パンを自分で作るのってどうなんかな? 2013年08月08日

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ふと思い立って、自分でパンを焼いてみた。

最近はいつも朝はパン食になっている。セブンイレブンなんかで売ってるFarm Houseというメーカーの食パンで、Whole Wheat Breadがあってそれがお気に入り。安い割にトースターで軽く焼き目を入れるとWhole Wheatらしい香ばしい香りがしてうまいんだが、バターの練り込みが大量で脂っこすぎてキツイなあと個人的に評価の低いBreadTalkのパンが買ってきて2,3日でカビが生えたのに対し、Farm Houseは5日たっても実にみずみずしいところがなんともな感じで(ヤマザキパンの社長だか、会長が「無添加でいいもの作れるはずないだろ!」と言っていたとかいう話を思い出した。ま、確かにタイのクソ田舎だと街中まで出て行けるのが週に一回しかない、なんて環境もざらにあるのですぐ腐ってしまう食品は確かに不便すぎて使えない、という感覚も非常によくわかる。週に1回の買い出しでコーラとかお菓子とかパンとか1ダース単位で買っていく家族を見ることがよくある。)、まあいいんだけど、実際に無添加で自分でパン焼いてみたらおいしいと思えるのかどうか試してみたくなった。

とりあえずネットで調べるとこんなレシピサイトが。パン焼きって手間かかって難しそうなのでできるだけ簡単そうなレシピから開始。ネットで調べてみるとこんなサイトが。。。

大変!!この料理簡単すぎかも… ☆★ 3STEP COOKING ★☆ 捏ねない成形しない!ボウルひとつで、ぐるぐるまぜまぜパン

多分、このサイト、日本でも有名なんよね?うちの妹なんかも名前を知っていた。これで捏ねないパンということでオーブンのない自宅でオーブントースターでもって焼いてみたパンがこちら。

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意外とそれなりの見た目になっている。食べてみると、Bread Flour、塩、砂糖、イースト、水だけで作ってるハードブレッドなんで皮はごつめ、中もちょっとどっしり系だったが、十分パンとして食える代物。意外と簡単じゃないか。

さらに二回目は他のレシピを見ながら一次発酵、二次発酵を経たパンを作成、それがこの記事のトップの写真。Bread Flour75%+Whole Wheat Flour25%です。やっぱりちょっと重めのパンだったが、1回めよりもさらにパンの気泡がきめ細かく、実にパンらしい、そしてWhole Wheatらしい穀物系の香ばしい香りのするパンが出来た。悪くないねえ。食パン作って毎朝それで食事ってのも慣れてきて手順をルーチン化させれば無理な話でもないような気がする。

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↑ ボトムも結構綺麗な焼き色だった。

スーパー行けばバンコクの場合、白人が多いからかちゃんとBread Flour、Whole Wheat Flour、Rye Bread Flourは売ってるし、そんなに高くない。手間を軽減するならホームベーカリー(英語ではBread makerとかBread machineなどと言うらしい)を買ってしまえば材料だけ揃えればあとは他のことをしながらでもパンが食える。さあ、どうしようかと現在考え中。

しかし、パンもWikiなどを読んでると結構面白い。パンも最初は小麦食をメインにしてた人たちが小麦をおかゆみたいにして(Oatmealみたいなもん)食っていたものだけど、それが2,3日ほったらかしにされて腐敗せず、発酵、熟成されて、「これ、まだ食えるんちゃう?」みたいな話から、熱を入れてそれを焼き固めて多分携帯できるようにしたのが最初だろう。それが結構食べる側も便利なもんだから、中東やヨーロッパではメインの主食として職人がいろんなバリエーションのパンを作っていってそれぞれ差別化していったんだろう。

そう考えると、アジア人の米食圏の人間のパンに当たるものってのは何かあるんだろうかとか、いろいろと考えることがあって面白い。あとは日本人の書いたパンのレシピではなく、youtubeなんかで英語で検索を掛けて白人が語っているパンのレシピを見たりするのがなかなかおもしろいですわ。Sourdough Breadってのがタイのパン屋でもよく見るんだが初めて天然酵母パンって事だということがわかった。穀物の表皮や空気中の乳酸菌、酵母を取り入れて培養させて行くパン種を使うみたいですな。その土地の気候にあったパン種が出来上がるらしく、味も異なるらしい。ちょっとBangkok Sourdough Breadでも作ってみるかなと思ってみたり。うん、楽しい。