ドリアンの高級種、ทุเรียน ก้านยาว トゥリアンガンヤーォ 2013年07月08日

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タイのドリアンの高級種、ガンヤーォという名前のドリアンを食べてみました。彼女に聞くとガンヤーォというのは「茎が長い」という意味で上記の写真のように実から木までの茎が長いのが特徴のようです。実際にお店の店頭でも写真のように茎を長く残した状態でカットしてきて置いてあります。今まで「ウマウマ」言いながら食ってたのは品種改良された一般種、値段もそこそこでおいしいと言われてるモントーン種。これの場合は下の写真のようになります。

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確かに茎は短い。モントーンは「黄金の枕」という意味で、実(可食部)の状態が枕の形状で黄色く、おいしさを表すべく黄金、と呼んでいるのでしょう。

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↑ 黄金の枕。。。

んで、肝心のガンヤーォのほうですが、実の写真は特に取ってません。別にモントーンと見た目何も変わらないです。ただ、ガンヤーォのほうが殻も含めてモントーンよりも若干小ぶりで、モントーンが大人の頭の大きさぐらいあるのに大して、ガンヤーォは小学生ぐらいの頭かな?と思うぐらいのサイズです。ただし殻は薄めで小さいながらもそれなりに可食部が付いている感じ。

買った個体がかなり熟れてる奴だったので、買ったその日に食ってみたが正直感想は「??」モントーンは甘さと若干のアルコール臭を伴う素晴らしい香り、さらには適度なこってり感がとてもバランスよくて齧り付いた時に至福の瞬間だったが、ガンヤーォはかなーりこってりしてて、可食部の果肉がちょっと粉っぽい感じがする。そしてどこかのサイトでも書かれていたようにあくまでモントーンと比べると確かにうっすらと苦味のようなものがあるような気がする。甘さはだいぶ控えめだったな。。。

普通にモントーンのほうがうまいなあ。。。

って思ってしまった。時にはモントーンの倍ぐらいの単価になるガンヤーォだけど高いくせにそれほど満足感がない。これタイ人の感覚的にはどうなんだろう??今は品種改良種のモントーンがあるからガンヤーォが高級種と言っていたのは過去の話だよね、ということならわかるんだけど、そうじゃないなら、日本人の味覚ではなくタイ人の味覚にならないとガンヤーォのおいしさは感じることができないんだろうか?ちょっとまた何回かガンヤーォを食ってみて、まず一般的にガンヤーォというのはこんな味なのかを見てみて、さらにはうちの会社のタイ人スタッフにも聞いてみよう。日本人的にはモントーンのほうがおいしく感じるけど、タイ人はガンヤーォのほうがおいしく感じるの?ってな感じ。なんかマレーシアのドリアン関連のサイトとか見てると、マレーシアは結構な数の品種があって、その中でもこってり度の判別やあまり甘くないものもあったりで、ちょっと慣れた人はあまりあまくないものも好んで食べるということが書いてあったから、そっちのほうをおいしいと感じるセンスもあるのかもしれない。

ちょっとモントーンもつまみつつ、ガンヤーォがそれほどおいしいと感じることがないのに高級種として売られ続けている理由を探すべく、またまたトライしたいと思います。

↑ 日本に来月帰ったら、日本で売ってるドリアンを市場調査してみまっせ。