EARIN WIRELESS IN-EAR HEADPHONE 2016年08月09日

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ついつい衝動買いで買ってしまった完全Bluetoothワイヤレスのカナル型ヘッドホン、EARINであります。

EARIN

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もともとはKickstarter企画で始まった商品らしく、それが一般にも販売されるようになってタイのショップなんかでも普通に売られている。まあ、Pebbleみたいなもんすかね。

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素晴らしいのはその製品デザイン。Bluetoothでワイヤレスというからにはケーブルあったらダメすよね、という簡潔なアイデアがそのままデザインに。Bluetoothのワイヤレスヘッドホンってそれほど種類が多くないけど、どれもバッテリ稼働時間を稼ぐのと、音質と、あと強度あたりを稼ぐのにどうにもこのアイデア+余計な機能デザインが入ってくる。

しかししかし、このEARINはBluetooth、完全ワイヤレス、という言葉のイメージの通りのデザイン、イヤーピースのデザインも人差し指第一関節ぐらいまでの大きさの円柱で非常に簡潔で潔い。どうせ買うなら極端なコンセプトのモノを買うほうが面白い。

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↑ 中身。左右のイヤーピース、充電カプセル、スタビライザ、充電用のUSBケーブル、Complyのイヤーチップ。

改めて考えてみると当然というようなデメリットもいろいろあるわけで、バッテリ稼働時間が短い、音声データは無線でスマホ>左イヤーピース>右イヤーピースという風に段階的に飛ばすので音声ディレイが0.5秒ほど常時発生している。Youtubeで動画見るのに我慢できるかできないのか
微妙なレベル。さらには一番最後のデータ転送部位である右のイヤーピースの音声が時々途切れることがある。これは思ったよりも発生回数が多い。などなど。結構ダメな欠点もあるのでありますが、このデザインだからしょうがない。後追いの製品も出てきてますが、どの製品も上記のような欠点をカバーしようとして機能上のデザインが発生してすっきりした「有線Earbudsからケーブルだけを取り除いたようなデザイン」になってないところがイマイチ。製品デザインとしてはこのEARINが一番いいように思う。

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使ってみた感覚は付属のComplyのイヤーチップを前提に設計されているかのごとく、イヤーピースの重さとイヤーチップの耳へのフィット具合が非常にバランスよくて今まで買ったどのカナル型のヘッドホンより使い心地よく疲れない。耳栓なみの付け心地でちゃんとステレオ音声が聞けるこの感覚は予め想像出来たとは言え体験してみるとなかなかおもしろい。音も重低音強調されたJVCの製品と比べるとずいぶんとフラットな音特性だけど、十分に艶やかな低音も出ている印象。サウンドユニットはちゃんといいもの積んでる、と大してヘッドホンを聴き比べてもない耳ですがそう感じます。

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↑ まず充電カプセルをUSBで充電して(カプセルにLiPo電池内蔵)、使わない時はヘッドホンをこのように格納してカプセルの電池からヘッドホンの電池に充電。

後、このヘッドホン自体は防汗・防滴仕様みたいで汗や雨には耐えられると書いているがどの程度まで使えるのか??Complyイヤーチップとイヤーピースの重量バランスがうまく設計されているのでランニング時に使用しても多分取れることはないと思うが、心配なのは汗と今のタイの雨季の大雨。もしザザ降りになってもEARINは耐えられるだろうか??どうせ衝動買いなのでちょっと高いが試しにランニングで使ってみることにします。防汗・防滴仕様があんまり強くなくて壊れたりしてしまったら、それはそれでまたここに書きます。。。