パネーンガイ พะแนงไก่ チキンペナンカレー 2012年10月05日

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土曜日のお昼に自宅でパネーンガイ、チキンのペナンカレーを作ってみた。ペナンカレーというのはタイのぶっかけメシ屋、カオゲーンの屋台で大体どこでも置いていて、辛さも控えめでおいしい。


↑ 大体こんな感じでぶっかけメシ屋にラインナップされている。

材料はタイカレーペーストがあるなら結構簡単で材料もこれだけ。左から

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マクアプアン มะเขือพวง
タイカレーによく入っているグリーンピース大の茄子。グリーンピースかと思うと思いの外硬くて、噛み切るとプッチンという歯ごたえがよく、ほろ苦い。

プリックチーファー พริกชี้ฟ้า
5-10cmぐらいの唐辛子。ちょっと青い感じの香り。

プリックゲーンパネーン พริกแกงพะแนง
タイカレーペースト。これはゲーンパネーンのもの。大体、どこのスーパーでも売っている。

ナンプラー น้ำปลา
タイの魚醤。説明は不要でしょう。

ヌアガイ เนื้อไก่
鶏肉。ぶっかけ屋台では豚肉が多いが、スーパーに言ったら豚が売り切れだったので鶏にした。

味の素 อายิโนะโมะโต๊ะ
言わずと知れたワールドワイド味の素。これを入れないと東南アジアの料理の味は再現できまっせん。

ココナッツミルク กะทิ
ココナッツミルク。缶のもの、紙パックのもの、粉末のものなどがある。これもどこのスーパーでも買える。

後はコブミカンの葉ぐらいかな。タイカレーペーストの裏の作り方を読んでいて始めて気づいたが、ココナッツミルクって、

フアガティ หัวกะทิ (一番搾り)
ハーンガティ หางกะทิ (二番搾り)

というのがあるようだ。ココナッツミルクってのは、

ココナッツミルク – Wikipedia

ここにあるようにココナッツの種の中の身を削ってお湯で漉すような感じで作るらしい(まだ実際に作ってるところは見たことがない)なんで、最初に絞るココナッツミルクのほうが濃くなるのは想像に難くない。この一番搾りがココナッツの油脂分を多く含んでいるらしく、味もこってりしているようです。対して二番搾りのほうは油脂分が少なくあっさりしているとのこと。

このことはタイに6年も住んでいるが始めて知った。まあ、最初の2,3年はココナッツミルク系のタイ料理がくどくて好きではなかったことも大いに影響してるんだろうけど。。。

というわけで今回はただの紙パックのココナッツミルクを使ったが、タイカレーを作るときは、最初にこのココナッツミルクの濃い部分をフライパンに入れて加熱する。その中にタイカレーペーストを投入して弱火で焦がさないように十分に火を通すとだんだんと煮詰まるような感じになり、油が分離してくる。これを十分にやってからでないと油たっぷりのこってりしたカレーができない。

今回結構気をつけてやってみたがあまり油が出なかった。ちょっと次回はちゃんとフアガティ หัวกะทิ、ハーンガティ หางกะทิを調達して油テカテカのグリーンカレーでも作ってみたい。一番上の写真が完成品ですが、それでも中々うまそうな感じにはできた。ご飯とめちゃくちゃ合う。

ぼくらの七日間戦争 2012年10月04日

これもまたhulu.jpにラインナップされていた邦画。実に久しぶりにその名前を見たので土曜日の昼下がり、ちょっと見てみるかと思った。

しかし、これ、こんな子供向けの映画なんやったっけ?公開当時ぜんぜん興味がなく、TM NetworkのSeven Days Warと宮沢りえのキーワードしか記憶にないのだけれども、こんな内容なんやったかなと頭をひねる。生意気なガキたちが嘘くっさい台詞を棒読みしながら酔っぱらいながら書いたようなシナリオで映画が進んでいく。この映画でリアルなんは室田日出男演じる浮浪者かつ廃工場の主と宮沢りえの若さのはち切れるタンクトップ姿のみ。そういや高校生の頃、宮沢りえの「Santa Fe」が発売されて学校に持って来た奴が居たが、すぐに奪われてクラスメートのほとんど全員が(自分含む)交代で写真集とともにトイレの個室に消えていった。下校時手垢にまみれた写真集を奪還して微妙な表情をしていたなあ、、、と輝かしい思いでに耽ったりしてるわけですが、それはこの映画とは特になんの関係もないわけです。

とりあえずSeven Days Warだけ張っときましょうか。うーん、何も残らなかった映画ですな。観賞後、室田日出男についてググっていたら、「怪猫トルコ風呂」なんて映画を見つけた。よっぽどこっちのほうが面白そう。

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Paolo Memorial Hospitalにて健康診断 2012年10月03日

健康診断に行ってきた。昨年のブログの記事を読み返していたら最後に行ったのは2011年08月10日。すでに1年が経ってしまっている。もう30代後半なんでできれば半年に一回ぐらいは行きたいところだが、ついついめんどくさくて1年ぐらい開いてしまう。

んで、うちの会社の社員証出せばプロモーションが効きますよ~と企業向けのプロモーションを展開してる病院があったのでそこに行く事にした。

โรงพยาบาล เปาโล เมโมเรียล พหลโยธิน
Paolo Memorial Hospital Phahonyotin

ネットで調べてみると、どうもBumrungやBangkok病院みたいな1級(価格が)の病院と比べてお安く、ミドルクラスぐらいの格付けになるのかな(価格が)?この辺の病院だと日本語の通訳なんてのはいない。基本タイ語か英語になる。会社の近くのBangkok Christian Hospitalなどは基本英語で話ができるので行く前にちょっと医学的な単語の予習だけしていけばなんとかなる。今回のPaoloも英語がOKと聞いて行った。

場所はBTSサパーンクワイ駅降りてすぐのパホンヨーティン通り沿い。


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ロビーや13階のHealth Check-upの受付フロアなどはとても綺麗で設備も特段古い感じは受けない。掃除も行き届いている。ただ、企業向けプロモーションを展開しているからか知らないが、Health Check-upが平日の午前中に行ったというのに結構混んでいる。結局終了まで2時間ぐらいかかるハメになった。

さらには英語OKと聞いていたが、基本みんなタイ語で話しかけてくる。僕が外国人だとわかると、「タイ語大丈夫だよね??」とデフォルト言語をタイ語にセットされてるっぽい。

「いやいや、英語のほうがいい」

と言いたいんだが、

「English please」とか「it’s better in English」とか

言いたいつもりで、ついつい

「ภาษาอังกฤษดีกว่า」

と最近は定型句の場合、英語よりもタイ語が先に出てくるようになった。かと言って僕のタイ語レベルはとても中途半端なんで「なんだタイ語できるじゃん」と思われてタイ語で会話されても結構わからないパートが多い。さらにそれが病院の中での会話なんで医学用語とかが出てくるからさらに難しい。。。というわけでタイ語でしゃべってくる看護婦などを遮り、向こうも拙い英語でゆっくりと会話をしてもらった。

んで、この病院では健康診断でX-ray(レントゲン)を撮ったら、そのフィルムをくれるらしい。ロビーで20歳ぐらいの兄ちゃんが大きな封筒からレントゲンのフィルムをずいっと引き出してしげしげと眺めていて、「何を見てるんやろう?」と思っていたがどうもそういうことらしい。持ち帰って部屋にポスター代わりに貼るもよし、フィルムの画像を取り込んでTシャツにプリントしてX-rayスケスケTシャツを作るのもいいかなーと思う。だけど、僕はうっかり貰ってくるのを忘れた。

まあ、そんなこんなで健康診断を終えて帰って来ました。結果は二週間後に郵送で会社に届くとのこと。健康診断を受ける人は採尿、採血を終わった後、Health Check-upと同じフロアにある、食堂で飯を食う事ができるがそこの食事は結構しょぼかった。

大体そんな感じでしょうか。ただ、病院自体は綺麗なので値段が安いなら十分に使える病院かと。

僕がアップルで学んだこと 松井博 2012年10月02日

Apple - Cupertino

最近よくネットで見かける元米アップル本社勤の方のアップル関連本。ブログに書いてある内容が結構おもしろくてちょくちょく見ていて、今回楽天koboでライナップされていたこともあって購入。

「僕がアップルで学んだこと」となっていて、前半戦は筆者がアップルで見てきたこと。後半戦がその環境の中で身に着けてきた処世術というかテクニックというか、社会での生き方が書かれている。

個人的にはもうほぼ十年前からアップル製品は使ってて、スティーブ・ジョブズの本なども数冊は読んでいるのであらかたの事情は知っている上、今海外の会社に居て、否が応にも日本の会社とは異なる社内ルールや不文律に縛られながら仕事をしてる立場としてはそんなに大きな発見はなかったかな、とも思う。

タイの場合は多分、かなりアメリカの会社(アメリカに行ったことないけどね)に近い仕事のやり方が一般的にタイ人のスタッフに浸透しているように思う。レストランに飯食いに行っても、マネージャの教育の悪い店なんかは従業員がまったく客の方向に向いておらずマネージャばかり気にする。そのスタッフの評価をして給料を払ってくれるのがそのマネージャだから、客に愛想よくしてもマネージャからは何の評価もされない。だからスタッフにちゃんとサービスをさせるためには個別にチップをあげることで直接そのスタッフの利益になることをすることなんであります。でも、そのへんをちゃんとマネージャが把握してるところは、ちゃんと接客の教育などをしてると思われる。スタッフの仕事はマネージャ次第なんであります。この本で書かれていた「第5章 上司を味方につける:上司をお得意様と考えよう」という内容はいい例と悪い例の違いはあれど本質的にはこのレストランの件と同じ考えから来てることで「やっぱりそうなんやなあ。。」と思うことしかりでありました。

多分企画自体がスティーブ・ジョブズが亡くなったタイミングで持ち上がったものだろうけど、もう少しいろいろな要素を組み込んで本を作ってたら面白かったんじゃないかと思われます。

ただ、松井さん自身のブログは話のバリエーションも多く面白いですな。個人的にはブログも読んでTwitterもフォローしております。

僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書) 僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)
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パンクラス15年の軌跡 2012年10月01日

またまた土日で見たhulu.jpのコンテンツ。90年代から始まった船木誠勝、鈴木みのるが先導してた団体。僕はまったくパンクラスは見てなかったけど、こういう団体があるのは知っていた。「真剣勝負だけのプロレスがパンクラス」というイメージの通り、結構えげつない試合をしてたりするんだが、なんか絵面に華がなくて実際にやってる試合の面白さ、ハードさほどには売れていない感じのする団体。

パンクラス・オフィシャルサイト | PANCRASE
パンクラス – Wikipedia

選手も各人脂肪を落として絞った肉体美でなんともキン肉マンに出てくる超人のイメージそのもの。初期なんか特にシンプルなパンツとレスリングブーツでめちゃくちゃストイックなイメージですわ。

すごいんだけど、ストイックすぎてなんか見ててもう少し抜きどころが欲しい。この15年の軌跡でも初期の試合から秒殺と言われたその試合を見所編集でドカドカ放り込んでて100試合以上見れる。リアルタイムでパンクラスを楽しんでた人は懐かしさや選手の変化が見れるのかもしれないけど今まで見た事なかった僕はあまり絵面が変わらないこの短時間の試合の連続はちょっときつい。この団体の流れを見ていけるかと思って見てみたら試合映像ばっかなのでストーリーがうまく掴めない。

この映像の作りそのままに団体の性格自体がちょっとストイックすぎてイマイチ受けないんかもしれないですな。やっぱりショービジネス、もうちょっと遊び感覚を乗せて欲しいもんです。まあでもこの時期WOW WOWで見てたRINGSもストイックで華はなかったですな。時を同じくして始まったUltimate大会、グレイシー一族の名前を一気に有名にしたUFCなんかは、これも遊び的な要素は何もなかったんだけど、喧嘩マッチということで集まった出場者の胡散臭さとかが微妙にマンガ的で抜き場にはなっていたと思う。

やっぱり個人的には見るためのファイトとしてはプロレスが一番やなあ。プロレスこそ世界原理です。プロレスを見ると世界がわかる。この言葉に対する疑いを僕はまだ知らない。

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