映画「告白」 2011年06月17日

「告白」を見た。松たか子の「どっかーん」っていうTrailerを見ていたのだが、てっきりちょっと振り切れた感じのギャグ映画かなんかだと思ってたらかなりシリアスな映画だった。もうすでに4年以上タイに住んでいるので原作が話題になっていた事も知らなかった(もしくはそんなに話題にはなってなかった?)。

映画『告白』公式サイト
告白 (湊かなえ) – Wikipedia

↑ ※注: Wikipediaのほうは見るとネタバレします。

ていうか松たか子が青少年の殺人がテーマになったシリアスな映画に出てる事自体がギャグみたいな気がするが、最後までちゃんと通してみるとこれで中々期待を裏切るいいキャスティングだと思う。松たか子もいい演技してます。どうでもいいがどうも毎回「松たか子」と入力しようとするんだが、「マツタコ」とミスタイプしてしまう。めんどくさい。ま、自分が悪いんですが。

原作も読んだ事がないので、ストーリーは松たか子演ずる森口先生の一人娘が事故で亡くなったが、実はこのクラスの生徒2人に殺されたという告白からだんだんその犯人が暴かれて行く、というストーリーかなと思っていたら冒頭の10分か15分ほどで娘が亡くなった経緯はすべて暴かれてしまうのでびっくり。その後どうなって行くんだろうと久々にまったく先の読めない展開で結構ドキドキ。ストーリーの流れは面白かった。

んでもって、なんとも劇中に全く救いがない。クラスの連中は常にワイガヤと虚勢の張り合い、メインになる登場人物全部がねじれてて、そのコンプレックス部分に実に中学生らしくまじめに苦悩している。それがぜーんぶ救いのない方向に進んで行くんだこれが。現実にここまでねじれた奴が一同に会して崩壊していく現実はそうそうなかろう。

しかし、自分が15歳-20歳の頃にこれを見ていたらどう思ってたろう?今でこそ、冷静に少し離れたところから見てるような感覚で、描かれているような苦悩への避け方を覚えてしまった感があるが、15歳−20歳ぐらいに見てたら冷静に見れてるかなー、どういう風に感情移入してるだろう?という風に思いながら見ていた約2時間。

劇中、なんか聞いた事ある音楽が流れるなと思っていたらRadioheadだった。豪勢な映画ですな。なんか映画を先に見ると、原作読みたくはなくなる不思議な映画。でも最近見た日本映画の中では結構お勧めの映画だとは思っております。

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