芸能人はなぜ干されるのか・芸能界独占禁止法違反 星野陽平 2016年09月11日

At the WISC-TV studio.

この本もkindle unlimitedで読み放題。kindle unlimited、こんな内容が超濃い本も読み放題対象になっていて面白い。

突然の失墜 北野誠のサイキックの問題に関しても深堀りされてるし、沢尻エリカと高城剛のなんだかよくわからんゴタゴタ離婚騒動も、たぶんここに書かれてることが真相なんじゃないかと思う。

高城剛も日本のテレビや芸能界の裏は暴力団に繋がっていて、既存勢力でがんじがらめ、あんなところからは何も新しいものは生まれてこないと忌み嫌っていたのがよくわかる事例満載。

さらには現在のテレビを中心とする芸能界だけでなく、日本の舞台芸能、映画プロダクション、音楽、声優のプロダクションの慣わしや発展の歴史、さらに比較対象としてお隣韓国、エンターテイメント帝国USAのプロダクション事情も詳細に解説。

とかく日本の芸能界というのは金儲けに長けた肉食獣が支配している約100年なんだなあと。まさに魑魅魍魎の世界です。

テレビもそういった話題に極力触れないようにしてどうでもいいような当たり障りのないネタでお茶を濁してるだけだから面白くないのも当然ですわな。

高城氏はそういった勢力から逆風が吹こうとも活動の場が主に海外だから微風程度にしか感じないだろうけど、さすがに北野誠は可哀想ですな。サイキックリスナーだったので個人的に思い入れたっぷりで、以前のように活発に仕事してほしいと切に願ってる次第です。

内容も超濃いし、ボリュームも凄い。最近のイチオシ本。SMAPの解散が話題としてホットなうちに読んでみるのが旬かと思われます。

芸能人はなぜ干されるのか?
鹿砦社 (2016-04-01)
売り上げランキング: 192

2015年前半を終えて。。。 2015年07月04日

Find a Job - Sticky Note
“Find a Job – Sticky Note by Flazingo Photos, on Flickr”

さて、2015年の半分が終わりました。

つい先日2015年が明けたと思っていたが早いですなー。一応今年で僕はサラリーマン卒業して来年から自分で食っていく、その準備が今年最大のTo Doでありまして、そろそろ本格的に準備をしないといけないですなー。

本来はフリーランス、個人事業主的にこじんまりとやりたいとこですが海外にいるといろいろビザや労働許可証の問題もあるのでめんどくさいが会社を立てないとダメっぽい。その他今年後半から来年の頭に向けていろいろ仕事が各所から貰えるように調整していかないとエライ目に遭います。

が、この5月6月が仕事したくないモードMAX:マックスで困っております。休みの日もゆるーく寝ていたいという意思しか起こらずグダグダ。

こんなんで大丈夫なんでしょうか??自分で自分が不安になってきたよ。。

定年ジョイ 卒サラ起業塾 2014年09月24日

Old Guys and Business
“Old Guys and Business by Alex Proimos, on Flickr”

今39歳の僕がなぜこんなものを読んでるのかよくわからないんだが、、、ちょっとした流れで先週個人事業を始める際のハウツー本を読んでいた流れでこれを手にしたのかもしれない。Amazon Kindleにて980円。

わりかし短めの本で「今まで働いてきてちょうど定年する際には自分で全部出資して株式会社作るのがちょうどいいタイミングだよ、そのためには、、、」という流れでそのハウツーが書かれているのだがあれもこれもという詳細な説明は抜きでポンポンとリズムよく読んでいける。

最初はなんかKDP(Kindle Direct Publishing)に溢れるしょうもない起業本かなと思ってサンプルをiPhoneにダウンロードしてみたら書き出しの文章がしっかりとしててかつテンポよく、これはちゃんと読めそうだと思って購入。会社を停年してから完全引退やどこかで被雇用者として働くのではなく、自分が経営者となってネットのアフィリエイトで利益を上げていくにはをステップバイステップで書かれている。

さらにはとりあえずみんなが始めるアマゾンや楽天での物販アフィリエイトのやり方から、僕は今まで知らなかった情報商材のアフィリエイトの始め方の入り口ぐらいまでが具体的に書かれていて興味深い。なんか今まで端々で情報商材うんぬんのネットビジネスが、、というのを聞いていたけどざっくりと「ああ、こういう世界なんだ」というのがわかったような気がする。ネットビジネス、アフィリエイトで成功するために勉強して、そのための情報商材を買い、実際にサイトを作成して、SEOをして、
また新たにネットビジネスを始める新参者にアフィリエイトで情報商材を紹介して利益を上げたり、新たな情報商材を作成、販売して利益をあげたり。なんかネット使ってオープンなんだけどある程度限定された人間だけでお金をぐるぐる回しているだけの商売なんじゃないかなあ。しょうじきあまり世の中に具体的に価値を残せる商売ではないような気も。。。

ただ、個人的に起業から物販アフィリエイトまでの流れは非常にテンポよく読めて面白かったです。こういう定年起業というこういう視点の本を読むこともまあ今の年であまりないだろうからいい経験でした。しかし今の僕の年でこれを読むってやっぱり変よね?なんでわざわざ買ってまで読んでるんだろう。。。

会社というモノは生き続けていくけど。。 2013年06月12日

Taking over the world
“Taking over the world” photo by Nick Olejniczak

契約が切れて久しい以前のお客さんのオフィスに今日再訪問したんだが、会社がTake Overされていてまったく別の企業が入っていた。以前の会社のマネージャクラス以上はすべてResignした(多分タイ人スタッフがResign。日本人は駐在が解けて本社へ帰国したんでしょう)といっていた。

以前と同じ建物、同じ施設で働く人はすべて入れ替わっていた。米国や、おそらくタイでもこういうことは多分それなりにあることなんだろうけど、日系企業に働く日本人としては今までこういう状況に遭遇することはなかったので新鮮というか驚きというかなんとも言えない気持ちでありました。

こういう光景を見ると一昔、ふた昔前の日本人の当たり前の感覚である、「会社での終身雇用」や「会社一筋で40年間、辛いことがあっても頑張って働き続けてきました」みたいな感覚はなんだったんだろうなと思ってしまうな。あくまで会社は生産設備、オーナーが入れ替わっても動き続けていくんだ。多分そこに感情移入なんて必要ないんだろうな。うーん、やっぱり個人的に非常に新鮮な光景だった。頭の中では理解してるけど、なぜか感覚的に「こういうことって実際に起こるんだ。。」てな感覚でいっぱいでした。

あと、新しく入ってきた企業がITシステムは持ち込んで来て、以前に入れたシステムは全く火が入っていなかったというような光景を見るにつけIT投資が無駄になる瞬間も見たような気がして、ハードウェアと違い、ITソフトウェアのような人間の仕組みづくりの積み上げだけで成り立つものはその仕組自体の消去も簡単でそれなりに大きな金をかけて開発(制作)して来たものでも簡単にリセットされてしまうんだなあと。IT業界に勤めるものが言うのもなんだが、「IT投資なんてホントに意味があんのか??」などと思ってしまった一瞬でありました。。。

オークションと逆オークション 2013年04月06日

Free Money Collection in Cash

最近、仕事を選ぶことができる、できない、という点に関してちょっといろいろ考えたことがあってその時に考えてたことをちょっと書いとこうと思います。

まず、例えばAさん(会社員)という人がいて、その人は顧客からも受けがいいプロジェクトマネージャで、Aさんにぜひ次回の案件も頼みたいというお客さんが多数いる。

Aさんは来年半期の案件を入れているが、リクエスト過多でいくつか案件を削らなければもう回らない。となると、当然売上と利益の高い案件から選んでいく。義理で受けないとイケない案件もあるだろうけど、会社の管理上、義理案件ばっか優先してて利益率の高い案件に手が回らない状況だと必ず上司が、利益の高い案件を先にこなすよう指示がくるかもしくは断れない仕事を上司が代わりに説明に行って落とし前を付けてちゃんと利益の高いものからやらせるはず。だからやっぱり評価の高い人にはお金のある案件がめぐってくるし、その人らが処理しきれない一段低い利益率の案件がその会社の二軍のスタッフに回ってくるようになる。

それでも顧客のリクエストが強く、どうしてもAさんにやって貰いたいという話なら、先に予定として入れようとしてる案件の金額よりも上乗せして払うから優先的にやって欲しい、という話になる。基本的に会社の中で話を通そうとすればそうすることですんなり話が通って行く。実際にはいろんなしがらみや規則なんかがあってこんな原則的に話が回ることもないだろうけど、原理的にはこうなってると思います。だから結構身の回りにこういう目に見えない「オークション」ってのがゴロゴロあふれている。こうやって周りの人間が自然にオークションをやってくれるようになると多分その人の人生や金回りはうまく回り出すんだろう。

逆に自分の名前で受けれない二軍にばかりいるとこぼれてくるものばかり受ける形になるから、案件が少ない時には奪い合いになり、穴を埋めるために利益率低くてもやりますってな話になり、頑張って働いてるのに儲からないという構図になってくる。これは逆オークション形式ですな。その時もAさんは待ってくれてるお客さんの高利益率な案件を忙しくこなしていたりする。

だからやっぱり仕事が選べない人ってのはこの逆オークションになってしまってるんじゃないかと思う。このパターンに陥ると確かに仕事は非常に選び辛くなってくるでしょう。だからなんやかんや不況だどうのこうの言おうが、やっぱりそれなりに自分で回りの人間よりも商品価値を高めている人は仕事も選べるし、お金も儲かるのでしょう。そう考えると社会科の授業の中で習ったいわゆる神の見えざる手みたいなもんでちゃんと自分の価値みたいなものが決まっていくのだなあと思ったりしております。自分の評価を上げて周りの人にオークションしてもらえる人になるのがお金も人間関係的にもやっぱり正しいステップなんですなと思う今日この頃です。

と、偉そうな口を叩いてますが、言ってる本人がまだまだな存在なので困っております。後、上記の逆オークション形式を微妙に回避する方法として、顧客数がかなり多く、モノやサービスを供給する側の数が少ない仕事を選ぶのがその一つ。顧客数が多くて商品を提供できる業者を奪い合いしてる状況だと、そもそも人不足で、多少難ありの人でも全然OK!早くやってくれよ!みたいな話になるからです。今のIT業界なんかも他の業界から比べりゃあまだまだこのパターンに入るかと思います。だからこんな僕でも食いつなげていけてる訳ですな。。

最近よく考えてるけど、ホントこれからも、死ぬまで頑張って勉強しなきゃあ食いつないでイケないよ。ホント。