長粒米と短粒米 2013年02月01日

Thai Jasmine Rice
“Thai Jasmine Rice” pic by “Emily Barney”
↑ おなじみタイ米

友人が沖縄の古酒の写真をfacebookにあげていたが、それで思い出したが沖縄の泡盛の仕込みの際の米は日本よりも緯度が南に位置する国で取れるタイ米のような長粒米で仕込んでいると昔何かの記事で読んだことがある。Wikipediaで調べてみるとまさにタイ産のインディカ米で仕込まれることが多いと書いてある。泡盛の味はタイ米と黒麹なんですな。

ひとつ米に関して。タイと言えばタイ米、タイ米と言えば長粒米であります。日本の米とくらべて粒がながく、炊いた状態もパラっとしている。しかし香りは芳醇で日本のものとはちょっとクセが違うけど日本米でも固く炊いた米が大好きだった僕はタイ米が大好きでたまらない。日本米は基本的に食わなくても何も不満がない。日本式のカレーで米がタイ米でも別段文句もない。

んで、タイ米以外にもアジアの米という点では超長粒米としてインドのバスマティライスなどもある。この米はタイ米よりもさらに長い米でパラパラ度もさらに強いように思うし、タイ米ともまた異なる香りがする。その地のものはその地のものと合うように出来ていてインド料理のカレーと実によくあってうまいんであります。ま、昔からその土地にあったものだから、試行錯誤が繰り返されて旨い組み合わせだけが生き残ってきたはずだから当たり前なのだが。

Indian Basmati Rice
“Indian Basmati Rice” pic by “Emily Barney”
↑ インドのはタイ米よりもさらに長い

以前、ペルシア料理というものを高円寺のレストランで食ったことがあるが、その時に食った米がびっくりするほど長かった。パスタか?と思うほど。長さが2cmほどあったぞ。あの長い米をもう一度食ってみたい。単純に米と言っても世界にはいろんな米がある。

Korean Sushi rice
“Korean Sushi rice” pic by “Emily Barney”
↑ 短粒米。ん?Korean寿司ライス?

そういえば2006年にアジアを旅行した際に日本から韓国、中国、香港、ベトナムというようにアジアを南下したがどこで米が短粒米から長粒米に切り替わるのかはわからずじまいだった。というのも時間の関係で中国の青島から広州まで一気に2000kmちかくを電車で移動してしまったからだ。韓国、青島では短粒米だったが、広州に来たらもう食う店食う店長粒米になっていた。なのでどのラインで短粒米から長粒米に切り替わるのかその線がわからない。そういう意味では中国を時間かけてもう一回旅行してみたい。中国からベトナムとか国をまたぐと行政、法律、民族が変わるので食事の材料が大きく変わることは当たり前だが、中国の場合国土が広いので(とは言っても複合民族国家だから区をまたいでガラっと変わってしまうということもありそうだけど)北から南、西から東などでゆっくり移動していって気候や人と共に米や食事がどのように変化していくのかを見ていくのはとてもやってみたいことであります。