Android上のテキスト編集環境 2013年01月10日

#IndySMB

スマートフォンをGalaxy Nexusに変更してからちょっとした不満があった。日頃のメモを取るテキストファイルの編集環境。iPhoneを使ってた時からPCでメモした内容も電話でメモした内容もすべてすぐに同期できていつもいつでも同じメモを確認できるようにしておいた。

ところがGalaxy Nexusに切り替えて、テキストエディタには定番のJota+、それにDropbox、んでJota+のDropboxプラグインをインストールしてJota+から直接Dropboxのテキストを溜め込んだフォルダにアクセスしてメモを開いたり新規で取ったメモをそこに保存したりしようと思った。

ところがこのJota+のDropboxプラグインが開く/保存の際にわざわざDropboxのクラウド上のデータにアクセスするもんだから、お目当てのファイルが開くまでに2,3秒かかったり通信状態が悪い時には更新した内容が何回保存かけても失敗したりとちょっと不便な状態だった。Dropboxのいいところってのはアプリが直接クラウド上のデータにアクセスするのではなくて、アプリはローカルのデータを更新してその後、Dropboxがその更新されたデータをクラウド上と同期してくれることでアプリの動作の速さや安定性が実現されていたのに、AndroidのDropboxは直接電話の内部に同期されたフォルダを作らず、Dropboxのアプリからファイルにアクセスする仕様だったので実にもったいなく、あまり使える仕様ではなかった。さらにJota+にはGrepに相当する特定のフォルダ内のテキストファイル(の内容を)を串刺しで検索してくれる機能がなかったので、「あの内容、どのファイルに書いてあったかな?」という時にはファイルをひとつひとつ開いて行かないと確認ができない状態でした。既にDropboxのメモフォルダのテキストファイルの数は550近い数に登っていたため、これはほぼ不可能。でも実際には再度開く必要のあるテキストファイルってのは多分70-80%最近開いたファイルでJota+のファイルメニューに”History”があって少なくとも直近10回分ぐらいの最近開いたファイルがリストされていたのでこれでだいぶ助かった。ただ、やっぱり「このメニューのカロリー何カロリーだったかなー。確か11月のどれかのメモに書いてたはずだけど」という時に電話上で探すのはほぼ無理だった。

と思って半分諦めかけてたら、ちゃんとDropsyncというDropboxの特定のフォルダとローカルディスク上のフォルダを同期してくれる”本来の”Dropboxの動作を実現してくれるアプリ”がちゃんとあるじゃないですか。そもそもテキストファイルなので1000ファイルや2000ファイル溜め込んだって大したサイズにならず、今のスマートフォンのスペックを以ってすればローカルにコピーを持っても屁の河童状態なんでこちらを利用するほうが吉ですな。そしてaGrepというAndroid向けGUI版のGrepもダウンロードしてフォルダ内テキストファイルの検索もあっという間に完了できる環境に。メモを取らなければ、って時にもファイルを開くのもほぼ一瞬。これでほとんどストレスがなくなった。

後の懸念点は、ホントに今のAndroidの最大の残念な点だが、入力言語の切り替え操作。入力してる画面から、

画面上からスワイプダウンして通知画面を表示させる
入力言語の切り替えを選択
リストされている言語を選択
入力

というステップになるが、このスワイプダウンが割と大ぶりな操作になるので入力中にとても面倒なんであります。以前のAndroid3.x代までは入力フォームを長押しし続けると入力言語の選択画面が表示されて言語を選ぶという割とシンプルで切り替えの早い操作だったんだが、Android4.xから上記のような操作に。これがめんどくさくてたまらない。例えば日本語のIMEだと日本語入力と英語の切り替えってのは日本語IME自体がサポートしてて切り替えはとても簡単にできるようになっている。タイ語の場合もタイ語と英語は簡単に切り替えられる。だが、日本語とタイ語の切り替えが非常にめんどくさいんである。確かにここを多用するユーザってのはあまり多くないのかもしれないけどなんとかならんのかね。

とここまで書いていてふと思った。会社の日本語をバリバリしゃべる&書けるタイ人のスタッフにも聞いてみようっと。みんなどうやってるのかな?

そもそも、僕のスマートフォンの買い替えのタイミングってのは新世代のモデルが出て、新世代のOSやアプリが出てリソース不足が起こり、日本語の入力がもたつくなるようになると、もう我慢できず不満爆発。大体の場合2ヶ月以内に買い替え発生ってのがお決まりのパターン。だからテキスト入力のパフォーマンスはとても大事。自分の行動のログなどをきっちりとメモしていく上でも快適な環境を揃えないと絶対途中でめんどくさくなって諦めてしまうんであります。

iPhone3Gの時もiPhone4の時もそうでしたが、日本語入力はもたついても英語入力やタイ語入力がもたつくなんてことはほとんどなかったような気がします。これは多分、日本語に特有なひらがな>漢字への変換にCPUリソースを必要とするのではないかという推測。そういうことを考えるとタイ語とか英語のような変換のないシンプルな言語ってイイね。言語入力という根幹の部分で他の言語よりリソース消費をしてしまう言語ってのはコンピュータに対しては非効率なような気がちょっとします。。。