久しぶりに株の話 Facebook株とIndia ETF 2014年07月23日

The Facebook Like Stamp
“The Facebook Like Stamp by Denis Dervisevic, on Flickr”

昨年に開いた香港の証券会社Boom証券会社にて購入したFacebook株とインドNifty50連動ETFがぐんぐん伸びてる。

Facebook株は買った直後から増益発表でガンガン株価が上がり、今回も決算でモバイル広告の収益がかなり順調でまたまた上昇。価格が既に300%以上に上がってて嬉しい。こんだけ値上がりした銘柄は初めて。

インドETFも今年の選挙でナレンドラ・モディが首相になってドンと上がり、いい調子にこの政権でいろいろと改革が実行されてGDP上がっていけばまだまだ上がる可能性大。

ただ個人的にFacebook自体に飽きが来てるのと、多数ユーザーからFacebookが拒否されるようなシナリオを考えて、最近は割りと合理的なシナリオを自分の中で考えられるようになってきたからそろそろ幾部分か売ってインドETFに買い直そうかとも思いつつ、日本人にはあまり具体的にイメージつかないかもしれないけども、階層社会がベースになってて、同じ収入層の人間しか友達を持たない生活が常識の国では、Facebookみたいに自動的に同じレベルの収入、同じ傾向の好み、同じ傾向の消費行動で繋がったユーザーデータがマーケティングには非常に大事なはずで、Facebookが保持してるデータをFacebook自身がまだまだ有効活用できて無いだろうと思うところもあるので、ちょっと悩むところではあります。

まだFacebookは利益を挙げられるだろうとは思うんだけど僕も「具体的にどうやって?」はなかなか思い浮かばない。更なる利益を上げていく前に、ユーザーが冷静にSNSのデメリットやめんどくさい部分を認識し始めて、SNS離れが大量に発生するともう終わりだろうけどどのへんでタイミングを見切っていくか難しいですな。。。

お金は銀行に預けるな 勝間和代 2012年09月20日

Index Mutual Funds

勝間和代の金融リテラシー入門書。ウェブやyoutubeなんかで見かける勝間和代の話の内容を聞いていたら、「まあどうでもいいや」的な話が多いが、自己啓発系ではなくて金融系のお話の本で、この人自身もそもそもは外資証券会社や会計事務所出身で本職というのもあって読んでみた。

内容は実に理路整然と金融を活用して、会社での労働時間に追われるライフワークバランスを見直していこうという趣旨で、金融リテラシーをあげて「自分が働くのではなく、自分のお金に働いてもらう」というのがキーワード。このキーワードはビジネス書ではほうぼうに出てくるキーワードですな。「金持ち父さん」なんかでも頻出してた。

初心者でも実践していけるポートフォリオの組み方などをインデックスファンドなどを用いて細かく紹介。具体例としては非常にわかりやすくて自分の証券投資なんかに組み込んでいったりはできるんじゃないだろうか。最近読んだ本ではこの勝間和代の「お金は銀行に預けるな」とカン・チュンドの「ETF投資入門」が投資事始めとしてはとてもわかりやすくていい本だと思う。どちらの本もインデックス投資が中心。

個人的には

第一章 金融リテラシーの必要性
第二章 金融商品別の視点
第三章 実践
第四章 金融を通じた社会責任の遂行

という目次のある中で、第一章と第二章が面白かった。様々な金融理論やデータを駆使して金融リテラシーの必要性や金融商品の特徴を説明していく流れがとても面白かった。特に第二章の為替の項目で金利の高い外貨で預金してその金利分を儲けようとしても、それはそもそもその金利はインフレ率が多いに関係していて「購買力平価」でデフレ状態にある日本円が円高に進み、その円高分で金利分が相殺されてしまう可能性があるなどの話は今まで知らんかったけど、頭の中では「そういう可能性もあるんじゃないの?」と考えていたことを説明してくれててなるほどと膝を打つ。しかし、今の自分ではこういう理論って勉強してて楽しくてしょうがないが、大学でファイナンスなんかを学んでたらこういう勉強ができてたんかと思うと自分もこういうのを勉強してたら良かったんかなとちょっと思ったりしたが、多分大学生当時の僕はこんな分野まったく興味は示してなかったでしょう。。。それだけ年相応に昔の自分からは想像もできない事柄に興味を抱くようになったというのは一応成長してるということですかな。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
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ETF投資入門 カン・チュンド 2012年05月07日

先日アメリカ株の取引をしたくて開設したFIRSTRADEの証券口座でETFという金融商品が購入可能と書かれていた。というわけでタイにやってくる知り合いにハンドキャリーしてもらった本。

FIRSTRADEの口座を開く際にネットでいろいろ情報を調べていたら、アメリカ株以外にもETFの取り扱いが多いのを目当てに開設しているという文章が散見されたので口座開設後見てみると、なるほどいろいろ銘柄がある。しかし、単銘柄の株取引は仕組みが理解できるが、投資信託やETFはまだ勉強してないのでどういうロジックで銘柄の価値があがったりさがったりするのかわからなかった。せっかく購入する機会があるのだからと、とりあえず新書一冊だけ買って勉強してみた。

ETF自体は特定市場のインデックス連動の銘柄のみならず、REITの指標に連動するように組まれたもの、金価格連動、商品価格連動などなど投資対象物がさまざまで、それを株式の公開市場を通じて証券を購入できるというもの。ひとつの株取引の口座で土地に投資したり、諸外国の株式市場に投資したり今まで他にもいろいろと投資用の口座を用意しなければならなかったものにETFを通じて手間をかけずに投資できる。さらには本の中ではどのような仕組みで運用されているかも明記されていた。

本自体は約170ページにまとまっていて読みやすく、さらには具体的にETF投資を活用したポートフォリオの組み方も示されていて面白い。新興国の急成長スピードの波にうまく乗っかり、でっかいリターンが欲しいけどさすがに個別銘柄で投資しようにも会社の状態がよくわからないので手が出しにくいなんて時には、その国の株式市場に連動するETFを買ってみるのもいいのかもしれない。

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