僕が最初に読んでいた2000年頃は解説された曲をメモってレコード屋で一生懸命探してたりしたもんです。

さらに「ブラック・マシン・ミュージック」って絶版にはならずちゃんと現在もAmazonで販売中なんですな。すばらしい。お値段は3,570円というかなり思い切りが要る値付けになっておりますが、ディスコ・ハウス・デトロイトテクノ好きな人は絶対に損をしない内容だと思いまする。しかし、こういうニッチな本が売れ続けている
ってのはいいことですな。

ブラック・マシン・ミュージック―ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ ブラック・マシン・ミュージック―ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ
野田 努

河出書房新社 2001-08
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